なぜ「無駄吠え」をするのか?
玄関のチャイムが鳴ったら”ワンワン”、家の前を人が通っただけでも”ワンワン”
やっぱりご近所様の迷惑にもなるので、なんとかしようと、それらに慣れるトレーニングをしても、なかなかうまくいかない。もしくは一旦は改善はするけど、すぐに無駄吠えを始めてしまう。。。
そんなときは、ワンちゃんは「不安」なのかもしれません。
なぜワンちゃんは、いわゆる「無駄吠え」をするのでしょうか?
”無駄”はあくまで人間側の視点ですので、けっして無駄に吠えてるわけではありません。
そして全て吠えることには理由があり、チャイムなどの吠えは、ほとんどのワンちゃんは、おうちに対する侵入者を警戒して吠えているのです。つまり、飼い主様を守ろうとして、そして侵入者に対して不安がって吠えているのです。ですので、そんなときになんとか止めさせようと”叱って”も、ワンちゃんは余計に不安になってしまうだけですので、無駄吠えは絶対に叱らないでください。
無駄吠えを治すポイント
では、無駄吠えに対してはどのように対処すればよいのでしょう?それは、無駄吠えが始まってから何とかするのではなく、普段からのワンちゃんとの関係性を見直すことによって、コントロールできるようになると言われています。
そのポイントは2つ。「飼い主様との関係性」と「安心できる場所」です。
1、「飼い主様との関係性」
上記のとおり、無駄吠えは飼い主様を”守ろうとして”の行動だと言われています。ですので、普段から飼い主様が「守ってあげる」という関係性ができていれば、無駄吠えはぐんっと減ります。逆に、ワンちゃんが飼い主様を守ろうとする関係になると、ワンちゃんはおうちの中をずっとパトロールして、落ち着かなくなりますし、その状態で無駄吠えを抑えることはとても難しくなります。
2、「安心できる場所」
ワンちゃんは本来、穴ぐらの中で休んでいた動物なので、本能的には狭い場所で安心して休む性質があります。ですからご自宅でも、本来は、屋根つきの寝床やクレートが安心できる場所になっていて、そこで休めることが理想です。しかし、無駄吠えが多いワンちゃんの場合、ほとんどが、その本来は安心できる場所であるはずのクレートに閉じ込められたりします。そうなると、その場所が不安な場所として、避けるようになり、安心して休める場所がないワンちゃんは、ますます不安が増してしまいます。
また、飼い主様と一緒に寝ているケースもあるかもしれませんが、ワンちゃんは人間よりも睡眠時間は長いため、日中でもしっかりと安心して休める場所が必要です。
まとめ
無駄吠えは、上記2つのポイントがおさえられていると、あとはちょっとしたトレーニングで改善することがほとんどです。
ですが、その上記2つのポイントが難しく、いろんなケースがありますので、対処方法もケースバイケースになります。もし無駄吠えを少しでも改善したいとお考えの場合は、まずはドッグトレーナーさんにしっかりと相談してみることをオススメします。