愛犬を上手にお留守番させたいと思っている飼い主さんも多いかと思います。飼い主さんの不安は、愛犬にも伝わってしまうものです。
「お留守番していてね、イイ子にしていてね」
口にすればするほど実は愛犬も不安になってしまいます。
上手にお留守番できる環境を整えてあげること、飼い主さんも安心して外出できるように準備をしておくこと、その上で、出発する時はあっさりと出かけることが大切でもあります。
1、サークルやケージに慣れさせよう
まず、お留守番を上手にさせるのであれば、日頃からサークルやケージの中に入ることに慣れておくことは大切なポイントになります。
サークルやハウスに関しては、つい「閉じ込めて鳴いているからかわいいそうで」でやめてしまう方もいます。
でも、実は、犬自身はもともと、狭くて薄暗い場所で安心できる性質があります。
普段の生活の中でも、料理中や食事中、就寝の時などにハウスやサークルに入れる習慣を作ることでお留守番も安心して過ごすことができるようになります。
ちなみにサークルやケージは、ワンちゃんが安心できる場所を選んであげましょう。
パソコンやテレビの近くは電磁波が発生しているので、避けたいところ。また、窓の近くも外の景色が見えたり、音が聞こえやすい為、安心できません。
暑さ対策や寒さ対策も、季節に応じて考えてあげましょう。
2、サークルやケージは安心出来る場所にしてあげよう
ハウスやサークルは、楽しい場所、安心できる場所と覚えてもらえるように様々な工夫をしましょう。
お水やトイレ、ベッドの環境を整えることはもちろん、普段からごはんやおやつもそこであげることで、ハウスやサークルに入ることが習慣になります。
お留守番の時は、その中で、飽きずに遊べるおもちゃを用意してあげることもひとつです。コングなど、おやつを中に入れることができるおもちゃは、お留守番の時には役立ちます。
中のおやつを取ることに集中するので、楽しんだ後は疲れて寝てしまうことも多いものです。大好きな毛布などを入れておいてあげても安心につながります。
3、ストレスはなるべく発散させてあげよう
お留守番の前には、たくさん遊んだり、散歩に行くなどして、発散しておくことも大切です。
日頃から体力がありあまっていたり、ストレスが溜まっていると、お留守番の際の行動もとても心配です。
そんな不安を解消する為にも、事前に愛犬をある程度疲れさせておくことも、上手にお留守番させる為の工夫のひとつです。
最後に
最初から、長い時間のお留守番をさせてしまうと、どんなに落ち着いているワンちゃんであっても不安に思ってしまうものです。
まずは、短時間のお留守番からスタートさせて、飼い主さんが必ず帰ってくる安心感もワンちゃんに教えてあげましょう。
焦らずに、少しずつお留守番に慣れさせていくことが大切なのです。