子犬を迎えたら室内探索の時間を設けてあげよう
子犬を迎えたら室内探索の時間を設けてあげてほしいと思います。
ただ、「家に来たばかりのときは、1週間くらいケージで安静にさせてあげてください」といったアドバイスもありますよね。しかし、これではいつまでも新しい環境に対して、どんな場所なのかを把握できず、不安を減らすことができません。
今自分の置かれている環境は安全なんだと思ってもらうためにも、自由に探索できる時間を設けてあげるようにしましょう。その際はフリーにできるスペースを確保して、口に入れられたら困るものや危険なものは事前に片付けておくことを忘れないでくださいね。
ただし、おもちゃは自由に取り出して遊べるよう、さまざまな種類のおもちゃをたくさん用意してあげましょう。
子犬はいろんなものに興味を持ち、口に入れて噛みたい時期でもあるので、その欲求をしっかり満たせるように準備することも非常に重要です。
フリースペースではトイレシートを敷き詰めておこう
フリーにできるスペースを確保するには、動いても良いスペースを柵で囲む方法や、一部屋をまるまる自由にするという方法もあります。
いずれにしても安全管理のもとで行うことが大切ですが、もうひとつ忘れてはいけないのがトイレの場所です。
子犬はまだトイレを覚えていない時期なので、自分で決められたトイレの場所へ行くことはできません。しかし、トイレの時間やタイミングを把握してトイレに誘導するのも、なかなか骨が折れる作業です。
そこでおすすめなのは、フリースペース全てにトイレシートを敷き詰めて、失敗できない環境にすること。学習を効率よくしてもらいたいなら、成功しかできないような環境にしてしまい、できたらすぐにご褒美を提供すればOKです。
特にトイレはどのタイミングでするのかをだいたい把握していたとしても、そのときに誘導できる手がなければ失敗させてしまいます。
であれば、誘導する必要のない環境として、トイレシートを敷き詰めてしまえば、失敗しようがありません。
「トイレシートでトイレをするとご褒美がもらえる」ことを繰り返せば、トイレシートでトイレをすると良いことがあると覚えてくれるので、徐々にトイレスペースを狭めていけばトイレトレーニングも完成です。
ケージは休める場所として十分な環境整備をしよう
フリーで探索できる時間とスペースは大切ですが、もちろんしっかり休める場所も必要なので、ケージの用意も忘れないようにしましょう。
ケージは広いスペースにクレートも一緒に設置できるといいですが、大切なのは子犬が心地よいと思える空間を作ることです。
ふわふわのクッションやタオルを使えば気持ちよく寝れるかもしれませんし、ベッドやちょっとした洞窟のような場所があると、そのときの気分で場所を選択できていいと思います。
どうしたら子犬が心地よく休んでくれるかを試行錯誤して、安心して休める場所を作ってあげてくださいね。
悪さをしたからと罰するための場所として使用しないようにだけ、決して忘れないようにしてください。
まとめ
子犬を迎えたら最初にすべきことは、意外に思われるかも知れませんが、室内の探索です。
もちろん安全確保と目の届く範囲であることが大前提ですが、ケージの中にずっと入っててもらうというのは、見知らぬ場所で安心してもらうには不十分です。
心身の健康を守るためにも、今いる場所は安全な場所だよ、安心していいんだよ、というのをしっかり伝えてあげるようにしましょう。