ライターの皆さんから教えていただいた、思わず心がほっこりするような、わんこのちょっといい話を紹介します♪
投稿者:c.moon
これは我が家の愛犬をお散歩させていた時のお話です。
我が家の犬は小型犬で誰にでも愛想が良いので、通りがかりの人にもよく可愛がってもらえるタイプなのですが、ある時一人のおばちゃんが立ち止まって撫でてくれました。
そのおばちゃんは犬好きの方のようで、しゃがみこんで、
「お~いいこだね~」
と言いながら優しく犬を撫で、ニコニコと犬の顔をみつめています。
『本当に犬が好きなんだなー』と思いながらそんな光景を眺めていたのですが、するとおばちゃんが急に私のほうを見て、やっぱりニコニコしながら、
「この子は本当に愛されてる子だね。愛情をたっぷり注がれている子なんだね!」
と言ってくれたんです。
そんなことを言ってもらえたのは初めてだったので、なんとうか...ただ褒められたのとは少し違った感覚で、なんとも言えず嬉しい気持ちになりました。
もう何年か前の話になりますが、いまでも時々思い出して嬉しい気持ちになる思い出のひとつです。
投稿者:まろ
うちには犬種も性別も大きさも性格も全く違う2匹のわんこがいます。
これは、そんな愛犬2匹のほっこりする犬同士の絆のお話。
我が家の愛犬たちのお話
先輩わんこは柴犬のmixの男の子。
神経質で怒りっぽく、警戒心が強いけど、とても臆病な子です。
今年で14歳になるおじいちゃんわんこで、体重は13キロほどあります。
後輩わんこはトイプードルの女の子。
とてもマイペースで大人しく甘えん坊で、誰にでも愛想を振りまくような子です。
今年で7歳になります。体重はかなり小柄で1.5キロほどしかありません。
見た目も性格も真逆な2匹で、2匹目を飼うときには2匹が仲良くできるか心配でした。
2匹の生活が始まる
後輩犬が来た当初、お兄ちゃんわんこは近づくなとキバを剥き出し、妹わんこは怖くて近づくことができませんでした。
せっかくできた家族ですが、2匹は仲良くすることが出来ず、お互いに全く近づかず、まるでお互いがいないかのような生活をしていました。
徐々に2匹の関係に変化が
そんな中、だんだんお兄ちゃんわんこは年寄りになっていき、目も見えなくなり、体もヨボヨボしてきて、見た目もすっかりおじいちゃんになりました。
おじいちゃんになったおかげか、若い頃よりも性格が丸くなり、徐々に妹わんこを受け入れてくれるようになったんです。
それまでは自分のテリトリーに近づいたり、オモチャを取られたらキバを剥き出して怒っていたのですが、近づいても平気などころか、自分のお気に入りのクッションにも入れてあげたりするようになりました。
妹わんこもようやくお兄ちゃんに甘えることができ、今では寂しいお留守番の時はすぐにお兄ちゃんのそばに行きます。
ビクビクしていたのが嘘のようです。
2匹が仲良くなるのには5年以上の長い時間がかかってしまいましたが、2匹の家族の絆が芽生えたこと、今こうしてお互いに助けあって仲良く暮らしていることが本当に嬉しいです。
投稿者:シーズーズーシー
これは、大学4回生の卒業旅行で、ロンドンに行った時にの話です。
その日は、ロンドン市内でも記録的な大寒波でとても寒い日した。
そんな中、近くの公園でボールで遊ぶ、わんちゃん(キャバリア)とおばあちゃんと出会いました。
98歳元気なおばあちゃん
白髪で笑顔の可愛いおばあちゃんは気さくで、旅行者である私に声をかけてきてくれました。
最初は、
「早起きですね~」
「寒いですね~」
など、片言の英語で会話していました。
そんな他愛のない会話をしているうちに、おばあちゃんとわんちゃんの事も話してくれるようになりました。
愛犬と2人暮らしのおばあちゃんはその年の暮れに、心臓機能の低下で緊急入院をすることになったそうです。
その病気で9か月間入院をしており、日課であった散歩もできず、辛い日々だったと話してくれました。
ずっとベットの横で付き添っていたわんちゃん。
大好きだった散歩ができず元気がなかったそうです。
そんなことではダメだということで、おばあちゃんも一所懸命頑張り、愛犬との日課でもあった散歩がしたいという強い思いもあって、元気になって退院できたそう。
今では、毎日元気いっぱい楽しんでおり、ボール遊びに夢中だそうです♪
(※わんこのちょっといい話、まだまだ続く!)
投稿者:スーパーサイヤ人
わんこのちょっといい話
私と愛犬がいつものように早朝散歩をしていると、家の窓からじっとこちらを見つめている男性の老人がいました。
次の日も、また次の日も・・・
そんな日が何日も続いたので、何だか気味が悪くなった私は、しばらくその家の前を通らずにいました。
それから数ヶ月が過ぎた天気の良い日の事です。
私と愛犬は散歩の途中で近所の公園に立ち寄り、ベンチに腰掛け愛犬とマッタリと過ごしながら休憩をしていました。
すると一人の老人が、こちらに向かって微笑みながらゆっくりと歩いて来るのが目に入りました。
その老人は杖をつき、覚束ない足取りで歩いていましたが、その視線は私たちを見ています。
「何だあの老人は?」
「何でこちらを見て微笑んでいるんだ?」
と思いつつも事の成り行きを見守っていました。
その老人が私達の目の前に来た時です。
私はある事を想い出したのでした。
あの老人は「自宅の窓から散歩中の私達をじっと見ている人だ!」と言う事を・・・
私は何だか嫌な気分になり、愛犬を連れて公園から立ち去ろうとベンチから立ち上がったその瞬間。
老人は囁くように話しかけていきました。
「可愛いワンちゃんですね」
「私は犬が大好きなんですよ」
「私が子供の頃、家に黒い甲斐犬がいたんです」
と言いながら、老人は私達の隣のベンチに腰掛けました。
我が愛犬はスキッパーキですのでもちろん真っ黒です。
黒い甲斐犬はスキッパーキに良く似ていますから、愛着が湧いたのでしょうか。
老人は昔の話を淡々とし始めました。
その当時外飼いをしていたらしいのですが、犬の知識も分からず飼っていたらしく、殆ど散歩に連れて行かなかったそうです。
老人の祖父は家庭菜園をしていたらしく、自宅の庭に小さな畑があったそうです。
散歩に連れて行ってもらえない甲斐犬は、フラストレーションが溜まり自分でリード噛みきり畑の作物を荒らしてしまったのです。
それに怒った老人の祖父は、その甲斐犬を山に捨ててしまいました。
あまりのショックと悲しみで、もう二度と犬は飼わなと心に誓ったそうです。
それから70数年の月日が流れ現在に至っていると言っておられました。
5年前に奥様を亡くされてから現在は一人暮らし、おまけに3年前から関節リウマチを患い、殆ど歩けない状態だったそうです。
一人暮らしをしていると、また犬が飼いたいと毎日思っていたらしいのです。
そんな時に私達が老人の家の前を愛犬と通るものですから、痛い膝に鞭打って立ち上がり毎日窓からじっと見つめていたのだそうです。
私の愛犬を見たさに毎日立ち上がっていたので それがリハビリになり、今では杖をついて歩けるまでになったと感謝されました。
その老人の事を気味が悪いと思った自分の心の貧しさに情けなさを感じました。
それからと言うもの、愛犬との散歩時は その老人の家の前で一旦立ち止まり、会釈してゆっくり通り過ぎるようにしています。
愛犬の姿を見せる事で、少しでも長生きして欲しいと思う、今日この頃です。
投稿者:リリ
3ヶ月の愛犬ココちゃんがお家に来たときは、転職するのに、有給休暇をつかってた私の彼氏のトト君が1週間一緒にいてくれました。
その時はココちゃん、寂しくなかったよね。
それが、トト君の新しく始まったお仕事が忙しくて、ほとんどお家にいられなくなり。
ココちゃんはきっと寂しかったんだと思います。
そんな思いがいっぱいで、甘えたいのに不器用なココちゃんのお話です。
こんなところにかくれんぼ!?
トトが夜の仕事をして、夜中に帰ってきていたときの話です。
当時のトトはあまり家にいる時間がなく、帰ってきてもシャワー浴びて寝るだけ、4時間もいられない日々でした。
私もココも、彼氏のトトが居なくて寂しい思いをしていました。
そんなある日、家事をしながら、ふと周りを見ると、ココがいない!
お気に入りのオモチャがあるのに見当たらなくて、家中を探しました。
「ココ~!ココ~!」
いくら呼んでも出てきません。
ドアと窓は閉まっているから、家の中にいるのは間違えないのですが、なかなか見つけられません。
チリン…
ココの首輪につけた鈴の音が聞こえ、その方向を振り向くと、ココがトトの仕事着が置いてあるところで横になってました。
ココもトトが居なくて寂しいんだね。
家に来た初めの1週間ずっとココと一緒に居て、ご飯もおしっこも病院もずっとココを見てくれた彼氏のトト。
何も分からないココに寄り添っていたトトは、ココにとってとても大きな存在でした。
そんな彼が新しく仕事が始まって、なかなか家でゆっくり居れなくて、居てもトトが疲れてるのを察して、うまく甘えられないココ。
そんなココが健気にトトを待つ間も少しでも、トトを感じたくて匂いが付いている仕事着のところでかくれんぼ。
その事をトトに伝えると、トトは申し訳なさそうな困った顔ではにかんでなんとも言えない顔。
その後、体調を崩した私を支えるために、トトは仕事を変えて、今ではココと家族いる時間を大事にしてくれています。
ココも素直に甘えられるようになりました。
投稿者:ごんきち
優しすぎるチョッパー
うちのチョッパーは屋外で飼っているのですが、この子が優しすぎるんです!
というのは、餌をほかの子にあげてしまうんです。
50センチぐらいの距離まで猫が餌を取りに来ても、びくとも動こうとせず食べるのを見ている始末。
多い時には3匹ほど、
「こいつは大丈夫だぞ。怒らないぞ」
とでも、猫たちの間で噂にでもなってるかのように、毎日来ていました。
そしてそれは、猫だけではないんです。
なんと、カラスさえも話を聞きつけてか、毎日食べに集まってくるようになり、私たちが慌てて怒る始末です。
そしてついに、冬の寒さが厳しくなってきた頃、その子の小屋から猫が出てくるようになりました。
寒さのあまり小屋までも猫に占領されるようになったのです。
猫が犬小屋で寝て、うちの子は外で寝ていました。
どう思いますか??
いつの頃からか、一緒に寝てたのには笑ってしまい、この子はどこまで優しいんだろうと考えてしまいます。
この子はよく考えてみると、どの犬にも本当に好かれるんで、最初は抜けてる子かなと思ってもみましたが、きっと凄い優しい性格の子なんだと思います。
いるんですね、そんな子が。
どうですか?ほっこりしていただけたでしょうか?
わんことの散歩のために、頑張ってリハビリをしたおばあさんの話や、野良猫にご飯や寝床を与えてあげる優しいわんちゃんの話など、『わんこのちょっといいお話』でした♪