犬が遊びに興味がないのは遊び方を知らないだけ?
愛犬がおもちゃを無視すると、心配になりますよね。まずは体調不良やストレスが原因になっていないかを、考えてみましょう。特に健康状態に問題がなければ、遊び方を知らないだけかもしれません。
おもちゃを提供してから、犬がどんな反応をするのかをじっくり観察し、一瞬でも興味を示すのかどうかを確認しましょう。
一瞬でも興味を持つ様子があれば、その瞬間を見逃してはいけません。いかにそのおもちゃが魅力的なものなのかを、飼い主さんがプレゼンするチャンスです!
飼い主さん自身がまず楽しそうにおもちゃで遊び、その様子を犬に見せてあげてください。犬はこどものように、相手が楽しそうに遊んでいる物を見ると、自分も欲しくなったりやりたくなったりするなど、興味が強くなることがあります。
最初は「何してるんだろう?」といった目で見てるだけかもしれませんし、それが数日続くかもしれません。
しかし、飼い主さん自身がいかにそのもちゃが魅力的なのかを示していると、「仲間に入れて!遊びたい!」となってくれる可能性は高まります。
犬の好みに合ったおもちゃを探して、たくさん用意しよう
おもちゃに興味がないと、「何が気に入らないんだろう」と悩みますが、その悩みは非常に大切なことなんです。
なぜそのおもちゃで遊ばないのか?それを考えることができなければ、「うちの子はおもちゃに興味がないんだな」で終わってしまいかねません。
しかし、実はおもちゃに興味がないわけではなく、サイズや素材がその子に合っていない可能性があります。
また、遊び方も大事です。 同じおもちゃでも、投げるより転がしたり、隠して探させたりすると反応が変わることがありますよ。
さらに、おもちゃの材質や口にくわえたときの感触なども、興味を強く持つための大切な材料になります。
何度も試して「これだ!」という糸口が見つかるまで、根気よく付き合ってあげてくださいね。
犬のおもちゃはたくさん用意して選び放題にしよう
犬のおもちゃを選ぶとき、失敗したくないという心理が働いて、いろいろ買うよりも少数精鋭で挑もうとする飼い主さんは少なくありません。
確かに遊ばなかったら無駄になってしまうという気持ちは出てしまいますし、お金ももったいないと思ってしまいますよね。
しかし、視点を変えて考えてみてほしいのです。何がその子にとってヒットするおもちゃなのか?何があまり好みではないのか?などは、投資しなければわからないことです。
そこにかける費用はそれを見極めるために必要な経費。病院で例えるなら、検査をして、異常の有無を確かめるための費用と同じようなものです。
その子にとって何が魅力的なおもちゃかを知るためにも、たくさんの種類のおもちゃを用意して、「これ楽しい!遊びたい!」と思えるきっかけをプレゼントしましょう。
たくさんのおもちゃを用意して遊び放題にしておくと、気付きになるだけではなく、犬が暇なときに遊び道具がそこにあるので、人間にとっての困った行動の予防にもなりますよ。
まとめ
おもちゃを手に持っても愛犬の反応がないと、「うちの子は興味ないのかな…」と悲しくなりますよね。
しかし、単純に遊び方を知らないだけ、そのおもちゃの魅力に気づいてないだけ、好みのおもちゃではないだけ、という可能性は大きくあります。
それを見極めるためにも、たくさんのおもちゃを用意して、いつでも愛犬がおもちゃにアクセスできるようにしておきましょう。
飼い主さんは愛犬に魅力を伝えるために、精一杯おもちゃで遊ぶ様子を見せてあげてくださいね。