【獣医が教える】自宅での無駄吠えを直す2つのポイント

【獣医が教える】自宅での無駄吠えを直す2つのポイント

犬の自宅での無駄吠えを直すポイントを現役獣医がご紹介します。「飼い主との関係性」とクレートなど「安心できる場所」という2つのポイントが抑えられていれば、改善することができます。

お気に入り登録

無駄吠えを治すポイント

なぜ「無駄吠え」をするのか?

玄関のチャイムが鳴ったら”ワンワン”、家の前を人が通っただけでも”ワンワン”
やっぱりご近所様の迷惑にもなるので、なんとかしようと、それらに慣れるトレーニングをしても、なかなかうまくいかない。もしくは一旦は改善はするけど、すぐに無駄吠えを始めてしまう。。。
そんなときは、ワンちゃんは「不安」なのかもしれません。

なぜワンちゃんは、いわゆる「無駄吠え」をするのでしょうか?
”無駄”はあくまで人間側の視点ですので、けっして無駄に吠えてるわけではありません。
そして全て吠えることには理由があり、チャイムなどの吠えは、ほとんどのワンちゃんは、おうちに対する侵入者を警戒して吠えているのです。つまり、飼い主様を守ろうとして、そして侵入者に対して不安がって吠えているのです。ですので、そんなときになんとか止めさせようと”叱って”も、ワンちゃんは余計に不安になってしまうだけですので、無駄吠えは絶対に叱らないでください。

無駄吠えを治すポイント

では、無駄吠えに対してはどのように対処すればよいのでしょう?それは、無駄吠えが始まってから何とかするのではなく、普段からのワンちゃんとの関係性を見直すことによって、コントロールできるようになると言われています。
そのポイントは2つ。「飼い主様との関係性」と「安心できる場所」です。

1、「飼い主様との関係性」

上記のとおり、無駄吠えは飼い主様を”守ろうとして”の行動だと言われています。ですので、普段から飼い主様が「守ってあげる」という関係性ができていれば、無駄吠えはぐんっと減ります。逆に、ワンちゃんが飼い主様を守ろうとする関係になると、ワンちゃんはおうちの中をずっとパトロールして、落ち着かなくなりますし、その状態で無駄吠えを抑えることはとても難しくなります。

無駄吠えを治すポイント

2、「安心できる場所」

ワンちゃんは本来、穴ぐらの中で休んでいた動物なので、本能的には狭い場所で安心して休む性質があります。ですからご自宅でも、本来は、屋根つきの寝床やクレートが安心できる場所になっていて、そこで休めることが理想です。しかし、無駄吠えが多いワンちゃんの場合、ほとんどが、その本来は安心できる場所であるはずのクレートに閉じ込められたりします。そうなると、その場所が不安な場所として、避けるようになり、安心して休める場所がないワンちゃんは、ますます不安が増してしまいます。
また、飼い主様と一緒に寝ているケースもあるかもしれませんが、ワンちゃんは人間よりも睡眠時間は長いため、日中でもしっかりと安心して休める場所が必要です。

無駄吠えを治すポイント

まとめ

無駄吠えは、上記2つのポイントがおさえられていると、あとはちょっとしたトレーニングで改善することがほとんどです。
ですが、その上記2つのポイントが難しく、いろんなケースがありますので、対処方法もケースバイケースになります。もし無駄吠えを少しでも改善したいとお考えの場合は、まずはドッグトレーナーさんにしっかりと相談してみることをオススメします。

はてな
Pocket
この記事を読んだあなたにおすすめ
合わせて読みたい

あなたが知っている情報をぜひ教えてください!

※他の飼い主さんの参考になるよう、この記事のテーマに沿った書き込みをお願いいたします。

年齢を選択
性別を選択
写真を付ける
書き込みに関する注意点
この書き込み機能は「他の犬の飼い主さんの為にもなる情報や体験談等をみんなで共有し、犬と人の生活をより豊かにしていく」ために作られた機能です。従って、下記の内容にあたる悪質と捉えられる文章を投稿した際は、投稿の削除や該当する箇所の削除、又はブロック処理をさせていただきます。予めご了承の上、節度ある書き込みをお願い致します。

・過度と捉えられる批判的な書き込み
・誹謗中傷にあたる過度な書き込み
・ライター個人を誹謗中傷するような書き込み
・荒らし行為
・宣伝行為
・その他悪質と捉えられる全ての行為

※android版アプリは画像の投稿に対応しておりません。