リカへ
あなたの命が消えてしまったあの朝も笑顔で私におはようって尻尾を振り、朝ごはんもしっかりキレイに食べて、いいウンチをして…
まさか、その日の午後にあなたの笑顔とさよならする時が来るなんて思ってもいなかった。
突然のことだった…
でも突然のことじゃなく
あなたは笑顔を見せながらも痛かったり苦しい思いをしていたの?
もっと早く、いい病院に連れて行ってあげていたらまだその笑顔を抱きしめていられたの?
たくさんの後悔や寂しさで、母ちゃんとねぇねは言い争っては泣いて…そんな日が何日も続いたよ。
その時に奥の部屋に敷いてあった母ちゃんの布団の柄があなたの笑顔にくっきりと見えた不思議なことがありました。
その日を最後にふたりは穏やかになり涙の数も減ったんだ…あれはやっぱりあなただったの?
あなたの笑顔が癒しでした
生きていた頃からあなたは家族のケンカや人の悪口を嫌って止めに入って来る子だったもんね。
そのかわり楽しいことは大好きで私の誕生日も率先して、まるでハッピーバースデーを今にも歌い出してくれそうな笑顔で祝ってくれたよね。
思えばあなたは我が家がいちばん苦しい大変な時期に来てくれて、心身共に病んでいた私(ねぇね)はもちろん家族みんなをその笑顔で癒してくれていたんだよ。
あなたが亡くなった日、突然だったにも関わらず沢山の親戚や早朝からのバイトを終えたばかりの遠方の友人までもが駆けつけました。
あれには、ヘタな人間が亡くなった時より人が来たんじゃないかって母ちゃんと驚いてたんだよ。
みんなあなたの笑顔を愛してた。
2年前に母ちゃんもそっちに行ったよ。
ねぇねは寂しいけど、リカが母ちゃんにいっぱい甘えられるなら少しは我慢して頑張るよ。
私が生まれ変わっても・・・
どういう形でもいい、生まれ変わったらまたあなたと出逢いたい。
この手紙を書きながらも涙があとからあとから溢れてきて…心はあなたの笑顔でいっぱいで…
まだまだ泣き虫なねぇねだけど
あの頃、あなたの「ねぇね」だった私は今、3匹のワンコと2匹のニャンコの「ママ」として頑張ってるよ。
どうかあなたの弟や妹を母ちゃんと一緒に見守ってあげて。
リカ、あなたがくれた幸せを…笑顔を
ずっとずっと忘れません。
また会えた時にはその笑顔を抱きしめて「大好き」って言わせてね。
ねぇねより
ユーザーのコメント
40代 女性 子ブタママ
お手紙読んで泣いてしまいました。
私もウチのことの絆、もっと深め様と思いました。