ワンちゃんの寿命は10数年から20年ほど
今回のコロナ禍では自宅で過ごす時間が伸び、ペットを飼う方も増えました。家族同様の強い絆で結ばれたワンちゃんは、私たちが充実した人生を送るためにとても大切な存在です。
しかし、人間と同じようにペットにも寿命があります。一般社団法人ペットフード協会が発表した「2022年全国犬猫実態調査」によると、ワンちゃんの直近の平均寿命は14.76歳で2010年に比べ0.89歳伸びています。
また、理由ははっきりしませんが体の大きさによって差が見られ、「中・大型」(13.81歳)、「小型」(14.28歳)、「超小型」(15.31歳)と体形が小さいほど平気寿命が長くなっています。いずれにせよ、ワンちゃんの寿命はおおよそ10数年から20年ほどといっていいでしょう。
このようにワンちゃんの寿命は人間よりかなり短く、いつかはお別れの日が来ます。その悲しさから心に大きな痛みを感じ、いわゆる「ペットロス症候群」に陥るケースもあることは以前から知られています。
私たち人間は長い歴史の中で、身近な人の死を受け止め、乗り越えていくために様々な葬送の文化を生み出してきました。同じように近年、ペットとの辛い別れを乗り越えるため丁寧に供養を行い、お墓をつくったり、ペンダントなどに遺骨を入れて手元供養したりするようになってきています。
そして、手元供養のひとつとして注目されているのがメモリアルダイヤモンドです。メモリアルダイヤモンドは遺骨ダイヤモンドとも呼ばれ、愛するペットの遺骨・遺灰・毛から抽出した炭素のみでつくる合成ダイヤモンドのことです。
特許取得の高い技術を誇るライフジェム社のメモリアルダイヤモンド
現在、ペットの遺骨などから合成ダイヤモンドをつくるサービスを提供している企業は世界でも限られ、その中でパイオニア的な存在がアメリカのライフジェム社です。
ライフジェム社では、人の遺骨などから抽出した炭素のみで合成ダイヤモンドをつくるサービスを2002年から開始。その製造法については2003年にアメリカ合衆国で特許出願しています。
また2005年、ペット専門ブランド「PreciousOne(プレシャスワン)」をリリースし、同年日本で株式会社ライフジェムジャパンが設立されました。
合成ダイヤモンドの作成については1950年代にはすでに地球の奥深くと同じ高温高圧状態を人工的につくりだすHPHT法が発明されていましたが、宝石レベルがつくられるようになったのは1990年代からとされます。
さらに、ダイヤモンドの元となる炭素を100%、特定の人やペットの遺骨や毛から抽出することを可能にしたのがライフジェム社なのです。
アメリカのイリノイ州にあるライフジェム社には5万気圧以上の超高圧と1300℃以上の超高温を発生させる特殊な装置があり、アメリカだけでなくイギリス、ベルギー、オランダ、オーストラリア、そして日本などから送られてきた人やペットの遺骨などを厳重に管理しながら約7カ月をかけて合成ダイヤモンドにします。
「プレシャスワン」のメモリアルダイヤモンドにはすべて、天然ダイヤモンドと同じようにカラット(重さ)、カット(研磨)、クラリティ(透明度)、カラー(色)の4つのCからなるGIA(アメリカ宝石学会)認定鑑定士による鑑定書が付いています。
なお、「プレシャスワン」の場合、メモリアルダイヤモンドを作成するために必要なお骨の量は約70g(マグカップ一杯分程度)または毛3グラムであり、小さなワンちゃんでも問題ありません。
身に着けやすいジュエリー加工もオススメ
これまで「プレシャスワン」でメモリアルダイヤモンドをおつくりになった方たちに共通するのは、愛するワンちゃんの存在をずっと記憶にとどめておきたい、ずっと身近に感じていたいという想いです。
そのためルース(研磨された裸石)のままより、ジュエリー(宝飾品)に加工されるケースが8割ほどにのぼります。
お選びいただくジュエリーのタイプとしては指輪やネックレスの人気が高く、ピアスやブレスレット、ピンバッチを選ばれる方もいらっしゃいます。こうしたジュエリーを身に着けることで愛するワンちゃんの存在を身近に感じ、癒されることで、これからの人生を前向きに生きてゆく力がわいてくるのです。
愛するワンちゃんの炭素のみからつくられるメモリアルダイヤモンドは、飼い主の皆様にとって唯一無二の存在を永遠に刻みます。