サーフィン犬になったきっかけ
私が学生の頃からボディボードをしているので、(うまい下手は別として、汗)波乗り自体は10年以上経験がありました。
ボディボードをする時にコーダも一緒に海に連れて行き、ボードに乗せて波乗りを楽しんでいたところ、「コーダなら乗れるんじゃない?」と、サーフィンをしている方が中古のソフトサーフボードを譲ってくださいました。
WaveStormと言う、ハワイのCOSTCOで100ドルで売られている、ボディボードと同じ素材のソフトサーフボードでした。
サイズは8フィートでファンボードと言う種類です。
先が尖っておらず、楕円型になっていて板の厚みがあり波に乗ったら安定感があるタイプなのだそう。
板を譲っていただいてすぐに、板を抱えて海に走り、私自ら波に乗ってみようと思いましたが…まるで駄目。
九十九里の作田と言うサーフエリアでしたが今思うと風が強く潮の流れが速い、波がザワついたジャンクなコンディション。
板にコーダを乗せて波に乗せようとするも、波に乗るどころかすぐに板から落ちてしまいます。
浮島作戦
サーフボードを手に入れたからにはサーフィンしてみたいし、コーダがサーフィンしている所を見てみたい…!
けれどとりあえずサーフボードに馴れてもらわなければ何も教えられないと思いました。
コーダの足が砂地につかないような少し深いところで遊ぶ時の、ちょっと乗せておく浮島に使うのだったら十分に浮力があるので波がない海、水が暖かい日に遊んでみようと思いました。
とりあえずボードは使ってみなければただの重くて大きな板ですし、置き場にも困ります。
館山の保田海水浴場。浮島のサーフボードに乗せて少し沖まで。
浮かんだボードの上で休憩したり、ボール投げをしてまた戻ってきたり。
波のない海でたっぷり泳いで遊んで最高の1日を過ごしたコーダ。
案の定浮島作戦は大成功です。
浮島のサーフボードに乗ると、私と一緒に沖まで行けてボールが投げてもらえる…次もやりたい!
『行動の結果⇒得をする⇒行動が増える』と言う事ですね。
良い印象をつくる学習をイージーにするには、環境をイージーにしてあげる事。
波のない場所から練習して、徐々に波のある場所でボードに乗せるようにします。
今でも毎回サーフボードの上でのボール遊びは欠かしません。
得られていた報酬がなくなると、その行動が消去されていくからです。
コーダは喜んでボードに乗りたがり、板をビーチに浮かべると自ら板の上に乗ってこようとします。
板の上でバランスを取ろう
海に慣れていないワンコは海の上にある揺れるサーフボードの上に乗る事も怖い事なんです。
人間もそうですが、まずはサーフボードに陸の上で乗ってみましょう。
陸の上なら板は揺れないし、立つことなんて何でもありません。
けれど犬にとっては、不慣れな足場に警戒をしてしまうかも。
サーフボードの上に乗る事に楽しい印象をもたせましょう。
陸でサーフボードに乗れるようになったら、(海で泳げる事を前提に)波のな海の上のサーフボードの上で立つことができるか練習してみましょう。犬のバランス感覚は人間よりもはるかにすぐれていますから、馴れたら自分でうまくバランスをとるようになります。
さて次の回では、いよいよ波に乗る事を書いて行こうと思います。
<つづく>