ペット、特に犬を飼っている人がモテる!
2014年にアメリカのネバタ大学の人類学研究チームが、人の犬や猫との関わりによる、恋愛感情への影響について調査した結果、特に女性はペット、中でも犬を飼っている男性を魅力的だと感じることが明らかになりました。
2014年のアンケート調査では世界最大の結婚マッチングサイト、Match.comに登録のアメリカ在住の独身20歳以上のペットを飼っている人1200人に協力してもらい、『ペット別で何の動物を飼っている男性が素敵と感じるか』を女性に質問したところ、犬:83.3%、猫:13.3%。魚や鳥はとても少ないという結果が出た。
また、女性の35%、男性の26%が、ペットを飼っている異性のほうが魅力的に思えると答えたそうです。
しかも、興味深いことに、女性の76%と男性の60%が、『デートした相手が、自分がかわいがっているペットにどう接したかをデートを楽しむ際の判断基準にしている』というのも驚きです。
以前は、『子供が好きかどうかを異性を選ぶ際の判断基準にしていた』ということを耳にしていたのですが、最近ではペットにもその基準が当てはまるようになったようです。
特に女性の方が男性よりも、自分のペットをどのようにかわいがったのかをよく見て判断している傾向にあるようです。
研究チームの結論では、犬や猫は最近では家族とみなされるようになり、パートナーを選択する上での判断基準にもなりうるとの見方を明らかにしました。
しかも猫より犬のほうが社会的な動物であり、より手がかかる分、ペットとどのように接したか、世話をどのようにするのかでパートナーがどういう人物なのかを見る機会になると、独身の男女は考えているようです。
独身時代ペットを飼っていた私の独身男性への判断基準
幼少時代から動物好きだった私の男性への見方
私は小学校時代に金魚から始まり、ハムスター、インコ、猫2匹、犬2匹を飼ってきたのですが、やはり小動物よりも猫、犬のほうがよりお世話をする頻度が多くなってきて、犬に関しては子犬の時は特に小さい人間の子供を育てる時と同じような大変さがありました。
そのこともあり、男性が育児に参加してくれるのか否かの判断基準も、犬を飼っていることで容易にできるという感覚で見ていたことも確かではあります。
大学時代に魅力的に感じた男性のある行動
大学時代、私はある男性のしぐさを見て胸がときめいたことを思い出しました。
その男性は大学の構内にいた野良猫の赤ちゃんを座って膝の上で抱っこして、首をなでてほほ笑んでいました。
赤ちゃんを大事に抱く姿や、猫が気持ちいい首周りを自分も笑顔で触ってあげているところ、何もかもがほほえましい光景でした。
無条件で弱い命を愛しみ、大切にする精神がある人だと、その光景を見て一瞬で悟ることができたと今では感じています。
結婚を決めた私のパートナーの決定的な行動
私は社会人になり、今の主人と出会ったのですが、主人は近所の大学で飼われていたアーノルドという名前の犬をとてもかわいがっていました。
アーノルドは白い雑種でしたが、時々大学生から眉毛を書かれたり、いつも大学生に餌をもらったりして放し飼いにされていました。
ある日、急に主人から、「車でこれからアーノルドを病院に連れていくので手伝ってほしい」との連絡が入りました。
アーノルドは誤って大学の構内から出てしまい、車にひかれて腰の骨を折ったようでした。
苦しそうに息をしているアーノルドを抱えてタクシーに乗り、よだれをふきながら一生懸命励ます主人を見ている時、胸がじーんと来てしまいました。
雑種は体も大きく、抱くと汚れが洋服についてしまいます。
しかしそんなことは何も考えず、ただ命を守ろうと必死な姿は、この人と結婚したいと思う一つの要因にもなりました。
幸いアーノルドは軽い打撲ですぐに歩けるようになり、また元気に大学を走り回ることができるようになりました。
今はもういないでしょうが、アーノルドのおかげで子煩悩な主人に出会えたことを今も感謝しています。
まとめ
動物、特に犬を飼っている人がモテる理由、それは自分よりも弱い命を大切にしているのかどうかを自ら行動に移しているか瞬時に判断できるからだと思います。
犬を飼うことはそれほど簡単ではなく、病気やけが、心のケアやしつけも必要になってくるので、それは子育てにも通じるものがあります。
そして物ではなく限りある命を受け入れ、育てるという現実にもしっかりと向き合って考えている深い人間性を見ることもできます。
その点から見ても、動物を飼ったことがない異性よりも精神的に成長していると判断できます。
その異性が自分に本当に合っているのか、自分の人生においてとても大切な結婚という判断をする際に悩むような時などは、動物のことをどのように思っているのかを話し合ってみるのも一つの方法なのかもしれません。