赤ちゃんのベビーシッターは超大型犬!
世界中の警察やセレブをクライアントに持つ、侵入者への対応や警護を専門とした犬の訓練を行う会社を経営するマーロン・グレナンさんは、ニューハンプシャー州に家族と住んでいます。
マーロンさん家族には、生後3か月のジャクソン君と1匹の犬が一緒に過ごしています。
その犬はなんと、世界一大きい犬種と言われているピットブルの一種で、体重76キロもの超大型犬です。名前は「ハルク」。
さらに驚きなのが、ハルクはジャクソン君のベビーシッターをしているそうなんです!
ピットブルってどんな犬種?
正式名称は、アメリカン・ピット・ブル・テリア。
元々はスタッフォードシャー・ブル・テリアとブルドッグの闘犬同士を交配させて誕生した闘争心と闘争能力を持った犬種です。
現在ではほとんどのピットブルがペット用として改良された犬種ばかりですが、しつけの仕方を間違えると飼い主がコントロールできなくなる恐れのある、飼育難易度の高い犬種とも言われています。
強い闘争心を持った犬種と言われがちですが、本来の性格は飼い主への忠誠心が強く、家族に対する愛情深さを持った犬種でもあります。
ハルクはマーロンさんの特別な訓練によって強い信頼関係で結ばれているからこそ、ジャクソン君とも仲良くできているようです。
ハルクのベビーシッターぶり
マーロンさんの奥さんであるリサさんは、ハルクのベビーシッターぶりをこう話しています。
「退院した後にジャクソンを家に連れて帰ると、ハルクは嬉しそうな感情を見せてずっと離れませんでした。ジャクソンが泣き始めると、どうしたのか心配して真っ先にチェックしに行きます。」
「ハルクはジャクソンのことが大好きなんです。ハルクの目を見ればその気持ちがよくわかります。ジャクソンが私の赤ちゃんだということがちゃんとわかってるんです。」
「ハルクは人間を守ることを仕事にしているので人を噛むことも教えています。でも家で過ごす時のハルクは、仕事とは別の優しい顔で家族を守ってくれています。」
マーロンさん家族には、5歳になる長男ジョーダン君もおり、ジャクソン君と同じようにハルクが子守をしていたそうです。
ハルクは子供たちのことが大好きでキスをしたり舐めたりすることもあるそうですが、犬と子供たちだけにすることと、ジャクソン君を床に直接寝かせることは絶対にしないことにしています。
闘争心の強い犬種と知られているピットブルですが、しつけ次第ではこんなにも子供たちのことが大好きな愛情深い性格になるんですね。
ピットブルの家族に対する深い愛情が見れた、ほっこりするニュースでした!