犬が飲めるビールってどんなビール?
ビールを飲みながらプロ野球のテレビ観戦していると。
その姿をじっと見つめる奴がいます。
それは私の愛犬です。
『こいつもビール飲みたいのかなぁ・・・』と思いながら。
犬も飲めるビールは無いものかと思い、ちょっと調べてみる事にしました。
ありましたよ米国に!! 犬が飲めるビールが本当にあったのですね!
近頃、米国カリフォルニア州から犬専用のビールが登場し話題を呼んでいるそうです。
そのビールは『ハッピーテイルエイル』と言い、もちろんノンアルコール無炭酸であり、麦芽,濾過水,グルコサミン,ビタミンEが配合されたチキン風味のビールだそうです。
あの、アーノルド・シュワルツェネッガー氏も賛称しているとか。
どうやら人間も飲めるようですが、アルコールなしで無炭酸、おまけにチキン風味だなんて、麦芽とチキンの風味が重なったビールなんて聞いただけでも不味そうですね。
しかしこれが、地域の特産品にもなりそうな勢いで爆発的に売れていると言うのだから驚き。
その理由は、ビール好きの方が自分の愛犬と一緒に飲みたいと言う事と、愛犬の誕生日のお祝いやお友達のワンちゃんへのプレゼントのために購入されている様です。
犬用ビールはオレゴン州でも製造されている
犬用ビールを調べて行くと、製造しているのはカリフォルニア州だけではない事を知りました。
実はオレゴン州でも製造されているのです。
こちらの方は商品名【ドーグ・グロッグ】と言い、カリフォルニアで製造されたものより少し後発で販売された犬用ビールです。
完成するるまで1年かかったらしいのですが、犬に更に美味しく飲ませようとする努力が販売を少し遅らせたのだそうです。
成分はハッピーテイルエイルと大体同じ様なものなのですが、犬が甘味好きなのを考えてキャラメルや甘いモルト風味を製造しています。
どちらかと言うとこちらのタイプの方が美味しそうですね。
仮にビールを犬が拒否しても、この風味だったら自分でも飲めそうな気がします。
また、原料には野菜のエキスも配合されていますので、犬の体には良いのではないでしょうか。
そのまま飲ませても良いし、フードにかけて与えるのも有りだと思います。
どの位で購入できるのか価格を調べたのですが、残念ながら分かりませんでした。
日本にも有った犬専用ビール
米国産犬用ビールの購入方法がよく分かりませんので、日本でも販売されていないか調べたところ、(株)ブリーズ九州と言う企業が販売している事が分かりました!
商品名は『ハッピーラガー』と言いまして、色・泡が人間用のビールとそっくりなんだそうです。
こちらの商品も炭酸,アルコール,塩分も一切も入っていません。
より一層犬の健康を考えた犬用ビールとなっているため、オリゴ糖や関節の柔軟性をサポートするグルコサミンなどが配合されています。
また、皮膚と毛並みの健康に良いとされる麦芽・酵母エキスも配合されているそうです。
炭酸が入っていないのにどうして泡が出るのか不思議ですね?
フリーズ九州では、一応念のために日本食品分析センター(人間の食べ物を専門に分析する特例財団法人 )で検査したそうですよ。
特例財団法人が分析しているのですから安心だと思いますし、もし買うのなら海外からよりも国産の物を購入した方が良いでしょうね。
金額的にもそれ程お高くない様です。
- ハッピーラガー
330㎖ 3本セット 1,100円
ブリーズ九州のサイト ➡ http://petcomyu.com/?mode=f5
犬に人間用のビールは絶対にNG
愛犬家の皆様なら当然知っていらっしゃると思いますが、再確認と言う意味で犬にビールを飲ませる危険性について少し語っていきます。
犬は人間に比べて体が小さいため、アルコール摂取量が人間よりもずっと少量でも体に致命的なダメージを与えてしまいます。
犬にアルコール5.6㎖を与えると死に至る事もあるようです。
「じゃあ5.6ml以内であれば大丈夫」なんて考えて、安易な気持ちで与えてしまうと命の危機に晒される事になります。
例えばアルコール度数10%のお酒、これを犬の体重1kg当たり約50㎖飲ませると致死量に値します。
人間用のビールのは5%程度のものが多いですが断じて油断してはなりません。
『犬に人間用のビールは絶対にNG』です!
大量にアルコールが体内に入ると尿が近くなり、徐々に呼吸が低下し激しく嘔吐する場合もある様です。
その後昏睡状態に陥って、急性アルコール中毒となり死亡するケースもあると聞きます。
もし誤って愛犬がアルコール類を飲んでしまったら、何はともあれ動物病院に連れて行きましょう。
まとめ
犬用ビールはビールであってビールでないとでも言うのでしょうか。
どちらかと言えば犬栄養ドリンクの類ですね。
購入されている方は飲むサプリを与えるという感覚だと思います?
私としては興味はありますが買おうとは思いません。
何故ならば、飼い主と愛犬が【酔う】と言う事が共有できないですからね。
愛飲家としても、できれば愛犬と一緒に酔っぱらいたいです。
でもこれは永遠のテーマではないでしょうか。
そんな未来が来れば良いなぁ、と思っています。