犬って嫉妬するの?犬が嫉妬している時にみせる行動
人間も自分の好きな相手が別の誰かと仲良くしていると嫉妬しますが、それは犬も同じです。
大好きな飼い主さんが別の誰かと仲良くしていると、嫉妬します。
嫉妬する犬の特徴は…
- 依存心が強い
- 独占欲が強い
- 自分の順位を気にする
これまでひとりっ子で飼い主さんの愛情を独占してきた過保護の犬は、特に嫉妬しやすいです。
そこで今回は、犬が嫉妬する時にみせる行動をご紹介していきます。
攻撃行動「私のほうをみて!」
散歩中、飼い主さんが他の犬に出会って「かわいいね」など話しかけていると、「この子だれ?もっとこっちを見て!」と間に割りこんできて邪魔をし、そのまま放置すると疎外された気持ちが強まり相手に攻撃しようとします。
さらに興奮しすぎると噛み、ものを壊してしまうこともあります。
愛犬は飼い主さんの注目と愛情を得たいため、次のような攻撃行動をすることがあります。
- 吠える
- 噛みつく
- ものを壊す
- 割り込んできて追い出す
甘え「私にかまって!」
飼い主さんにかまってもらいため、次のような甘え行動をしてきます。
- 体を擦り寄せてくる
- じっと見つめてくる
- 手や足などを舐めてくる
- 自分のお気に入りのおもちゃを持ってくる
- 飼い主さんを遊びに誘う
わざとトイレ以外での粗相
いつもはトイレできちんとするのに、飼い主が困ることを知ってわざとトイレ以外で粗相をすることがあります。
これは、トイレの粗相をすることで飼い主さんの注意を引き、飼い主さんと他の犬との距離を離そうとしているからです。
トイレの粗相は、愛犬の健康状態をチェックしたうえで判断するようにしましょう。
落ち込む「もっとかまってよ」
飼い主さんの注目が得られないことで、不機嫌そうなそぶりを見せることがあります。
いつも一緒にいる愛犬が、ほかの部屋に移動するなど視界から消えた場合は、飼い主さんは「眠いのかもしれない?」「静かなところでいたいのかなぁ?」と愛犬の変化に気が付かないことも…。
犬も嫉妬することも理解し、よく観察しましょう。
これだけは、知っておきたい!嫉妬の対処法
愛犬が嫉妬する前にできる対処法と嫉妬した後の対処法をご紹介します。
対処法を知ることで、愛犬を嫉妬によるストレスから守ることができます。
多頭飼いの場合は、先住犬を優先
新入りの犬を迎えた時、新しい犬に家族が注目してしまい飼い主の関心が自分から離れていくのではないかという疎外感から嫉妬を感じることがあります。
食事は先住犬を優先し、大げさにかまってあげて優先順位をきちんと示しましょう。
犬社会のルールをしっかりと教えることが大切です。先住犬を優先することで先住犬である愛犬の立場を守り、不安を軽減させます。
飼い主さんは1頭ずつ愛犬との時間を作り、愛情を注いで安心させてあげてください。飼い主さんを独占する時間を与えることで、少しずつ嫉妬も減っていくことでしょう。
大声で叱らない
吠える・噛む・ものを壊すなどといった問題行動を発見した時、大声で叱ると飼い主に注目してもらえたと勘違いしますので、静かに叱るか無視しましょう。
犬は飼い主の気を引き、注目されたいため飼い主が自分に注目しないことが分かれば飼い主の関心を引こうとしなくなります。
飼い主が大騒ぎし相手にすると、逆効果になってしまいますので注意してください。問題行動を止めたときには必ず褒めて学習させてあげましょう。
ストレス発散
人も同じように、犬も嫉妬すれば不安でいっぱいになりストレスがたまります。
ストレスを発散するために、飼い主さんは愛犬と一緒に楽しく散歩したり、遊んであげたり、大げさすぎるほど愛犬を可愛がってかまってあげましょう。
そうすることで、飼い主さんの愛情が愛犬に伝わり、安心してリラックスすることができます。
まとめ
嫉妬はストレスや不安につながります。愛犬の信頼関係と健康を守るため、飼い主さんは愛犬が嫉妬した時はいち早く気づいてあげ、愛情を持って対処してあげてください。
いつまでも愛犬への愛情が変わらないものであると教えてあげてくださいね。