トイプードルといえば犬の中でもとても知能の高い犬種です。
にも関らず、我が家のチロは無駄吠えをしてしまっていました。
特に酷かったのは、インターホンが鳴った時、つまり来客時の無駄吠えです。
実は、仔犬の頃にはそんな無駄吠えをしていなかったのですが、3歳頃になると無駄吠えが酷くなったんです。
そこで、獣医さんに無駄吠えの原因について訊いてみました。
犬は無駄に吠えません
「どうして無駄吠えをするんでしょうか…もう来客時にはチロを抑えるので大変です。」
獣医さんは私にすぐにこう言ったんです。
「無駄吠えってなんですか?犬は無駄に吠えることなんてないんですよ」
この言葉を聞いてハッとしました。
チロがどうしてインターフォンの音に吠えてしまうのか、ということを本当の意味で考えたことがなかったのではないか…
そう思ったんです。
実際に、無駄吠えをする愛犬を叩いたり、叱ったりしてしまう飼い主さんも多いと聞きます。
そこで、まずチロがどうして吠えているのかを獣医さんに一緒に考えてもらいました。
無駄吠えの原因
獣医さんに、まずは家の中でチロがどのような状態なのか、行動範囲などを説明しました。
チロはケージに入るでもなく、人間の私と同じ範囲を同じように自由に動きまわっています。
そして、散歩で外出した時などには他の犬や人には吠えません。
その時点で獣医さんにはチロの無駄吠えの原因が分かったようです。
獣医さん曰く、チロは家全体を自分の縄張りだと勘違いしているようなんです。
ケージにに入っていれば、ケージ内を自分の縄張りや住処だと理解します。
しかし、部屋で放し飼い状態だったために、部屋全体を自分の住処だと勘違いし、人が入って来ると威嚇をしていたんです。
外出先では犬や人に吠えなかったのはこのためです。
ケージで縄張りを作ってあげよう
そこで、まずはケージを自分の縄張りだと理解させることが重要!
という結論に達しました。
ケージに入れるのは狭くてかわいそう。
そのように思ってしまう飼い主さんは私を含め多いと思います。
しかし、犬にとっては狭い空間は落ち着く空間であり、なにより放し飼い状態にしていてもいつも同じ場所に座りますよね。
結果的には、ケージ内でも放し飼いでも行動範囲はそこまで変わらないのです。
まとめ
ケージに入れると最初は出して欲しいと鳴きますが、次第に落ち着く空間だと理解してリラックスしてくれるようになります。
チロは1ヶ月も経たないうちにインターフォンが鳴っても吠えなくなりました。
ただし、犬種や性格によってどのくらいの期間でインターフォンに吠えなくなるかは個体差があります。
重要なことは飼い主さんが気長に、諦めずに愛犬と向き合ってケージ内でのトレーニングを続けることですよ。