犬と飼い主双方の安全性に関するリスク

フレキシブルリードは、犬が自由に移動できる範囲を広げるため便利に感じますが、実際には安全性に関して大きなリスクを伴います。
まず、リードのコードが非常に長く、ロック機能でしか調整ができないため、犬が突然走り出したり、急に方向を変えた際にうまく対応ができません。
特に、交通量の多い場所や他の犬と接触する可能性がある場所では、予期しない状況に対応するのが難しく、事故が起こるリスクが高まります。
これがフレキシブルリードではなく、ロングリードであれば、たぐったり緩めたりを人の手でうまく調整ができるので、状況に合わせたコントロールが可能です。
犬のお散歩トレーニングに不向き

フレキシブルリードは、犬の散歩の時間を活用したトレーニングにも不向きです。
例えば、フレキシブルリードでも犬がリードの長さを活かして自由に歩き回ることはできますが、緩めたりたぐったりの操作ができないため、適切なお散歩トレーニングができません。
お散歩中にはさまざまな出来事が待ち受けていますが、合図とともに方向を変えたり止まったりなど、さまざまな対応が必要になります。
しかし、フレキシブルリードではそれらの対応のためのリードの操作ができないだけでなく、万が一ロックが故障してしまうと、リードが最大限伸びるため、トラブルが起きる可能性が高まってしまうのです。
他の犬や人との接触時に問題が生じる

フレキシブルリードの長さが原因で、他の犬や人と接触する際に問題が生じやすくなります。
犬同士の距離が近すぎて争いが起きることや、リードが絡まることで事故が発生するリスクが増加します。
これらの事故は、ロングリードであっても不適切な使い方をしていれば起こり得ますが、フレキシブルリードの場合は、ロックをかけるか外すかの二択しかなく、繊細なコントロールができません。
一方でロングリードであれば、状況にあわせて細やかなコントロールができるため、それだけでも事故の確率を下げることができます。
フレキシブルリードの特徴から意図しない衝撃を与えてしまう

フレキシブルリードは、ロックをかけたり外したりすることで、リードの伸縮を実現します。その際に、リードを通じて、犬とつながっている部分に大なり小なり衝撃が伝わります。
慣れてしまっている子であれば、一見気にしていないように見えるため、それが問題に感じない飼い主さんも少なくないかもしれません。
しかし、慣れればいいということではなく、慣れていても慣れていなくても、それが不快な刺激であることは同じであり、QOLの低下を引き起こします。
また、万が一リードが手から離れてしまったとき、フレキシブルリードの持ち手の部分の作りによって、大きな音が響き渡ります。
この音に驚いてしまい、犬がその音の恐怖から逃げるために走る、しかし追ってくる音…さらに全力で逃げる…という流れが出来上がるのです。
これにより本来なら「おいで」で戻ってくることができていた子も、恐怖から逃げるために逃げてしまうというケースも少なくありません。
また、「おいで」が未熟な子であっても、途中で止まってくれれば捕まえられたはずが、逃げるためにその可能性が潰れてしまうのです。
まとめ

フレキシブルリードは、犬の自由を増やし、飼い主にとって便利なアイテムに見えるかもしれません。
しかし、安全性におけるリスクが高く、他の犬や人との接触の問題など、実際にはデメリットが多いことがわかります。
犬との信頼関係を築き、安全で楽しい散歩のためにも、フレキシブルリードの使用には注意しましょう。



