熊本地震で保護された犬たち、新しい飼い主の元へ

熊本地震で保護された犬たち、新しい飼い主の元へ

熊本地震で多くのペットたちが家族と離れてしまい、保護されました。岐阜県の保護団体が保護犬を預かり、その子たちの新しい飼い主を探す取り組みが開始されます。家族と離れ、迎えのない子たちに平穏な暮らしが少しでも早く戻りますように。

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熊本地震で保護された犬たちの新たな未来へ向けて

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早いもので、熊本地震から2カ月が経ちました。
まだまだ復興の遅れている地域や、今現在も避難所で生活をされている方もいらしゃいます。

そして震災によって保護された犬たちもまだ、飼い主を待ち続けています。

そんな中、岐阜市日野南にある災害救助犬育成などを行うNPO法人日本動物介護センターは、熊本地震で被災した犬4匹を、岐阜県富加町大山の訓練施設で保護しているそうです。
この4匹は熊本の民間団体が保護した犬たちで、日本動物介護センターはこの子たちの新しい飼い主を探すことを決めました。
6月下旬から保護犬たちの情報をホームページ上で公開し、新たな飼い主を募集するとのことです。

日本動物介護センターは、熊本地震発生後に現地の団体へ不足しているケージやえさなどを届けるために4月26日に熊本市へ向かいました。
そしてその翌朝には熊本市動物愛護センターへ到着し、物資を届けたそうです。
その後も、物資の支援以外にできることはないかと探している時に、現地の民間動物愛護団体が被災した犬たちを保護していることをインターネット上で見つけ、その団体へ連絡を取ったということです。

実は現地の団体では、もともと震災前から保護していた保護犬たちがおり、そこへ被災した方からの一時預かりの犬たちが加わり、もう受け入れができない状態でした。
そこで、日本動物介護センターは飼い主のいない被災した保護犬4匹を預かり、新しい飼い主へ譲渡する取り組みまで担うことになったそうです。

保護した4匹の犬たちは、生後6カ月の双子のメス「ホー」と「マキ」、7カ月のオス「ペイ」、4歳と見られるメスの「はなこ」で、はなこは臆病な性格ですが、岐阜での生活には既に慣れているようです。

日本動物介護センターの山口常夫理事長(65)らは6月14日朝に再び熊本へ行き、16日まで支援活動を行っており、現地の動物愛護団体では、猫の一時預かりが増えているため、猫用のえさやケージの支援を呼び掛けています。

日本動物介護センター
http://www.nihondoubutukaigo.com/

被災した犬たちの新たな道

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熊本地震で家族と別れ保護された犬たち。
そのまま家族の迎えがなく、悲しい思いをしている子たちがいます。
もう二度と悲しい思いをしないように、保護された犬たちの新しい家族を募集している団体をまとめました。

熊本県 動物管理センター

被災した犬や猫たちの譲渡会を開催しています。
6月18日(土)に開催される予定で、その後の予定はまだ決まっていないようなので、次回の予定が気になる方はホームページ等で確認してください。
当日参加も受け付けているそうです。

  • 問い合わせ先

熊本県庁 乳肉衛生班  096-333-2248
熊本県動物管理センター 096-380-3310

熊本県の犬や猫たちの保護情報や譲渡について記載されています。
http://www.kumamoto-doubutuaigo.jp/

NPO法人 しっぽ・いっぽの会

保護された犬たちは地震の恐怖で外が怖くなってしまい、散歩に行けない子たちがいます。
新しい家族の元で穏やかに安心した生活を送って欲しいです。

保護犬情報:http://www.sippoippo.info/

熊本市動物愛護センター

熊本地震によって熊本市動物愛護センターは大きな被害を受けています。
震災前から保護していた犬70匹、猫30匹たちの新しい飼い主を緊急で募集しています。
熊本市外の場合でも譲渡可能な場合があるようです。

  • 問い合わせ先

熊本市健康福祉局保健衛生部
熊本市動物愛護センター(ハローアニマルくまもと市)
096-380-2153
http://doubutsuaigo.hinokuni-net.jp/dogscats/wdogscats.html

ご紹介した団体は一部にすぎません。
もし新しい家族になって頂ける方がいらっしゃったら、上記の団体へご連絡お願いします。

まとめ

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熊本市動物愛護センターは殺処分0の取り組みをどこよりも早く行ってきました。
そのセンターが今運営の危機にあります。
センターが機能せず、保護できなくなった犬や猫たちは一体どうなるのでしょうか。

被災したペットたちは、もちろん元の家族の元へ帰ることが一番です。
しかし今はそんな猶予もありません。
この情報をできるだけ多くの人たちへ伝え、全ての犬や猫たちが安心できる場所で眠れる日がくるように、私たちにできることを積極的に行っていきましょう。
全ての子たちの明るい未来を願って。

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