悲しい目をしたワンニャンたち
野良、迷子、飼い主の事情で飼えなくなった仔…等の動物達が収容される場所が保健所です。
時々、譲渡会が催されるので行ったことがある方もいらっしゃるかと思いますが、全ての仔が里親さんに引き取られて幸せになれる訳ではありません。
保健所に持ち込まれた犬猫は譲渡可能かどうかのチェックをされます。
高齢、病気や障害、噛み癖やムダ吠え、威嚇する…などの個性豊かな面々が集まります。
ここで「譲渡はムリ!!」 と判定された仔は、1週間くらいの猶予を持って『殺処分』《命の期限》が決められるのです。
確かに全ての仔が引き取られるということは難しいでしょうが、それでも殺処分0を目指して達成した地域もあります。
その反面、昔ながらのやり方をそのまま引き継ぎ、現状をそのまま受け入れるだけで、依然として殺処分が行われている地域が在ることはとても悲しい事です。
殺処分の方法を知ってますか?
殺処分は安楽死だから苦しまないと思われてる方もいます。
でも決して安楽死ではありません。
二酸化炭素ガスが充満した部屋で苦しんだ末の窒息死です。(※全ての保健所が同じではありません)
動物保護活動の力
全国的に動物保護活動をしているNPO法人や個人で保健所の出入りの許可を取り、譲渡対象外の仔達を保健所から引き出したり、写真撮影をして情報をSNSに載せて里親募集をしてくれる方々がいます。
その働きは、見棄てられた命を救う大きな力になっていると言っても過言ではないでしょう。
ペットショップに行く前に
小さな愛らしい仔達がショーケースで並んでるのを見ると、確かに可愛らしいですよね。
私も昔は良く行きましたが今は行けません…その理由はまた別の機会に。
もしあなたがペットを飼いたいと思った時は、ペットショップを見てからでも構いません…でも一度、保健所に収容されている仔達に会ってみて下さい!
《10人に1人が保健所の仔を家族に迎えてくれると殺処分が無くなる》と言われています!!
それだけの人数でいいの?と私は感じましたし、それからというもの、頭の中は保護犬を引き取りたいという想いでいっぱいになりました。
野良犬の兄妹が捕獲される
今は私の愛犬である元野良犬くんは、捕獲される時に捕まえた人の手を思い切り噛んで《譲渡除外犬》のレッテルを貼られました。
しかし個人で保護活動をされている男性が、野良犬兄妹の動画を撮影してSNSに里親募集情報として載せてくれたのです!!
その動画を見た瞬間から彼らに釘付けですね(笑)
私は少し考えてから保護活動家さんに直接メッセージをしました。
遠い地域で譲渡は無理かと思いましたがTELで何回か話し、色々な質問に応えて…時間は掛かりましたが無事に里親になる許可が出ました。
空を飛んでやって来た元野良犬
その仔は西日本から東日本まで飛行機に乗せてもらって私の所に来てくれました。(悲しいですが貨物扱いですけどね)
その後から来た請求書には去勢手術代やワクチン接種代は含まれていませんでした。感謝。
我が家の一員となった元野良犬くん
来た時の体重は6.5kgで、術後でエリザベスカラーを着けた状態での初対面でした。
せっかく保護活動家さんに慣れて来てたのに、別れて知らない場所に来たので少し悲しそうな顔。(2016・5・18)
「野良犬はチョッと…」と言う皆様♪
かなり損してますよ~(^○^)//
実は賢い仔が多く、静かでムダ吠えしません。
馴れて来たら、色んな事を覚えてくれるので、それはそれでかなり面白い‼ 躾もしやすくて言葉の理解力が速いです。
うちの仔は排泄もキチンと教えたら、シッカリ守りペットシーツを使いこなしてます(笑)
『この仔が譲渡除外犬になったのは妹を守る為だったのかな?』
妹犬が先に同県の方に迎えられた後、この仔はしばらく荒れていた…と聞き、そう思いました。
体格の差からすると長男と一番下の妹で、他にも2匹いたそうですがその仔達は上手いこと逃げたそうです。
君は優しくて頼もしいお兄ちゃんだったんだよね☆
私の所に来てくれてありがとう。
私は殺処分を無くしたい‼ その想いを出来るだけ多くの人と分かち合いたい‼ さて自分には何が出来るだろうか・・・。
ちなみに愛犬の現在の体重は11kgでーす。
まだまだ成長中!