プロローグ
寒中お見舞い申し上げます!皆様、こんにちは!
ども、わんぱぱです。
先日ちょっと腹立たしいことがありましてね、皆様ちょっと聞いてもらえますか!
ハピドグライフを楽しむ以前に、犬を迎え入れる前って凄く大事なんですよね。
友人の友人が急に、「犬が欲しい!可愛いし、癒される~♪よし飼おう♪」みたいに安易に思いつかれたらしいんですよ。
でね、友人は、「もう少し考えてからにしたら」と戒めたそうなんですが、その方はとっととペットショップに行って飼育セット1式揃えてパピーを迎え入れたそうなんです。
で、パピーを目の前に「うーん、どうすんだっけ?」とネットを見たりしつけ本を読んだり。
それ自体をどうのこうの言うつもりは更々ありません。
むしろ犬と暮らす事はとても良いことだと思うんですよ。
犬を家に迎えたその瞬間から飼い主さんと愛犬の格闘があり、葛藤があり一緒に成長していく!そして絆や愛犬との歴史が刻まれるんですよ。
それがですよ?パピーを迎えてものの1週間経たないのに「やっぱ無理だよ」って、「誰か貰ってくれねぇ?」て、友人に連絡があったそうなんです。
そして僕に連絡が来た訳です。「はぁ」ですよね!
まぁ、そんな飼い主さんと暮らさない方がこの子のためだと思って里親さんを探しましたけど。
「なんだかなぁ…」なんか切なさと怒りを覚えました。
僕は僕を頼りにしてくれる方以外には余計な口出しはしない方針なのですが、犬が幸せになれるならどんなきっかけでもいいと思います。
ただですね、一言だけ言いたい事があるとすれば『犬を舐めないでください!』ということですかね。
僕も飼育前相談なんかもされることが多いのですが、僕に相談された方はある意味気の毒だと思います。
確かに犬は幸福をもたらしてくれる最高のパートナーです。
そして何者にも変え難い存在です。
意を決して夢と希望を胸に犬と暮らす決断されたのに、水を指す様な現実的な事しか言わないので本当に申し訳ないですが、でもね、嘘は言えないんです。
みんな尊い「生命」なんですよ。
そりゃお金はかかるし、時間は取られるし、体力はいるわ、ひたすら根気と我慢が必要で、家族が増えるわけですからねぇ。
あ!なんか愚痴で始まってすみません!さぁ!気を取り直して参りましょう。
さて、前回の続編となりますパピー編です♪よろしくお付き合い下さい。
Lesson8 パピーの咬みつきって
パピーの咬みつき 基本編
俗にいう「甘噛み」と言われますが、先ず最初にあなたにご理解頂きたいこと。パピーが咬むのは当然で、絶対に必要なことなのです。
そりゃ咬まれりゃ痛いですけどね。
でも愛犬が成犬になったとき、優しく咬むことができるようになるためには、パピーのうちに遊びでケンカをしたり咬んだりすること、飼い主さんの適切なトレーニングが必要不可欠です!
パピーにとって大切な咬みつき遊び
パピー同士が遊んでいるとき、咬んでも大きなケガになることはありませんが、それでもかなり痛いので、咬まれた方はキャン!と鳴いて遊ぶのをやめてしまいます。
咬んだ方は、遊べなくなるのは嫌なので、徐々に咬む力を抑えるようになります。
そして、歯とあごが発達し終わる6ヶ月齢位までに、自分の咬む力を把握し、加減して咬むことを覚えます。
このような咬みつき遊びを十分に経験したパピーは、通常成犬になっても、強く咬みつくことはありません。
逆にパピーの頃に、めったに他の犬と遊んだり暴れたりしない、また飼い主さんをほとんど咬んだことのない犬は、一見安全な犬のように見えますが、実は、「咬んだら相手は痛いのだ」ということを学ぶ機会に恵まれなかったため、将来突発的な事故が起きたときに、相手に大ケガを負わせる危険性があるんですよ。
これらの危険を予防するために、パピー同士を遊ばせる機会のあるパピー教室などへ積極的に参加しましょう。
人と共に暮らす上で最も重要なこと
犬が人と共に幸せに暮らすために学ばなくてはならない最も重要なことは、「人を咬んではいけない」ということですよね。
これは、犬や飼い主さんとの遊びの中で咬むチャンスを作ってやり、繰り返し練習しなければ身につけることができません。
人を咬んではいけないことを教えるために、初めから咬む行動を一切禁止してしまうと、一時的には安心できても、将来的にはとても危険だと言えるんです。
なぜなら、咬む行動全てを抑えられてしまうため、犬はどれだけの強さで咬んだら人の肌が傷つくのかを学べないまま成長してしまうことになるからです。
すると、成犬になってから怖い目にあい、とっさに防御本能が働き攻撃的になってしまったときなどに、力の抑制ができず、相手に深刻なケガを負わせることになりかねません。
飼い主さんやパピー同士の遊びの中で、愛犬は咬む強さを覚えていきます。
咬みつきを抑制させるためには...
1先ず、噛む力加減することを教える。
2その次に勝手に噛みつかない事を教える。
噛む力を加減する その1 痛いほど強く咬まない
強く咬まれると痛いということを教えるために、パピーの口をつかんだり、叩いたりして叱る必要はありません。
パピーが強く咬んだら、「痛いっ!!」などと言って、びっくりさせます。
その瞬間、パピーが咬むのを止めたら、褒めてオスワリをさせ、できたらごほうびをあたえてまた遊び始めましょう。
もし、「痛いっ!!」と言っても咬むのを止めなかったら、遊びを即座に止めたり、パピーを置いて部屋を出ていってしまいます。
これでパピーは遊び相手を失ったことになります。
30秒ほどしたらパピーの元に戻って、オイデ・オスワリ・フセなどのコマンド練習をして落ちつかせ、また遊びを再開します。
パピーにリードをつけて何かに固定して、咬まれたらワンコから離れるようにしてもよいでしょう。
咬む力を加減する その2 全く力を入れない
パピーが「痛いっ!!」という言葉の意味を理解するようになってきたら、今度はパピーが咬んだときに痛くなくても痛いふりをします。
ちょっとでも力を入れたら、オーバーリアクションで声をあげます。
そうすると、パピーはすぐに、「人間ってめちゃくちゃ敏感なんだ、もっとやさしく咬まなきゃ」と考えてくれます。
やがて咬む力は徐々に弱くなります。
同様に、パピーに衣服やスリッパなどもくわえさせてはいけません。
手を咬まれたときと同様に、それらを噛んだら「痛いっ!!」と言って、かまうのをやめるようにしましょう。
放っておくと衣服などを噛む行動がエスカレートし、いずれ肌すれすれのところまで歯を当てるようになります。
「ダメ!」または「ヤメテ!」
パピーが人の肌に歯をあてるとき、完全に力を抑制することができるようになったら、次は好き勝手に咬まないことを教えます。
フードを持っている手をパピーに差し出し匂いを嗅がせます。
そして、「ダメ(ヤメテ)」と言って、パピーが手から顔をそむけた瞬間に「そう!いい子だね」と褒めてごほうびをあたえます。
繰り返しこの練習をして、「ダメ(ヤメテ)」と言われたら、手から顔を離すとごほうびがもらえることをパピーに学習させます。
パピーが「ダメ(ヤメテ)」をできるようになったら、ひっぱりっこなどの遊びを取り入れ、咬みつきをコントロールするための練習をしっかり行いましょう。
これらのトレーニングを行う場合、凛と堂々とした振る舞いで、柔和な雰囲気で行う事がポイントです!
決して感情的になってはいけませんよ。
では、今日はこの辺で♪
お付き合いありがとうございました。
次回は「興奮を抑えるトレーニング基本編」をお話しさせて頂きます。
わんぱぱに質問です!
匿名希望 女性
わんパパさんの言う、『犬とのプロレスごっこ』とは どんな風にするのですか?
うちも10ヶ月の豆柴の男の子とプロレスごっこをしますが、腕などがアザだらけになります。
必ず仰向け抱っこなどして、最後は私が勝つようにして辞めるようにしてますが、これであってるのかわかりません。
わんぱぱアドバイス
なるほど♪匿名さん、ありがとうございます。
頑張っておられますね!それで良いと思います。
柴犬君となら結構激しいでしょうね♪
歯は当たるし、力は強いしアザになると思います。でもその激しさが柴犬君の特性です。
プロレスごっこが大好きですから、お時間の許す限りとことん付き合ってあげて下さい。
かかって来てもはね返す、咬んできても動じない「私には勝てないよ♪」と涼しい顔ではね返す。
正直痛いですけどね。大きな声は出さない方がいいです。
そしておっしゃる通り勝って終わる。犬の本質として遊びの中で信頼関係や上下関係を覚えるので、頑張って下さい!
匿名 さん
チワワ達は大人しく穏やかな子たちです。ミックスは4カ月で元気いっぱいです。
なかなか仲良くなれず、5才の子は背中尻尾まで逆立てて唸ります…が噛みつきはしません。
仔犬が落ち着いて来れば仲良くなるでしょうか?
わんぱぱさんのように、『新顔だよ~~よろしくね~』と犬達に任せてみたのですが、なかなかうまく行きません。
わんぱぱアドバイス
なるほど!匿名さんありがとうございます♪ たくさんの愛犬達と楽しそうですね♪
パピーは相手が誰であれ、お構いなく遊びたいアピールしますよね。
チワワは神経質な部分があり「側に来ないで!」と威嚇はしますが、それ以上のことはしません。
パピーちゃんも探り探りなので、群れのリーダーとしては様子を見守るぐらいの余裕が望ましいですね。
飼い主さんがソワソワしたり不安なエネルギーを出せば、先住犬達がナイーブになってしまいますから。
気になるでしょうが、飼い主さん自体もあっけらかんと振る舞うトレーニングをお薦めします♪
正直僕もそういう場面は何が起こるかわからないので、内心はドキドキしますが、それを表に出さない様になりました。頑張ってみて下さい♪
今日はこの辺で♪
お悩み改善のヒントになれば幸いです。ありがとうございました!
本当に多数のご質問を頂き感謝致します。
まだ掲載されていない皆様には大変ご迷惑をお掛けし申し訳ございません。
順次回答させて頂きますのでご理解の程、お願い致します!
今週のチョコっとアドバイス♪
しつけとは
ドッグトレーニング(しつけ)とは犬側の思考回路(本能本質)にアプローチします。
人間の目線、思考回路ではなかなか理解、認識してくれません。
愛犬家の皆さん!一般論に惑わされず犬の本質を知って犬になったつもりでやってみて下さい笑)
体調管理
愛犬の健康管理は100%飼い主さんの責任です。
食欲はありますか?食べさせ過ぎていませんか?栄養は行き届いてますか?太ってませんか?痩せてませんか?大便の回数は?硬さは?尿の回数は?色は?水はしっかり飲んでますか?元気はありますか?遊びたがってますか?
いつもと変わりありませんか?
ちゃんと観察して上げて下さいね♪
パピーの社会化
パピーの時はいろんな人と、いろんな犬と、いろんな風景と、いろんな環境等に接する事で自信も持った精神的に安定した成犬になります。
可愛い子には旅をさせろですよ~!
犬と接する
犬と接する時、心配や神経質、高ぶる感情やヒステリックな感情を出すのは、それに気付いた愛犬は情緒不安定になりますので止めましょう♪
そんな時は深呼吸をして、自分をコントロールして下さい!
人間と違って犬は至ってシンプルな思考です。凛とし堂々とした振る舞いで柔和な雰囲気を大切に♪
エピローグ
今日も最後までお付き合い頂きありがとうございました。
冒頭でお話しましたが、殺処分ゼロや犬の地位向上を願い、「飼い主さんの意識改革」に取り組もうとこの業界に飛び込みましたが、もっともっと頑張らないとダメですね。
まだまだ身近にもこんな事がいっぱいありますし、もしかすると、『何をやっているんだ』と笑われるかも知れません。
絵空事と言われるかも知れませんが、今後、全国で同じような志しを持つ愛犬家の方達ともっと連携を深めて、大きな「輪」になるような形を作り、犬や愛犬家のための活動していきたと壮大な夢を思い描いています!
その時は皆様、ご協力ご尽力賜ります様お願い致します!
(今回のコラム掲載写真はハッピードッグライフクラブのメンバーの皆様からのご好意により、ご自慢の愛犬の写真を提供して頂きました♪ 今後もよろしくお願いします♪ メンバーの皆様、本当にありがとうございました!)
では今日はこの辺で♪ありがとうございました!
引き続き皆様のご支援、ご指導よろしくお願い致します!
皆様!ハピドグライフを楽しみましょうね♪
ユーザーのコメント
20代 女性 シッポ
犬を捨てたりペットショップに返す人、許せません。飼う前に考える事とわんぱぱさんやその他の方のしつけ方法を参考にして欲しいと思います。その子にあったしつけがきっとあるから、幾つか方法を試して欲しいです。
30代 女性 ちこママ