厄年の考え方
厄災が降りかかるとされる年齢を厄年といい、私たち日本人に古くから存在している風習です。
それぞれ数え年で男性は25歳、42歳、61歳、女性は数え年で19歳、33歳、37歳。
みなさんも「今年は厄年だから……」と、神社へお祓いに行ったことがありませんか?
もちろんこれはあくまで風習で、必ずお祓いに行かなければならないわけではありません。
ですがまったく根拠がないものかというと、実はそうでもないのです。
厄年の年齢は男性、女性ともに社会的責任や子育てなどで疲労が溜まりやすく、不慮の事故や怪我を招きやすい時期。
健康管理に注意する年として、身体を思いやる意味でも大切な節目にあたります。
そんな厄年が実は犬にも存在するらしいのです。
犬の厄年とは?
犬の厄年は4回
犬は7歳、10歳、13歳、16歳の4回が厄年になるそうです。これを人間のおおよその年齢に置き換えると、44歳、56歳、68歳、80歳。
最近ではこの「犬の厄年」の認知が広まっているようで、人間同様に神社でお祓いをする犬もいるのだとか。
個人的には、お祓いまではしなくても……とは思いますが、厄年をめどに健康管理をしっかり見直すのもいいかもしれません。
7歳はシニアの入り口
最初の厄年である7歳は、シニアの入り口の年。
大型犬はもう少し早いです。でも7歳ってまだまだ元気な犬が多くないですか? 実際に7歳を迎えた犬を見ても、「え、老犬……?」と思うくらい元気な犬が多いです。
しかし油断は厳禁!
身体の老化は少しずつ始まっているのです。
見逃さないで!老化のサイン
愛犬にこんな症状が出始めたら、老化のサインです。
- 寝ている時間が多くなった
- 物音や来客にあまり反応しなくなった
- 散歩へ出てもあまりはしゃいだりしなくなった
- 食欲が衰えてきた
- 階段などの上り降りがゆっくりになった
- 名前を呼んでも反応が薄い
これらの症状がポツポツ表れてきたら、まずは無理をさせないように気を付けることが大切です。
犬は身体の変化に鈍感ですから、自然と無理をしてしまいます。
たとえば海で泳ぐことが好きな犬なら、以前と同じようにめいっぱい泳いでしまうでしょう。
そんな時は飼い主が注意して見てあげて、頃合いを見てやめさせるようにしてあげてください。
ただしあまり過保護になりすぎると、逆に体力が落ちてしまいますから、できることはできる範囲でやらせてあげましょう。
散歩は疲れない範囲でゆっくり連れて行ってあげたり、食欲がないなと思ったら、シニア用の消化のよいフードに変えたりしてあげます。
シニアになると気になることが多くなると思います。「まあ大丈夫かな」なんて楽観視せず、獣医さんへ連れて行ってあげましょう。
病気の早期発見にもつながりますよ。
まとめ
我が家の愛犬(ラブラドール)は12歳。立派なシニアです。来客には尻尾を振って延々と大歓迎していたのですが、最近はその時間も短くなりました。
日中のお昼寝も長くなり、関節にもガタがきています。ドライブが大好きで、4駆の荷台にひょいと乗り込んでいたのが、手を貸さないと乗れなくなってしまいました。
「ああ年とったんだなあ」とちょっぴり寂しい気持ちになったこともありますが、元気な若い頃とは違うシニアならではの可愛さもあり、新しい一面を見ることができました。
もう行動がおばあちゃん。お昼寝から目覚めて動くときには「よっこらしょ」という声が聞こえてきそうです。
散歩も以前とはスピードが違うので、まわりの景色を楽しみながらゆっくり歩きます。
なんだか達観した仙人のような風貌さえ感じられるので、思わず「今日嫌なことがあってさ……」と相談したこともありました。笑
厄年はあくまで目安です。愛犬に1日でも長生きしてもらうために、日頃からしっかり観察してあげて充分なケアができるようにしておきましょう。
ユーザーのコメント
女性 mocmoc
寝ている時間は増えてきているとは思いました。が、今はご飯の時間になるとぱっと起きれるので、まだまだ食欲は全開だなと安心してしまっています。でも段々と消化器官も衰えてきてしまうことを考え、16歳の誕生日を境に少しずつ消化にいいフードへと切り替えていこうと思います。
足腰は本当に急に弱まります。今は歩いていられますが、フローリングなど滑りやすいところではよく転んでしまっていました。マットを敷くなどして対処していますが、筋肉がこれ以上落ちないよう無理のないトレーニングで維持していってあげたいです。
調べてみたら、日本で初めてのペット専門の神社もあるそうです。厄払いをするとほっと安心できますよね。千葉県にあるので、関東の方は参拝しやすいかと思います。わんちゃん用のちりめんの御守りもあるそうですよ。
『愛育神社(めぐしじんじゃ) 千葉県長生群白子町2366-18』
女性 まろん
知らないうちに我が家の愛犬も2度厄年を迎えていたみたいです。書かれているように厄年には年齢的にターニングポイントではあるので、その辺りはわんちゃんも人と似たような感じですね。
厄落としに行く行かないも自由ですが、行っておくと気持ち的に厄が落ちた感じがしますね!わんちゃんの厄払いをやっているところは多くはなさそうですが少しだけ気になります。
7歳からシニアになりつつありますが、小型犬〜大型犬でも差がありますが、7歳になりすぐにシニアと言うよりは、少しずつ少しずつ年を取ってきたな〜と思う事が多くなります。
昔の若かった頃が懐かしくなる時もありますが、歳を取る事でまた違った愛犬が見れて良い面もあります。
愛犬が7歳になるころに、新入りちゃんのポメラニアンを迎えたんですが、仔犬と過ごすと先住犬の愛犬も行動が若返った気がします。
置いてあるだけではオモチャ遊びをしなかった愛犬も、新入りちゃんが遊ぶ姿を見て自分もーと遊んだりと、結果的に今でも仲が良いので迎えて良かったな〜と思います。
9歳の半ばで病気になってしまい、今も闘病中です。なので、病気の進行が早いため純粋な老化のみを感じるよりも、病気から出る症状がほとんどなので、きっとゆっくりと老化を感じることはないでしょう。
少しずつ歳を取り衰えていく愛犬を見ると感慨深く切なくなるときもあるかもしれません。ですがそれさえも愛しく感じるときもあり、なんだか不思議な気持ちになるときがあります。
犬にも厄年がある事が知れました!
お友達にも教えてあげようと思います♪