愛犬のトイレトレーニング、行動学から見たうまくいかない原因と対処方法

愛犬のトイレトレーニング、行動学から見たうまくいかない原因と対処方法

犬を迎えたときに一番最初に悩むトイレのしつけ。トイレトレーニングがうまくいかない4つの原因と対策を行動学的な視点から解説させていただきました。

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ブルドッグ

ワンちゃんのトイレのしつけがうまくいかない・・・これも「問題行動」として捉えられています。

そこでトイレのしつけについて、行動学的な視点から解説させていただきます。

トイレのしつけがうまくいかない原因

・しつけ不足

特に若いワンちゃんやしつけをまったく行ってこなかった成犬では、しつけ不足によるトイレの失敗が多いと思われます。

・マーキング

去勢手術をしていないオスのワンちゃんなら、ほとんどの場合でマーキングをしますし、もちろん去勢済みのオスもワンちゃんも、あるいはメスのワンちゃんもマーキングをすることがあります。

・服従排尿

いわゆる「うれション」と呼ばれるもので、服従を示すため、あるいは興奮して失禁してしまうことがあります。

・病気

じつはしつけの問題でなく、泌尿器系や消化器系の病気のせいで、我慢できずにトイレでできなかったり、失禁した入りすることがあります。

対策

・散歩の回数を増やす

お散歩のときにトイレができるワンちゃんなら、散歩の回数を増やしてあげ、おしっこのチャンスを多くするだけで、不適切なトイレが改善することがあります。

・不適切な罰をやめる

トイレをしてから時間が経ってしまうと、そこで褒められても怒られても、ワンちゃんからすると”なんのこっちゃ??”なんです。

逆におしっこやうんちの前で怒られると、今度からはそのおしっこやうんちを隠すため、余計に隠れてトイレをする=不適切な場所でトイレをするようになります。

・トイレのまめなお掃除

ワンちゃんは本来、自分の巣を清潔に保つ習慣があるので、あまり汚れているところでは、トイレをしたがりません。トイレは常に清潔に保ちましょう。

・他のワンちゃんとの接触を避ける

他のワンちゃんを見かけると、あちこちにマーキングをするようになるので、なるべくおうちにいる間は、他のワンちゃんの姿は見えないようにしましょう。

・興奮をコントロールする

特にワンちゃんが過剰に喜んで尿失禁してしまう場合は、喜ぶような場面では、無視したりして、あんまり強い愛情表現は使わないようにしましょう。

・病気の治療

不適切なトイレの原因が病気からきているのであれば、きちんと動物病院で治療を受けましょう。

犬の散歩

最後に

いずれにしても、トイレのしつけがうまくいかないと、人間が不快なだけでなく衛生的にも問題になります。

トイレのしつけに困っていらっしゃる方は、一度上記のようなアプローチも考えてみてはいかがでしょうか?

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