子犬を迎えてまず最初にするトレーニングが、「トイレトレーニング」になるかと思います。
しつけ本等では理想的な方法として、
「月齢と同じ時間サークルやクレート等に入れておき、出してそのままトイレに連れて行きおしっこさせる。」
「成功したらフリーにして遊ばせ1時間くらいたったらまたサークルに入れる。」
「また、この際どれだけ失敗させずに覚えさせるかがポイントです」
…などと書いてあったりします。現に私も学校ではそう教わりました。
ですが今回は、これまでたくさんの子犬のトイレ事情を見てきた、「私独自のトレーニング方法」を紹介したいと思います。
サークル内にずっと閉じ込め、トイレと寝床を一緒にして飼われている方もいらっしゃいますが…そういう飼い方をされてる方にはできないトレーニング方法かもしれませんので、予めご了承ください。
犬の習性を踏まえてトイレトレーニング
犬は本来、巣穴では排泄しない生き物です。
なので、サークルやクレートを自分の寝床と認識してる犬は その中で排泄しません。
ではどこで排泄させたらいいのでしょうか?
想像してみて下さい。犬が外で排泄する時、どういう場所でするか。
たぶん、アスファルトよりも土の上でしたがる犬が多いと思います。
その犬の習性を踏まえ、まずは自宅のどこにトイレを設置するのかを考えます。
そこで私が毎回アドバイスする事は、「トイレの場所は犬が生活する空間の中でなるべく静かで、窓の近い場所に設置する」という事です。
そしてさらにひと工夫加え、「トイレシーツの下にいらなくなったバスタオル等を敷いてもらう」ようにします。
これまでの述べた事から、もうおわかりになった方もいるかと思いますが、これらは外で犬が排泄を好む場所を家の中で再現しているのです。
トイレを設置したら、1度トイレへ誘導し 感触や匂いを嗅いでもらいます。
その瞬間、最初のおしっこをするコもいます。
嬉しくて大きな声で喜んでしまいそうですが、静かに優しい口調で褒め、おやつやフードを1粒口に入れちゃいましょう。
あとは、ひたすら犬を観察すること。
まずは犬の排泄前の行動を知ることです。
クンクン臭いを嗅ぎ排泄するコがほとんどですが、排便時はそのコによっては くるくる回ったりサークルに前足をかけてみたり独特の行動をするコがいますので、愛犬の癖を見つけるのも楽しくなりますよね。
排泄のタイミングがわかったら、トイレへ誘導するだけです。
犬をじっと見つめるとプレッシャーになってしまうので、あえて犬を見ずにトイレを軽くトントンと叩いて合図するだけでいいのです。
最初は失敗することもありますが、怒らず黙ってさりげなく片付けましょう。
根気がいることですが、必ず覚えます。
外でしか排泄ができないようにしてしまうと、雨の日や介護の時に飼い主さんが大変な思いをすることがあります。
そうならないよう、少し大きくなっても自宅で排泄ができるようにするといいですね。
トイレトレーニングで愛犬の性格診断
もう一つプチ情報!
トイレトレーニングで愛犬の性格診断♪
トイレを覚えるのには個体差があります。
覚えるのが早いコほど、神経質な性格の傾向があります。
逆に言えば おおらかな性格であればあるほどトイレを覚えるのも遅いのです。
私の3頭の愛犬達のことですが、トイレをほとんど失敗せずにすぐに覚えた優等生のコは、他の2頭がしたトイレシートも折りたたんで片付けてくれるほどの綺麗好き♪
写真はヤラセではありません。本当にこういうふうに折りたたんで片付けてくれます。
汚れていると我慢しすぎて血便になったりしちゃう繊細さも持ってます。
2頭めのコは、寝ながら排尿ができる…という パピーティーチャーとして活動していても初めて見るツワモノでした。笑
そのコはとってもおおらかな明るい性格、トイレを覚えるのに10ヶ月かかりました!
3頭めのコは、頭がよすぎてすぐにトイレを覚えはしましたが、わざと違う場所で排泄するという荒技をだしてきます。笑
性格は甘え上手で気が強いです。
最後に
トイレトレーニングしながら、性格診断もできる♪
そのくらい気持ちにゆとりを持ちながらトレーニングしてあげて欲しいと思います(^ ^)
ユーザーのコメント
40代 女性 匿名
Aコッカー2歳半、ウチに来て2年ほどになりますが、未だに悩んでます。
何か方法があれば教えて下さい