1,カメラを固定する
写真がぶれてしまう原因はふたつ。
ひとつは被写体が動いているから。
これは、相手が生き物である以上仕方の無いことですが、シャッター速度が早いカメラが増えているので意外とブレにくくはなっています。
また、元気に走り回っている愛犬の写真では、かえってブレが躍動感を与えて良い結果になることも。
ふたつめの原因は、カメラが動いているから。
カメラが動けば当然写真も全体がブレッブレに。
特に、スマホや携帯などの小さいカメラは、撮影者の体の動きがダイレクトに伝わってしまいます。
そこで試して頂きたいのが脇を締めてカメラを持つこと。
こうすることでカメラが不安定にならず、写真もブレにくくなります。机などにカメラを置いて撮影できるなら、そうしても良いですね。
2,照明にこだわる
照明は写りの良し悪しに大きく影響します。
一番良い照明は太陽です。鮮やかに、かつ優しく被写体を照らしてくれます。屋内で撮った写真と比べると、より明るい雰囲気の写真を撮ることができます。
太陽に輝く愛犬の毛並みや瞳のきらめきは人工照明ではなかなか表現しにくいもの。
更に、暖かな日差しの下で見せる愛犬の表情は普段とは一味違います。そういった表情を写真にできるのも屋外撮影の良い点ですね。
また、屋外に出ずとも窓越しに差し込む光を上手く利用しても良いでしょう。
室内で撮影する場合は、昼間でも明かりをつけてなるべくその空間を明るくすると綺麗に撮れやすいです。
余裕があれば、室内照明の色味にもこだわってみると良いかもしれません。
LEDなどの強く白い光は輪郭をはっきりとさせてくれますし、黄味を帯びた光は暖かみのある雰囲気に仕上がります。
そして注意したいのが、フラッシュ。個人的にはオフにしておくのが良いと思います。
写真を撮るときに、被写体と光源が近いと色が飛んでしまったり、部分的にだけ明るくそれ以外は暗くなってしまったりしてしまいます。
撮影に必要な光はなるべくフラッシュ以外から得るのがおすすめ。
また、屋外屋内共に、写真を撮るときは光源の位置に注意!逆光になると写真全体が真っ黒になってしまいます。
3,カメラの目に慣れること
カメラの目であるレンズが写すものと、ヒトの目が写すものには様々な違いがあります。
例えば、夜空の月を撮影するとき、自分の目には月がとても大きく写っているのに、写真に撮った月は切ないほど小さかったりしますよね。
ですので、写真を撮るときは、カメラの目と自分の目では、色の見え方、ピントのあい方、物体との距離感などが違っているのだということを頭に置いて撮影すると良いでしょう。
その違いを利用して撮ってみるとひと味違った面白い写真ができるかもしれませんね。
4,ちょっとしたテクニック
良い写真を撮るためには、いくつかの簡単なテクニックがあります。
まず、ピントの位置。
写真を撮るとき、ピントをどこに合わせるかはかなり重要です。
が、こだわりが無い場合は愛犬の目にピントを合わせておくと良い仕上がりになります。
次に、目線を変えてみること。
愛犬の写真を撮るとき、どうしても見下ろした角度での写真ばかりになりがち。たまには愛犬の目線になって、もしくは見上げる形で撮ってみても面白いかも。
背景にこだわってみるのも雰囲気作りに効果的です。
最後に…
何よりも、あなた自身が愛犬の写真を撮ることを楽しむことが大切です。
信頼する飼い主さんと一緒にいるときのわんこたちの表情は、飼い主さんにしか引き出せない宝物。そんなまったりした愛犬の表情を、姿をカメラに収めることを先ずは何より誰より楽しんで満喫して下さい!