プロローグ
皆様こんにちは!わんぱぱです!
わんぱぱのドッグレッスン♪Lesson2でございます。
今回から真面目に?進めさせて頂きます♪
と言っても皆様が気軽にご覧頂けるように、できるだけ分かりやすくお話しできたらなと心掛けて参りますのでお付き合い下さい。
僕も経験あるんですが専門用語がバンバン出てくると片手に辞書を持って「ん?これどういう意味?」ってなって調べてたらなかなか前に進みませんもんね。
では早速、始めましょう♪
Lesson2
全て犬の正常な行動なのです!
『犬が咬むこと、吠えること、乱暴に振る舞う、動くものに反応し追いかける、届く範囲の物をことごとく口にする、挨拶をしようとした時飛び上がったり前足で引っ掻く、争いを避けるため威嚇する、初対面の犬に近づこうとする、オモチャを咬んで離さない、リードを引っ張る、床に排泄する、警戒心や恐怖心から自ら身を守ろうとする』等々の行動は、全て犬にとっては普通の当り前の自然なものばかり、つまり正常な行動なんですね。
それなのに我々人間は、これらをことごとく「問題行動」だと決めつけています。
人社会のルールや概念は犬からすると全くのナンセンスなのです!
犬の思考や概念が人間と同じだと思うのは大きな勘違いです。
この「概念の違い」については『しつけの核心』だと考えますので、このコラム連載中に追々お話しさせて頂きます。
我々だって自分が寛ごうとしたり、ごく当たり前の行動が、怒られたり罰の対象になるは誰だって嫌ですし、どうしたら怒られたり罰を受けずに済むか必死で考えるでしょう。
またこのような怒ったり罰を与える者、楽しみを取り上げる者を果たして心から信頼できるでしょうか?
掃除機が掃除をするためにあるのと同じ様に、犬にとっては目に入るほとんどの物、家具、衣類等は皆、咬むために存在しているのです。
トイレをしているのを見て怒られるなら、怒る者が居ない時にトイレに行こうとなるのは当然の事ですよね?
犬より発達した頭脳と判断力を持った我々人間でも、当然そう考えるでしょう。
先ずは知識不足で犬の本質を知らない、または知ろうとせず勝手に自分で思い込んでいる飼い主さん、あなたに気付いて欲しい。
それは愛犬にも飼い主さんにも幸せになって欲しいからで、そのためには今の間違った意識を変えなければならないからです。
そして幸せなドッグライフを過ごされている方にも、再認識して頂きたいと思います。
何かを感じ、今一度、『問題行動と呼ばれるものは犬にとっては自然で正常な行動』だと覚えておいてください。
なぜ飼い主に訓練が必要?
我々も円滑にコミニュケーションを取る基本は、『先ず相手のことを知ること!』
つまり、相手が犬なら犬の本質を知ることでより犬を幸せにすることができるのです。
トレーニング中やカウンセリング中、ご相談中に出る質問の中で最も多いのが、しつけの方法やトレーニング(犬がどの様に学んで行くのか)に関してですが、その中でも『どの方法が一番効き目があり良いと思いますか?』ということを一番よく聞かれます。
さて実際にはどんな方法が一番良いのでしょうか?
僕が考えるのはこうです。
世界中には様々なトレーニング方法や矯正法があり、道具を使うものや力(エネルギー)を使うもの、言葉を使うものなど多種多様です。
所変われば文化が変わるように、国によっても全く違いますし、地域によっても異なることもあります。
また、流行りということも大きく影響し、テレビ番組でシリーズ化されているものなどは人気になったりもします。
しかし、『実際にその通りに試してみたけど改善されなかった!』など、効果に対して疑問視する声も非常に多くあります。
でもそれは、その犬に行われた方法がたまたま合っていなかった可能性もありますし、根本的に間違っていたのかも知れません。
そして、その間違った方法を良いと信じて続けることは、犬にとっても大変辛いことであり、実際には飼い主さんにとっても印象が悪く、辛い経験となってしまいます。
最悪の場合には、時間も労力も無駄になってしまうこと往々にしてもありますね。
また、ある犬にとっては良い方法も、違った個体に対しては正反対の効果となってしまうこともあります。
例えば、同じ刺激に対しての反応でも鋭敏化と慣化では正反対と言えます。
前者は、以前に嫌な経験をした刺激として認識され、その刺激に曝されることで、より一層嫌いになってしまいます。
その反面、後者は刺激に対しては慣れていき、問題ないものになっていきます。
もっと深い事を言えば、飼い主さんの接し方や、発するエネルギー自体も犬に大きく影響を与えてしまいます。
いくら頑張ってトレーニングをしても犬のエネルギーに負けてしまう人(パワーギャップ)、愛情を与えているつもりでも犬には伝わっていない、片想い自己満足型の人等です。
どんなトレーニング方法にも良い面と悪い面があり、その対象となる犬の性格や生活環境、気分や過去の経験などを考慮しないと判断は難しいですよ。
故にパピーの大切な時期、社会化期からの教育は白いキャンバスに色を付けていくのと同じなので比較的容易なのです。
どんな方法であっても完璧なものはなく、個体に合わせて見極めて変更・修正していかなければいけないのです。
それが別犬種、別個体で起こる場合もあれば、同じに犬自身でもその日の気分によっても全く受け取り方が変わることもあり、その都度の直感での変更も余儀なくされます。
この場合、飼い主さんも犬の本質や多くの知識を持っていなければいければならず、より早い対応をすることによって、犬の学習も格段に早くなるという訳ですね。
だからどんな知識でもより多くを蓄積し、臨機応変に様々な事態に対応できるようにすることが最良の方法と言えるのではないでしょうか。
次回は「ではなぜ愛犬にしつけが必要なのか」をお話しさせて頂きますね。
ありがとうございました。
わんぱぱに質問です!
ペンネーム:N.T
わんぱぱアドバイス
なるほど!N.Tさん♪ありがとうございます!
確かにパピーとシニアのマッチングは難しい部分がありますねぇ、ジェネレーションギャップというやつです。
10代の青年と60歳前のおじさんという感じでしょうか。
その先住犬は元々犬とは仲良くできる子でしたか?
お互いの生命力エネルギーのギャップがあるので、シニアが疎ましく思うのは正常な反応です。
お話をお聞きする限りシェルティ君は興奮癖が定着しているように感じますので、先ずそれを改善させる事が最優先でしょう。
それにプラス飼い主さんの心配エネルギーを出さないトレーニングですね。
シェルティという犬種は、活発で陽気で頭の良い事で知られています。
この活発な部分を短所が興奮癖に直結してしまうので、パピーの時から注意というか、予防をする必要があります。
無視は良くありませんね、ダメな事はダメだと教えてあげないと、犬は容認されていると思ってしまいます。
今からでも根気よく良し悪しを教えてあげて下さい。
犬の興奮は一気に上昇するので「興奮の兆し」で止める事が重要です。
興奮がピークに達してしまえば、抑えるのに飼い主さんの負担が大きくなりますから手前で止める、気を逸らすなどの策をとりましょう。
僕の経験上、飼い主さんの心理として先住犬を見ていて「嫌がってるなぁ。あー可哀想に」とか心配エネルギーを出さず「犬は犬同士で勝手にやるから♪」ぐらい楽観視した方がうまくいく事が多いです。
僕も多頭飼いの引き合せの儀式のご依頼も頂きますが、「大丈夫かなぁ。上手く馴染んで仲良くしてくれるかなぁ」と恐る恐るやるより「よし!新入りだ♪仲良くしてやってくれ!」ぐらいの感じで上手くいってます。
リーダーとしてでんと構えてシェルティ君にルールを教えていきましょうね。
ちなみにシェルティ君の体力はすごいので、発散は散歩以外にも考えて見て下さい。
ペンネーム:ロビン 女性
わんぱぱアドバイス
なるほど!ロビンさんありがとうございます。
俗にいう拾い食い癖ですね。
ニュースで犬や猫が悪質なイタズラで毒入りの物を食べて犠牲になるのを耳にすると心が痛みますが、ほんと酷いことする人もいますよね。
さて犬の本質として、パピーの頃は好奇心旺盛なので何でも咥えて確認するのが当たり前なんですね。
犬は口に入れて大きさや形、匂いで食べ物かおもちゃかなどを識別するのです。
飼い主さんの手なんかもそうなんですが、これが成犬になるとまた違った意味合いに変わるんですが、基本はそうなんですね。
犬種や何歳か分からないので何とも言えない部分もありますが、僕がご依頼を受けた事例からご説明しましょう。
こういう子に多いのが満腹感が得られず常に空腹状態や、ストレスから狩猟本能が過敏に反応してしまう場合が多いという事です。
現場では先ず、食事をしっかり取らせ満腹になってから散歩トレに行って拾い食いしそうになったらタイミングよく遮り、気を逸らしたら上を向かせてアイコンタクト、そしてオヤツを与える。
それを反復したり、室内でもリードを装着して同じことを繰り返しやったりしますね。
気を逸らすというイメージでしょうか?後は他の事に集中させる。
ここで一番重要なことを一つ。『飼い主さんが神経質にならない事!』
誤解しないで欲しいのですが、最悪の場合、大きい物は別として室内であれば小さい物、例えば輪ゴムやボタンなどは排泄で出てきますし、心配するほどでもなくあまり体調に影響は出ません。
散歩中は確かに注視する必要がありますが、犬には人間にない胃の中に分解酵素があるので、毒物はダメですが小枝や砂や石を食べても下痢する程度で治ります。
それより『神経質エネルギー』に犬が反応してしまうのを防ぐ事も忘れないで下さい。
最後に物が落ちて慌てて拾う飼い主さんの動作を、遊びと捉える子も中にはいるので付け加えさせて頂きます。
N.Tさん、ロビンさんありがとうございました!
皆様、今週もたくさんのご質問ありがとうございます。
順次掲載させて頂きますのでよろしくお願い致します!
ありがとうございました♪
今週のチョコっとアドバイス
【信頼関係簡易テスト1】
ワンコとの信頼関係を試す簡易テストです。皆さん、ご家族の方と是非、やってみて下さい。
(オヤツは使わないで下さい)
①先ずワンコをあなたの正面に呼び穏やかにオスワリさせる(直ぐ飛んで来る事、飛び付かせない事)
②5秒静止させ下アゴを持ち歯並びのチェックと指を入れて歯や舌を触る。
これだけで大体解ります(^ ^)
少し抵抗する=赤に近い黄色信号
かなり抵抗する、唸る=赤信号
すんなりOK=合格です
※①の段階でおいでが出来ない。興奮して飛び掛かる等でクリア出来ないのは要注意ですよ〜!
(あくまで簡単なテストですので、これだけで信頼関係が100%と解ると言う訳ではありませんが、信用度は高いです。また主従関係とはまた別です!)
エピローグ
今回も最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
まだまだ僕の文章力が未熟なので皆様にご理解頂けているか不安な部分は拭えません。
今後もますます進歩し、皆様の楽しいドッグライフをお手伝いできるよう頑張りますので、皆様よろしくお願い致します。
では今日はこの辺で♪
ありがとうございました!(^o^)
Lesson1でもコメント頂きまして感謝いたします!
今後とも、引き続き皆様のご支援、ご指導よろしくお願い致します!
皆様!良いドッグライフを楽しみましょう♪
ユーザーのコメント
女性 N.T
神経質にならず、犬は犬同士で見守っていこうと思います。興奮癖には早目にストップをかけれるようにやってみます。無視をするのではなく、キチンと叱る。実践してみます。