犬に洋服って必要なの?3つの効果とNG行為を解説

犬に洋服って必要なの?3つの効果とNG行為を解説

あなたは愛犬に洋服を「着せる派」でしょうか、それとも「着せない派」でしょうか。これについては、それぞれの飼主さんによって意見の分かれるところだと思いますが、今回は洋服を着せることの必要性について、その効果をご一緒に見ていきたいと思います。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

日本人はペットグッズが好き!?

服を着るヨーキー

数年前、オランダから日本に留学に来ていた女性と話す機会がありました。彼女は日本のペットグッズの豊富さにとても驚いたと言います。

中でも、犬用の洋服の種類の多さについてはどの国よりも日本が最も充実している、と話していました。そう言われてみれば確かにそうだと感じることがあります。

日本では洋服を着た小型犬、中型犬、というのは日常の光景でもたびたび目にしますが、海外では一部のセレブリティが小型犬にアクセサリーや洋服を着せている姿は見かけても、一般的な家庭では着せないことの方が多いですね。

これには、かわいさやオシャレだけでなく、私たち日本人が持つ清潔好きな感覚やマナーが関係しているのかもしれません。

では、洋服を着せるメリットにはどんなものがあるのでしょうか。ここからは、犬に洋服を着せることで期待できる3つの効果に合わせ、その際にやってほしくないNG行為をご紹介してまいります。

効果1.抜け毛の散乱を防ぐ

服を着るフレンチ

犬OKのカフェは各地にたくさんありますね。カフェやレストランで同じ空間を楽しめるのは、私たち飼主も愛犬にとっても嬉しいですね。

でも、ここでちょっとだけ気を付けたいのが、すべてのドッグカフェが犬専用というわけではないということ。

お店によっては、犬も「入店可能」というスタンスでOKをしているところも。こうしたお店では犬を連れていないお客様もみえますから、愛犬家としてのマナーを忘れないように心がけたいものです。

例えば、犬の抜け毛がお隣の方の食事に入ってしまっては申し訳ないですよね。そんなとき、愛犬に洋服を着せると抜け毛の散乱をある程度抑えることができますから、活用しない手はありません。

また、犬連れの旅行先などにも持っていくと、パッと着せられて便利です。シーンに合わせたお気に入りの1着をご用意されてみてはいかがでしょうか。

効果2. 空調による冷え過ぎ防止

茶色犬毛布かぶる

酷暑に集中豪雨。昔はこんな気候ではなかったはずなのに…。と、実感させられることも多い近年の日本。このように気候が変化していく中で、わたしたち飼主が気を付けたいのが愛犬の体温調整です。

例えば、気温があまりにも高すぎる夏。ごく限られた地域にお住いの方以外は、ほとんどのご家庭でクーラーをお使いのことと思います。

ご存じのように冷気は、部屋の下へ下へと流れていきますから、人はちょうど良い涼しさだと思っていても、部屋の下のほうで過ごす犬にとっては寒すぎるという場合も。特に小型犬や足の短い犬種、幼犬や老犬には気を配る必要があります。

そんなとき、人が冷房で冷えた体にカーディガンを羽織るように、愛犬にも洋服を着せてみてはいかがでしょうか。

おすすめは薄いスウェットやTシャツのような伸縮素材でできたものです。リラックスしてくつろぐことができますし、比較的すんなりと抵抗なく着てくれることが多いですよ。

また、ボタンなどの装飾は誤飲の可能性があるため、最初から取り外して着せるなど注意をしてくださいね。

同じ気温でも人により暑い、寒いと感じるのには個人差があるように、犬もまた、それぞれが持つ体質やその時々の体調によりベストな室温というものはちがうもの。

そこでちょっとした愛犬の変化に気づき洋服で体温調整ができれば、空調によるダメージから愛犬を守ることができますね。

効果3. 車などの事故から愛犬を守る

レインコート犬

え?そんなことに効果があるの!?と、意外に思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、洋服を着せる効果のひとつに、車などの事故から愛犬を守ることがあげられます。

例えば、日が沈んでからのお散歩タイム。暗い道では、時として茶色や黒など毛色の濃い犬はドライバーから認識されにくいことがあるようです。

また、小型や足の短い犬種では車体の死角に入ってしまう可能性も。思いがけない事故を防ぐために、できる対策は日ごろからしっかりと取りたいものです。

暗くなってしまったな、という時間帯のお散歩には、事故防止のためにちょっと目立つ色の洋服を着せてみましょう。パステルカラー、蛍光カラーなどを取り入れたものや、少し派手なくらいの柄やロゴマークも効果がありそうです。

また、より安全性を高めるために四方向にリフレクター(反射板)の付いたウェアも販売されていますので、ぜひ、愛犬に似合うものをチョイスしてみてください。おしゃれをしながら楽しく安全にお散歩を楽しみたいですね。

洋服を着せる際のNG行為

ヨーキー白服

犬に洋服を着せることがそれほど珍しくなくなったのは、長い歴史の中でもつい最近のこと。洋服を着るのが好きではない子がいるのも当然かもしれませんね。

そうは言っても、必要に応じて洋服を着せた方が良い場面も出てくるでしょう。そんなとき、私たちがついやってしまいがちなNG行為はなんでしょうか。

それは、無理やり服を着せること。犬は人と違い鎖骨がありません。ですから、犬は腕を前後に動かすことはできても、腕を横に開くのはとても苦手です。

他には、押さえつけて着せるなどはNG。犬は印象でものごとを覚える生き物ですから、一度不快な思いをすると二度目は抵抗することが多いものです。

年齢問わず、初めて洋服を着せる際は面倒でも手順を踏みましょう。最初は肩から掛けるだけ、翌日は片方の手を通してみるだけ、翌々日は…。というように、少しずつ慣らしていく練習期間を設けるのが洋服好きにさせるコツです。

さらに、この練習期間はオヤツが大活躍。犬が洋服を一部でも着たら、「その瞬間に」おいしい小さなオヤツをあげてください。

これは洋服を着るといいことがある!と、犬に覚えてもらうために効果的な方法ですので、ぜひトライしてみてくださいね。練習のお洋服にはTシャツなど頭から被るタイプよりも、前ボタンを留めるシャツタイプのほうが着せやすいですよ。

まとめ

服を着た犬

いかがでしたか。これまでは犬に洋服を着せるのはちょっと…。と思っていたけど、なんとなく練習してみようかな?という気持ちになった、という方が増えたら嬉しいです。愛犬とのおしゃれも楽しみつつ、いざというときには抵抗なく洋服が着られるように日ごろから覚えさせたいですね。

最後にもうひとつだけ伝えさせていただくと、私たち飼主は、災害時の避難場所に愛犬を連れていくという想定もしておかなければなりません。まだほんのわずかですが地域によってはペットも入れる避難所もあるようです。

もちろん、こうした機会は無いほうが良いのですが、万が一ペット連れとそうでない方が同じスペースで過ごす場合に備え、愛犬の非常持ち出し袋にはマナー用の洋服を一枚入れておくと安心です。

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