犬の第六感は五感に次ぐ六個目の感覚?
時おり私達人間も『第六感が働いた』などと言う事があります。
【虫の知らせ】もその類です。
そもそも第六感とはどんなものなのでしょう?
第六感と言っても人によって感じ方が違います。
一般的には霊感,超能力,インスピレーションなどの事を言いますが、本来は別のものです。
第六感とは、人間の五感で言う視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触角以外で物事を感じ取る六個目の感覚です。
つまり犬は人間には感じる事の出来ない6個目の感覚を持っているということ。
これは【シックスセンス】に近いものだと言われています。
犬の第六感は科学的に証明されている
犬が急に上を見つめて突然吠えたりしませんか?
『何だろう・・・?』
『霊でも見えているのか?』
そうだとしたら怖いですよね。
実は犬に見えているのは【紫外線】なんです。
もともと鳥類や魚類,昆虫は紫外線を感じる能力がある事は知られていましたが、哺乳類も紫外線を見る事が出来ると、ロンドン大学で生物学の研究をしている【ロン・ダグラス教授は】語っています。
ですからこの犬の第六感は科学的に証明されているとも言えます。
紫外線とは
説明が下手で申し訳ないのですが、紫外線を簡単に説明しますと、まず虹を想像してみて下さい。
虹は、赤,橙,黄,緑,青,藍,紫と言う7色の光で構成されています。
紫外線は紫の外側に位置していますので紫外線と言うのです。
この光は人間の目には見えません。
つまり犬は紫外線を色として認識できるため、人間とは全く異なる色彩感覚で物を見ている事
になります。
また紫外線は電磁波の一種ですので、紫外線の電磁波エネルギーとそこに別の電磁波エネルギーが重なったら、犬には【人間に見えない何か】が見えるのではないかと推測されます。
それ以上の事は未だ研究途中であり解明されていませんが、しかし、犬は電磁波ノイズを感知する事が出来ると言われており、そのため【地震予知】が出来るのだとされています。
犬が見ている世界は地味
最近まで犬には色が分からないとされていましたが、実際は分かっている様です。
犬は色の識別よりも暗い中で物を見る【感度】を優先した動物ですので、分かると言いましても人間が見えている世界とは違うと言われています。
犬は2色型色覚であるため人間の様に赤や緑を識別する事が出来ません。
カリフォルニア大学が実施した実験によりますと、犬は黄,オレンジ,緑を【黄色っぽい色】と認識し、青と紫は【青っぽい色】、そして赤は【ダークグレー】に見えているそうです。
因みに、人間が見る風景と犬が見る風景はこの様に違います。
犬が見ている世界って本当に地味なのですね。
もし犬が人間と同じ見え方をしたらどうなるのでしょう?
犬は好奇心の強い動物ですので、散歩から帰りたがらないで飼い主さんを困らせるのではないでしょうか。
まとめ
犬の第六感ににつきましては犬の持っている能力の一つである事が分かりました。
人間に見えない物が見えると言う事は私達にとって羨ましく神秘的です。
もし人間が犬と同じ色彩感覚であったとしても、人間にはやはり見えないのではないかと思っています。
それは、人間は犬よりも研ぎ澄まされた感覚を持っておらず煩悩が多すぎます。
それ故に、実際は見えているのに見えない場合が多々あります。
犬は研ぎ澄まされた感覚を持ち純粋であるからこそ、紫外線の中に何かを見る事が出来るのではないでしょうか。
犬は動体視力が人間の4倍であり、夜間視力に於いては人間が識別できる光の1/3で識別でき、嗅覚,触覚も、人間を遥かに超えた能力を持っています。
これは生きて行くために必要だった能力が備わったからです。
そして、そんな能力を活かした職業犬が数多くいます。
これは素晴らしい事だと思います。
更に研究が進めば、様々な職業犬が誕生して来るのではないでしょうか。
そんな犬達の可能性は、もしかしたら紫外線を感知できる第六感を超える、セブンセンス(第七感)もあるのではないかとさえ感じます。
私は霊と言う存在を信じてはおりませんが、もし霊が存在するのであれば、犬の研ぎ澄まされた感覚なら本当に見えるかも知れませんね。
この犬の第六感を高めるための訓練を見出してやり訓練させれば、我々人類にとって、とてつもなく素晴らしい未来が待っている様な気がしてなりません。
そんな想像をしていると、とてもワクワクして来ます。
今後の研究を多いに期待したいですね。