犬用酸素カプセルとは
人間用の酸素カプセルの技術を使用した動物用の酸素カプセルは、現代社会の酸素不足を補い身体の隅々まで浸透させることで、本来の健康的な状態を維持するための機械です。
高い気圧をかけることで酸素を体液の中に溶け込ませ、細胞の隅々まで供給されることで様々な効果を発揮します。
機械によりますが、15分程入ることで1~2時間運動したことと同じ有酸素運動が期待できるため、悪天候時や散歩が困難な老犬などに最適です。
その効果とは
酸素カプセルに入ることで期待できる効果は、
- 運動不足やストレス解消
- ダイエット
- リハビリやケガの早期回復
- 疲労回復
- 美しい毛並み
こんなに嬉しい効果がたくさんあります。
身体の脂肪を燃焼させるためには酸素が不可欠。
酸素カプセルによって酸素を取り入れることで、脂肪やコレステロールなどで詰まった毛細血管まで酸素が行きわたり、皮下脂肪や内臓脂肪の燃焼促進につながります。
また、疲労物質である乳酸を酸素が分解することで、免疫効果の向上と成長ホルモン分泌が促進され、疲れにくい身体を手に入れることができます。
さらに、高圧な環境で酸素を取り入れることで、炎症の沈静化が促されケガの回復が早まる効果や、毛細血管まで酸素が行きわたることで細胞が活性化し、毛先まで栄養が運ばれることで美しいつやつやな毛並みが期待できます。
もちろん効果にはワンちゃんによって差が出てきますが、一般的には週2回を3~6週間続けるとほとんどの子に効果が現れるようです。1回の利用で72時間体内の酸素は持続します。
こんなにメリットばかりですが、値段は多くのトリミングサロンや動物病院で30分1,000~1,500円で体験することができます。
安く体験できてたくさんの嬉しい効果が得られる酸素カプセルは、1度愛犬に体験させてあげたいですね。
酸素カプセルへ入れることへの不安
人でもなかなか試したことのある人は少ないであろう酸素カプセル。犬用といってもやはり不安は出てきますよね。
そんな不安要素とその解消法をご紹介します。
酸素カプセルに入れることでパニックになったりしないか
警戒心の強いワンちゃんは、知らない場所に閉じ込められると吠えたり暴れたりしてしまうことが考えられます。そもそも飼い主自信が不安に思うのではないでしょうか。
しかし、ペット用の酸素カプセルはワンちゃんが不安にならないよう静音設計がされており、カプセル自体が透明なことで飼い主の顔を見ることができる設計になっているため、安心して入れることができます。
高気圧にワンちゃんは耐えられるのか
犬はあくびをすることで耳抜きをするため問題ありません。健康な子であれば飛行機にも乗ることができるので、酸素カプセル内の気圧変化ぐらいであれば害はありません。
酸素を取りすぎることで犬に悪影響はないのか
酸素のひとつである活性酸素は身体によくない物質で、酸素濃度が40%を超えると何かしらのマイナスな症状が起きてしまうと言われています。しかし、酸素カプセルは25%前後の濃度で活性酸素の増加や酸素中毒症状を起こす心配はありません。
酸素カプセルに入らない方がよい子はいるのか
心臓病やてんかんの子は、酸素カプセルに入ることで血圧や心拍、呼吸数を下げる効果が期待できますが、下がる前に一時的に上がるため発作を起こす可能性があります。
また、インスリンを使用している糖尿病の子は低血糖になる可能性があったり、耳垂れが起きている子は既に鼓膜が圧迫されているため、酸素カプセル内の圧力で更に圧迫されることで鼓膜に支障をきたす場合があるので、使用しない方がよいでしょう。
まとめ
酸素カプセルはワンちゃんにとって嬉しい効果ばかりです。
しかも安価なので手軽に体験できるのもありがたいですよね!
お店によってはお試しコースが設けてあるので、最初の1回だけ格安なお値段で体験することができるお店もあります。
散歩のできない老犬や、ケガをしてしまった子、夏バテで元気のない子、毛並みが悪くなってきてしまった子など、1度体験してみてはいかがでしょうか。