犬好き=犬の飼育率
犬を好きでなければ、犬を飼おう、犬と一緒に暮らそうなどとは思わないわけですから、今回の調査では、各都道府県の人口と、犬の飼育世帯の割合についてのデータをもとにご紹介します。
犬好きが多い都道府県トップ10発表!
ある企業の調査結果(2021年度)より、発表させていただきます。
犬好きが多い都道府県トップ10は!?
1位 三重県
2位 高知県
3位 岐阜県
4位 群馬県
5位 山梨県
6位 茨城県
7位 愛知県
8位 静岡県
9位 熊本県
10位 宮崎県
犬好きが少ない都道府県
犬好きが多いトップ10の都道府県が分かったところで、では、犬好きが少ない都道府県ってどこなのだろう。と思われた方もいらっしゃると思います。同じ調査結果内で見てみましょう。
1位 山形県
2位 東京都
3位 鳥取県
(この調査は、あくまで世帯数と飼育頭数の割合で、犬が好き、嫌い、という調査結果ではないことを、再度申し上げておきます)
どうしてこの結果になったの?
調査結果から考えられることとして、以下のような要因が絡んでいるのかなと、わたくし個人は感じました。みなさまはいかが思われたでしょうか。
1. 持ち家の保有率ではないか?
親世帯と同居しているなど、すっかり都会では見られなくなった光景も、都道府県によっては、それが割と一般的だという地域もあります。アパートやマンションでの単身生活よりは、戸建てで持ち家であるなら、犬は飼いやすいでしょう。
ですから、戸建ての保有率が高いことと、犬の飼育頭数が多いことが、関係しているのではないでしょうか。
2. 降雪量が関係しているのかも?
近年の日本の気候は、昔とはすっかり変わってきています。それでも、雪深い地域よりは雪が少ない地域の方が、日々の散歩や動物病院へ行くこと、それから犬連れの行楽などへ行きやすいのかもしれません。そのため、犬を飼いやすい環境にあるのではないかと思いました。
3. 他の動物を飼うことが多いのでは?
犬以外の動物を飼う、という選択肢もあります。例えば犬と同じように、太古の時代から人とともに暮らしてきた猫。犬好きが少ない都道府県では、いわゆる「猫派」が多いために、犬の飼育率がおのずと下がった結果になってのかもしれないですね。
4. 犬アレルギーが多いのかも?
犬の毛やフケに対し、アレルギーを持つ方も多いものです。アレルギーがあるとあらかじめ知っていれば、それでもあえて犬を飼うという方はよっぽどの犬好きでしょう。
通常は、自身に犬のアレルギーがあるとわかっていれば、動物を飼わない、あるいは、猫、鳥、うさぎ、フェレット、ハムスター、爬虫類などの、犬以外の動物を飼うという選択をします。こうしたことが、犬の飼育率が低いという結果につながっていると考えました。
まとめ
この記事を読んで「え~、私は東京に住んでいるけど、周りにも犬好きが多いのに~」とか、「山形県民ですが、犬好きが少ないなんてショックです」というように感じたかたもいらっしゃるかもしれません。
補足的な事実を申し上げますと、まず、このデータは2021年度の調査結果であること。それ以前は違う結果だったでしょうし、未来の結果も当然変わってくるでしょう。
また、犬を好きな(飼っている)方と、犬を大切に飼っている方では、その意味合いに大きな違いがあります。どんな飼い方が良いかは別として、その犬に合った環境、適切な飼育方法で育てる。生涯飼育をする。きちんとした動物医療を受けさせるなどが、犬、一頭、一頭の幸福度につながっていくと思います。