わんぱぱ奔放ラジオ♪第6回〜犬に響く声ってのは…の巻〜

わんぱぱ奔放ラジオ♪第6回〜犬に響く声ってのは…の巻〜

私”わんぱぱ”がお届けする、愛犬家による愛犬家の為のラジオ番組風プログラムの第6回目です。犬の話はもちろん、関係のない事まで余計に話して口が滑ってしまったり、お悩み相談なんかもしてしまう番組です。ぜひ最後までお付き合いください!

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オープニング

皆さんこんにちは!さぁ今日も始まりました、わんぱぱ奔放ラジオ〜♪
どうも!わんぱぱです!

いや〜めっきり寒くなってきて、本格的な冬到来ですね。
冬と言えばやっぱり、お鍋の季節!ちゃんこ鍋なんか最高ですね〜♪僕は鍋大好きオヤジです!

実は先日、風邪をひいてしまいまして、毎日ガンガン薬を飲んで頭がボーッとしたまま仕事していました。
皆さんは大丈夫ですか?風邪ひいてませんか?
例年より早くインフルエンザも流行っているみたいですので、手洗いやうがい、マスクをご準備の上、くれぐれもお気を付け下さい。
因みに風邪をひいても犬には移りませんのでご安心を。

では今日は犬の本質の部分を少し話させてください♪

バーニーズとわんぱぱ

愛犬と会話されてますか?

きっと多くの皆さんが愛犬に対し、日常なにげなく声を掛けていることでしょうねぇ。
実はですね、愛犬と暮らす上で『人間の声』は信頼関係、主従関係に凄く大きく関係しているのです。
もちろん愛犬の性格形成にもです!
愛犬家の皆さんなら、しつけ本によく出てくる「コマンド(声符)」という言葉はお分かりですよね?
犬は言葉を理解できるとお考えの愛犬家は多いですが、しかし僕の考えは「ノー」なんです。

言葉というとちょっと語弊があると思うのですが、正確には「単語」ですよね。
もっと言うと『音の響き』です。
犬は「オテ」「オスワリ」「マテ」「オイデ」「ダメ」「ノー」などの単語を理解しますが、僕は平仮名4文字ぐらいが限界かなぁと思います。
そして、その単語を組合せた時は難易度がグーンと上がってしまいます。
「犬と話す」ということは単語の羅列で、これは犬にとって相当解読困難なレベルなのです。
そりゃ中にはそこそこ理解してる子もいますけどね。

例えば、愛犬の名前を1日50回呼ぶとして、年間18250回。これだけ耳にすれば十分認識はします。
でも「オサンポ、イコウ」とか「オナカ、スイタ?」は1日3回として年間1095回ぐらい。
これではちょっと心許ないかも知れません。
コマンドとはそれぐらい反復練習をしなければいけないということになり、そしてそのコマンドトレーニングで大切なことは「感情的」にならない事です。

犬に聞いてもらう?

よく愛犬に話しかけるという方、愚痴を話すという方は愛犬が言葉を解っていると誤解されています。
確かに聞いてる顔してますもんね!そう思っても仕方ありません。

でもこれは犬側からすれば、僕達が道端で外国人に話しかけられて、言葉が理解できず困っているような気分でいるのです。
『何を言っているのか全く解らない。でも相手が困っているのは何となく分かる。相手に悪いので出来るだけ解ったようなフリをする』
これは犬の高度な社会性がなせる技なんです。

よくカウンセリングの時「この子は私の言うことは全て理解してくれています!」と仰られますが、実は違うんですね。
犬は「あなたの発する音と顔の表情と感情(エネルギー)」で総合的に判断しているのです。

特に悪い接し方として「感情的やヒステリック」な単語を浴びせるのは愛犬に良くありません。
興奮を促したり、警戒心や不快感を与え、最悪な場合は反抗心や不信感さえ持たれてしまいます。
要するに、愛犬があなたの言うことを聞かないのであれば、あなたは声の掛け方から改めなければならないということですね。

これは余談ですが、外国のドッグトレーナーの方でトレーニングに入る前に先ず、飼い主さんの発声練習から始めるというのを聞いたことがありますよ!

白ラブパピー

声のトーンがとても大事!

例えば愛犬が吠えている時に大声で「うるさい!静かにしろー!」と言ってもなかなか止みませんよね?これは当然の事なのです。
それは何故かというと、
「同じように吠えてくれている♪応援してくれている!よし!頑張ってみるか!」と認識するからなんですよ。
これは大声と怒りの感情がミックスされているからで、愛犬を静かにさせたいなら逆に、「冷静に穏やかに」対処する必要がある訳ですねぇ。

例えば愛犬がとても喜んでぴょんぴょん飛び跳ねているとします。
「ちょなの〜♪嬉ちぃいの〜♪可愛い〜♪」と甲高い声を発すと愛犬はますます興奮してぴょんぴょんぴょんぴょんしてしまうのです。
これは甲高い声は「犬の興奮を煽る」効果があるからで、このように声のトーンで犬は判断するのです。

声の使い分けをしてみましょうか

声色を使い分けるだけで犬の動きが変わるのですね。やってみて下さい♪

高い声

女性や子供には声が高いので酷なことかもしれませんが、高周波は犬の興奮を誘発したり高揚させる効果があります。
犬笛なんかが良い例で、犬笛は人に聞こえない高周波の音を出します。
犬の興奮を誘発したり高揚させるということは、逆に言えば『良いことがある予感♪』や『楽しい気分』、『やる気を出させたい時』に高い声を出すと効果的です。

低い声

犬を制御したい時は低い声を出します。
「ダメ」「ノー」「ストップ」など、落ち着かせる時などに有効です。
これは女性には訓練が必要かと思いますが、頑張って低い声を出すようにして下さい!

穏やかな優しい声

この声は犬が穏やかで安定している時、従順である時だけに使います。
犬の感情が揺れている時(興奮や不安)は極力避けて下さい。

僕は犬が従順な時、囁く様に話しかけます。
犬が「ん?なんて?」と注目させるようにしています。
我々もそうですよね?ボソボソ話す人には耳を奪われますもんね♪

とまぁ愛犬と接する時に、声ってあまり意識しない部分ではありますが結構重要なんですね。

この続きは次回、続編として、声と飼い主さんの表情の関連性をお話したいと思います。
ありがとうございました♪

では次のコーナーへ行ってみましょう!

おすわり柴犬

(※わんぱぱに質問コーナーは次のページ!)

わんぱぱに質問コーナー!

今回もたくさんのご相談ありがとうございます!
では早速参りましょう♪

おざるさん 女性 2016/10/21

わんぱぱさんの記事、色々拝見し参考にしております。 私自身、甘やかしてる飼い主やと思いますが、わんぱぱさんの意見を拝見し心改めて、愛犬と向かい合ってるつもりですが、反抗期と言われる期間にはいってから、ご飯の時と自分が眠い時に唸ったり、攻撃したりします。そういう時は無視してみたり、咬まれる事を前提に取り組んでいます。(実際咬まれるけど、怯まず、冷静にしてるつもりです) でも、この癖が治らなくて…。 実践としてはどのように対応してみたら、いいのでしょうか!?

わんぱぱアンサー

なるほど。おざるさん♪ありがとうございます。
実に頑張っておられますね!素晴らしい!
そのお覚悟と姿勢はとても大切です。必ず実を結ぶでしょう。

しかし無視はいけませんね。
愛犬は無視されると「あっ!いいんだ♪」とポジティブに捉えてしまいます。
無視が有効なのは「群れの意識と主従関係」が出来上がっている場合ですね。
犬の本質から言えば、犬は上位者に無視されることは「精神的苦痛」なのですが、下位者から無視されても何とも思いません。
人間と同じでしょ♪

今は過渡期ですので諦めず取り組んで下さい!愛犬だって今の座を死守しようと頑張ります。
これは主従関係を逆転させる作業にはつきものですね。
リーダーシップを発揮し、毅然とし冷静に穏やかに遂行するしかありません。

日常のお散歩でいろんな経験をさせ、人間主導だ!ということをしっかり教えてあげましょうね。
唸れば正す!反抗的な行動もしっかりダメだと正す勇気と根気が必ず愛犬に伝わりますから。
気を付けて欲しいのは、無理強いや感情的抑圧はしてはいけません。
器の大きさを見せれば、尊敬されるパックリーダーとして認めてくれますよ♪

じゃれあう柴犬2匹

匿名希望さん

ワンパパさんのプログラム、いつも参考にさせていただいています。 コーギー雄3歳外飼いのタロウの無駄吠えや、家族に対する唸り、噛みつきが、改善されません。 お散歩中は、機嫌良く、誰かに噛み付いたことはないのですが、努力の方法が間違っているのだと思います。 コーギーを躾けるコツなど、教えて頂けましたら幸いです。

わんぱぱアンサー

なるほど!匿名希望さん♪ありがとうございます。
コーギーは牧羊犬でとても活発で頭の良い犬種ですね♪
外飼いということですが、よくある現象として「孤独心理」の可能性が高いですね。
つまり群れの意識が乏しく、ご家族は「敵ではない他の群れ」だと認識しているかも知れません。
先ずタロウ君に「仲間」だと認識させてあげる作業から始めましょう。
コミニケーションを増やし、スキンシップを増やし、ご家族の会話や声がしっかりタロウ君に届くように工夫してみて下さい。

ご家族のご都合や訳あって外飼いの方も結構おられます。
この場合、殆どがコミニケーション不足です。散歩の時間をちょっとだけ長くしてあげたり、何気なく犬舎の前で座って寛いであげたり、「君も私達の仲間なんだよ♪」ということを態度で示してあげてください。
疎遠にならず伝えるということがとても大切ですね。
室内でも外でも家族の1員です!愛情は必ず伝わります。
しかし、ご機嫌取りにならないようにだけ気をつけて、毅然としてください。

皆様!今日もご質問ありがとうございました♪

では次のコーナーへ〜♪

トイプーとシーズー

犬のお勉強其の六

【犬の社会化後編】

(前回よりの続き)

社会化期を過ぎたあたりから、外の音などに警戒して吠えが出始める犬は多いです。
それもまた危険か危険でないかを察知きる本能の成長。

『社会化(この場合は音慣れ)が不十分だから吠えが出る』とは言えないと思います。
もともと備わった防衛心が強い犬、警戒心が強い犬は外の物音に対してワフッワフッ!と警戒吠えを始めるのが社会化期が終わった頃なんです。
個体差はあると思いますが。
その時、最も大切なことはなにか?

吠えを出させないようにする、ということではなく、飼い主が声をかければ(吠えなくていいからと言えば)吠えをストップできると言うことです。
なので、吠えている時も飼い主に集中できる余裕が欲しいのですが、吠えて慌てた飼い主さんは、色々な方法で吠えに対処しますよね?

その行為自体が、犬にとって危険で警戒に値するものだったらどうでしょう?

『大きな声や音など、社会化でいくら慣らしても、慣れた刺激では止められないから、もっと大きな刺激を犬に与えて吠えを止めなくてはいけないようになる』という矛盾した行動をとってしまうのです。

だから、飼い主さんの声が届かないんですね。
飼い主はもっと違う対症療法を求め、その多くはもっと刺激が強いもの。
犬にとっては『外も家の中も、両方警戒に値する状態』と言わざるを得ません。

こういう社会化とは真逆のしつけが、その発想が人の中にある限り、元々唸りやすい犬が四六時中ピリピリとしているのは簡単に想像出来るでしょう。
ここまで考えて、トレーニング方法を選択すべきなのですが、あまりにも安易な方法が、皆さんの目に届くところにあるのが現状ではないでしょうか。
要は方法論に頼りすぎるな!ということです。

4匹で散歩

エンディング

はい!ではエンディングですね〜。
皆様!今日も最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。
早くも6回目ということですが、まだなにかぎこちないような気がしますね。
実は結構、毎回緊張気味の僕なんですよ(笑)
もっと勉強して、皆様方のお役に立てる情報をお届けできるように頑張ります!

そして、来週は今日の続きをお話させて頂きます。
皆様、くれぐれもお身体ご自愛下さい。
では今日はこの辺で♪

今後とも、引き続き皆様のご支援、ご指導よろしくお願い致します!

皆様!良いドッグライフを楽しみましょう♪

笑顔の柴犬

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