犬の糖尿病は痩せていても発症する!

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犬の糖尿病について、意外にも間違った知識を持った人が多いんです。ホントはとっても怖い糖尿病についてお話します!

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

横になるトイプードル

「糖尿病」と聞くと、人間だったら甘いものをよく食べるとか、よくアルコールを飲む人が思い浮かぶと思いますが、わんちゃんはどうでしょう?

おやつを食べ過ぎているから?フードの与えすぎで太っているから?などと思っている人が多いのではないでしょうか。

そもそも糖尿病はインスリンが不足することにより、血糖値が常に高血糖状態になってしまう病気です。これは人間でも犬でも同様です。

病気についてはちょっと検索すれば、たくさん解説されているので、細かな説明は省略しますので、詳しくはそちらを読んでみてください。

さて、糖尿病になる原因として主に、食生活と運動から来るものと、膵臓が直接ダメージを受けることで、そこで作られるインスリンの量が不足してしまったり、作られなくなったりすることから発症します。

高血糖になると深刻なダメージが

血糖値は、人、犬関係なく同様で、空腹時は通常100mdg前後の値で、食べ物を食べると少し上昇します。

しかしその時、膵臓からインスリンが出されるので、数値は下がりもとに戻ります。
糖尿病の場合はこのインスリンがでないため、常に高血糖状態が続いてしまうのです。

そうなると体は脱水していき、ふらつき、だるい、吐き気、大量に水を飲む、尿が甘い匂いがするなどの症状が出てきます。 さらにこの状態を続けると、脱水症状をおこし、腎臓がダメージを受けてしまうのです。

腎臓は血液のろ過機能を持つ臓器ですが、とてもデリケートな臓器で、すぐにダメージを受けてしまいます。

どんどん破壊され使えなくなっていくと、ろ過できなくなり、害を及ぼす成分が血液に流れ、色々なところにダメージを与え続けることになります。これはもう死を意味します。

人間の場合、最後は人工透析を受けることで生命を維持できますが、犬の場合透析はありますが、実施できる施設は限られています。

このように、糖尿病になると様々な合併症が引き起こされていき、神経、目にダメージを受けると急激に白内障が進むこともある、恐ろしい病気なのです。

糖尿病は生活習慣病というイメージがあり、ドッグフードしか与えてないから大丈夫と思われている方も多いかと思いますが、膵炎や事故などで、膵臓にダメージを与えてしまうことで、発症してしまうこともあるのです。このようなきっかけがなくてもどの犬にも起こる可能性がある病気です。

横になるトイプードル

糖尿病の治療方法

一般的に糖尿病になると、インスリンの注射と療法食となります。

決まった量の療法食のみでおやつなども食べさせることはできません。食べる量や食べる時間が変わるとインスリンを投与しても血糖値のコントロールが難しくなってしまうので窮屈に感じるかもしれませんが、長生きしてもらうために必要なことと考えてください。
ですから、検索してみれば分かると思いますが、多くの人が食事に関する悩みを持っているのが現状です。

この食事については、別途食事のところでお伝えしようと思いますが、基本的に季節の変わり目で体力が落ちる→病気にかかるというのは、人も犬も同様だということです。

特に体力がない子供やお年寄りなどには配慮が必要だと思いますが、わんちゃんも、このカテゴリーにいると思ってください。
そしてその中でも幼犬、高齢の犬は、さらに気を付ける必要があります。

糖尿病用の医療器具

▲手前から、血糖値測定機、測定用に使う針、インスリンを打つ時に使用する注射器、インスリンの入ったバイアル。耳の血を採って数値を測ります。

まとめ

発症原因は食事なのか病気なのか、どちらにせよ、発症してしまうと色々な合併症を引き起こし、深刻な状態に追い込まれてしまう恐ろしい病気が糖尿病です。

この機会に、病気や体のメカニズムを、少しずつでも知っておくことよいと思います。

また、元気なうちに日頃からできることとして、膵臓を休ませるため、食べる回数を増やさないとか、インスリンが作られるEPAが多く含まれる青魚やサプリを摂取するなど、出来ることを心がけておくとよいと思います。

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