オープニング
皆様お元気ですか?
今週も始まりました!わんぱぱ奔放ラジオ〜♪3回目です!
こんにちは!わんぱぱです!
10月もあと少しで終わりですね〜。
巷ではハロウィンで盛り上がっていますが、最近ではペット業界もハロウィングッズやイベントで盛り上がってますよね♪
皆様はいかがですか?
当日の10月31日はうちの子たちも仮装してもらおうかな〜なんて考えてるんですが、僕はそういう流行にはとんと疎いのでダメなんですよ。
でもカボチャは大好物ですけどね♪
方法論?ハウトゥー?
今回は愛犬家の永遠のテーマ「しつけの方法論」について少しお話させて頂きましょうか♪
世の中には、たいしてしつけもしていないのに犬と楽しく暮らしておられる方がたくさんおられます。
そしてその反面、毎日愛犬のことで悩み「どうすればいいの〜?」と方法を日夜調べておられる方もたくさんおられます。
はてさて、この差はなんだと思いますか?
今「そりゃ犬にも当たり外れがあるよ」と思われた方おられますか?
そこが大きな間違いなんですよ。
確かに犬にも生い立ちがあって個々の性格はありますが、でもね、生まれながらに問題のある犬なんて存在しないんですよ。(先天的に脳に問題がある場合は別ですが)
これは人も同じですよね?
人には高度な学習能力があり、成長ととも自己学習できる動物なんです。
しかし犬は、学習能力はありますが人に比べるとその能力はかなり低く、自己学習が苦手な動物なんです。
なので、人間の概念の押し付けで犬に教えようとすると当然限界があり、人間側が「なんで出来ないの!なんで分かってくれないの?」とイライラしてしまったり、「大丈夫なのこの子?」と心配したりする。
要するに、犬と楽しく暮らしている方とそうでない方との違いは、細かい事は気にせず穏やかに犬と楽しく暮らしているのか、そうでないかの違いなんですね。
前者の方達は、小手先の方法論に頼る方が少ないポジティブシンキング派で、感覚やハートで犬と付き合っておられます。
後者はネガティブシンキングで犬を我が子のように想い、方法論やテクニックばかりを気にして神経質になっておられることが多いです。
この差は犬の行動に歴然と現れるのです。
先日もご依頼者の方から、
「わんぱぱさん!どうしたら上手くいくのか方法を教えて下さい!」
と迫られました。
「方法ですか?それを追い求める前に、先ず犬との信頼関係、主従関係を築きましょう。そこからあなたとこの子に合う方法をご提案します。焦る必要はありませんよ。逆にこの子に求め過ぎるのも危険です。もっと単純にお考えになった方がいいんですけどねぇ…。」
「はぁ…。」
こんな会話はいつもの事なんですが、悩んでおられるのは痛いほど分かるんですよ。
でもその心理や感情が先走ってしまうと、間違ったエネルギーが出てしまう。
これは犬が苦手なエネルギーなんです。
確かに誰でも悩めば『早くそこから抜け出したい!』とすぐに答えを求めますよね?
でも犬は生き物です。
つまり『相手のあることなので、なかなか思うように行かない…』と、これが悪循環の始まりですね。
だから方法論にばかり頼るのは危険なんです。
また、犬に求め過ぎるのも危険です。
犬もそれぞれ、飼い主さんもそれぞれだから、やり方の合う合わないが必ずあります。
方法論で上手くいくなら、ゴルフやってる人はレッスン書読んでみんなシングルになれますし、野球やってる人ならみんなプロ野球選手レベルになれますって。
やはりどんな場合でも愛犬家ご本人の『メンタル(心理状態や思考)』なんですね。
そう、「犬とは凛とし毅然とした振る舞いで穏やかに接する」ことが大事!
だから飼い主さんには(メンタル)トレーニングを!犬にはリハビリなんですよ♪
犬と上手く付き合いたいなら、犬が好むエネルギーを出すことから始めましょう!そして犬が変わるのを待っていてはダメです。
あなたから変わってあげましょうね。
もっと細かな「犬の心理状態としつけのメカニズム」についてはまた今度お話ししますね。
(※わんぱぱに質問コーナーは次のページで!)
わんぱぱに質問コーナー!
今回もご質問をお寄せ頂きましてありがとうございます♪今日はお二方のご質問にお答えさせて頂きます♪それでは早速参りましょう!
ペンネーム:もこじ 女性
わんぱぱアンサー
なるほど!もこじさん、ありがとうございます。
陽気な愛犬とお暮らしなんですね!素晴らしい♪
結論から言うと、僕は基本的に犬と飼い主さんの相性は診ますが、犬同士の相性はあまり気にしません。だから深く見極める事はしないんです。
ただ気にするとしたら、その子の精神状態が健全かどうかぐらいでしょうか。
何故なら犬は群れの生き物であり、独自の高度な社会性があるからです。
それより一番注視するのは飼い主さんのエネルギーですね。
「先住犬が嫌がらないかしら?」とか「先住犬が襲ったりしないだろうか?」とか心配ばかりが先立ってしまうことが問題。
対面の時に飼い主さんが「ど緊張」されたりすると、その負のエネルギーが伝染してしまい、不調に終わってしまうケースが多いんのです。
そしてまた次の機会も上手くいかず、どんどん悪循環に陥り、最悪の場合、「やっぱりこの子は無理だ。可哀想だけどこの子を誰か貰ってくれないかな」みたいな心境にまで追い詰められるのです。
この多頭飼いの「対面の儀式」のご依頼も結構お引受するのですが、一瞬で呆気なく終わるので飼い主さんがキョトンとされる事が多いですよ。
「こんなに簡単に…」って仰られますが、コツはただ一つ。
リーダーはドキドキせず、「今日から仲間だ。仲良くやりなさい」と毅然と引き合わせる事です。
そして後は犬同士に任せること。
最初は先住犬が怪訝な表情を見せて当たり前、でも案外すんなりいくもんです♪
ペンネーム: RIRIKA 女性
わんぱぱアンサー
なるほど!RIRIKAさんありがとうございます♪
里親さんになられたんですか!素晴らしいですね♪迎えられた子もきっと幸せですよ。
ですが、僕もご主人様と同意見です!
以前の群れから新しい群れに入ったのなら、新たなルールを教えてあげるべきです。
犬は順応性の高い生き物なので、どんどん実践して下さい。
そして過去を憐れむ事は絶対にやめましょう。
犬は今を生きています!過去に囚われていませんのでご心配なく♪
今の群れのパックリーダーはあなた方ご家族です!愛情たっぷりに毅然と振る舞いましょうね。
もこじさん、RIRIKAさんありがとうございました!
そしてご質問をお寄せ頂いた皆様!次回にご期待下さい!
それでは次のコーナーです♪
犬のお勉強 其の参
「うちの子、自分を人間だと思っているの」
皆さんこんな言葉を聞いた事ありませんか?
僕は現場でよく耳にします。
カウンセリング時やドッグラン、公園でお散歩中の飼い主さん達の会話をつい耳をダンボにして聞いてしまいます。
つい先日も、
「本当にこの子には困ってるのよぉ。自分の事を犬だと思ってないのよ。だから他のワンコ達とも仲良くしたがらないし、散歩にも行きたがらないの。すぐ抱っこしてぇって来るし。」
「そうなのよねぇ。うちもそうなのよぉ。」
こういう飼い主さん達は往々にして、犬の身体的な痛みには異常に反応されるんですが、犬の心の痛みには全く無関心なんですね。
自分の事を人間だと思っている犬なんていません!
残念ながら、犬に、『これは人間だ!猫だ!車だ!』と識別する能力はありません。
犬は我々人間を『同じ犬族』だと認識しています。
そして自分に誇りを持っているんです。
だから犬として扱われないのは苦痛なのです。
我々人間が人間扱いされないと、どう思いますか?
尊重してあげて、はじめて尊重が得られます。
その逆はありませんよ!
エンディング
今回もあっという間にエンディングとなりました♪
僕がこの連載を始めようと思ったキッカケは、一方通行のメッセージだけでなく、皆様ともっと距離を縮めたい、犬の本質をもっと知って欲しいとか様々な思いからです。
今後もフリートークの中で『犬の本質』である『犬の概念』や『本当の犬らしさとは』、『犬の認識の臨界点』などお話させて頂きたいと考えています。
では今日はこの辺で♪
今後とも、引き続き皆様のご支援、ご指導よろしくお願い致します!
皆様!良いドッグライフを楽しみましょう♪
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