この成分は要注意!
多くの飼い主の方が、普段何気なく愛犬に食べさせているドッグフードですが、現代の厳しい食の安全基準で守られている私達人間とは違って、まだまだ健康に支障をきたす危ない成分が含まれている物が多いということをご存知ですか?
発ガン性物質の含まれているBHAとBHT
ペットフードの酸化防止剤として使用されているの“BHA”と“BHT”という2つ成分は、ワンコにとって非常に危険性の高い成分だとされているんです。
何故なら、もとはフードの酸化防止剤などではなくて、石油の酸化を防止するために開発されたものなんです。
しかもそれだけではなく、膀胱がんや甲状腺がんといった発ガン性の疑いが認められている危険な化学物質だとされています。
酸化防止剤のこんな仰天エピソードも
通常の保存食ではない食べ物の賞味期限が、何年もあったらどう思いますか?
実は酸化防止剤の含まれているドッグフードはおよそ2年以上の賞味期限を設けてあるのだそうです。
もちろん常温の状態、かつ小分けで密封されてもいない、単なる紙袋に入れられている状態で保管されているにも関わらずなんです!
常識的に考えて2年以上が経過しても腐らない食べ物って怖いですよね。
そんな酸化防止剤入りのドッグフードには、こんなエピソードがあります。
愛犬の姿は消えたのにフードが残っていた!
ある日、あるところに住む家族が可愛がっていた飼い犬が亡くなってしまいました。
飼い主さん達は悲しみに打ちひしがれながらも、愛犬を自宅の庭に埋葬し、「天国でも好きなご飯が食べられるように」と愛犬のお気に入りのドッグフードも一緒に埋めてあげました。
それから10年が過ぎたある日、飼い主さんがある事情から、庭にある愛犬を埋葬していたところを掘り返してみたそうなのです。
とうぜん飼い犬の姿は自然に還り、骨だけになっていたのですが、何と驚くべきことに当時一緒に埋めていたはずの例のドッグフードはカビ1つ生えないままの綺麗な状態で残されていたのだそうなんです!
このような逸話からも、BHA、BHTが成分として記載されているドッグフードは要注意ですので、くれぐれも購入する前にチェックするようにして下さい。
アメリカで起きた恐怖の中国産フード事件
数年前から現在に至るまで、毒入り餃子、ダンボール入り肉まんといった数々の食にまつわる騒動を起こしている中国産の食品ですが、実はこの騒動、ワンコにまで被害が及んでいたんです。
2007年に、アメリカの某ペットフードメーカーのリコール事件が起きました。
このメーカーのフードを食べた犬や猫が、食欲不振や、吐き気に下痢、のどの渇きに無気力といった症状があらわれ、中には腎不全に陥って、500匹近いペットのうちの約100匹以上の子が死亡したと報告されてしまったんです。
メラミンが混入
実はこの製品、輸入していた中国産の原材料の小麦グルテンの中にメラミンが混入されていたんです!
以前に中国産の赤ちゃん用粉ミルクにもメラミンが混入して騒がれていましたが、まさか検疫の非常に厳しいとされているアメリカに輸出された、小麦グルテンにまでメラミンが含まれていたなんて、本当に恐ろしいですね。
全ての中国産が危険ではありませんが、やはり産地には厳しくなってしまいますよね?
亡くなられた沢山の、ワンコやニャンコ達のご冥福をお祈りします。
安全なドッグフードの選び方
では愛犬の健康を守る為に、私達飼い主はどの点に気を付けてドッグフードを選んであげれば良いのでしょうか?
人間も食べられるオーガニックの物
家族同様に接しているからこそ、愛犬には私達人間が食べても安全とされている良い材料を使用しているものを食べさせてあげたいですよね?
それなら、全玄米にチキンやトウモロコシに全小麦といった、人間が食べても問題のない材料のみが配合されているオーガニックタイプのものはいかがでしょうか。
価格はかなり高くついてしまいますが、安全性を第一に考えている方なら自信をもってお勧めができます
無添加のタイプを選ぶ
ドッグフードで特に危険視されているのが酸化防止成分なので、そういった人工添加物や着色料、保存料、香料を一切使わないタイプの物を選ぶのも良いと思います。
他のフードよりも賞味期限が短く保存の仕方にも気を付けなければいけない点もありますが、その分アレルギー持ちのワンコにも食べさせられるくらい安心できるんです。
因みに無添加で有名なフードは、レティシアンから出ている「ナチュラルドッグフード」です。
国産の全てを信用してはならない
先ほど、中国産の原材料のドッグフードが原因として多くのワンコやニャンコが亡くなってしまった事故の話をしましたが、だからといって国産が一番安全と決めて“国産”表示されているフードを信頼しきって購入してしまうのは少々危険です。
“○○ミール”という名称のみで具体敵な原材料が記載されていない物や、国産とされていても何故か“こちらは国外の工事で製産しています”と小さく書かれている物もありますので、くれぐれも気を付けて下さい!
まとめ
普段、皆さんが愛犬に食べさせているドッグフードの中には酸化防止剤、特に発ガン性物質の含まれているBHAとBHTが成分として表示されているドッグフードがあります。なるべくこの成分が入った物は避けた方が良いでしょう。
そして保存期間が短くなり、また価格も高額になっても構わない方は、オーガニックや無添加のフードに変えてみてはいかがでしょうか?
ユーザーのコメント
女性 ととりこさまんさ
危険であったり犬に必要がない成分であるということは
愛犬のドッグフードにこだわっていたり、色々と調べた経験があれば
広く知られている事項ではないかと思います。
しかし、今でも、ペディグリー、アイムス、ロイヤルカナンといった
目にしたり耳にしたことがある大手メーカーの製品で、これらの添加物は今も使われています。
私自身、かつてかかっていた獣医に
「添加物に敏感になる気持ちは理解するが、ドッグフードの品質を保つために最低限必要な
酸化防止剤や保存料ある。開封した途端から劣化するんですよ」と言われ
そういう考え方なのか、大手メーカーもそういう考え方なのかと思った経験があります。
百歩譲って、その考え方を取り入れたとしても、着色料(飼い主のため)とか
香料(犬の食いつき対策?)は不要かと思います。
また、酸化防止剤についても、最近は、BHA、BHT、エトキシキンといった
危険と言われる合成酸化防止剤ではなく
ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物、ビタミンC、ビタミンEなど
天然型酸化防止剤を使っているものも増えているので
少しでも身体にいいのなら…とこちらのタイプのフードを選ぶようにしています。
そして、添加物以上に怖いのが、主原料の方ですね。
●●ミール、骨粉、副産物、といったものは「正肉」ではないことや流通経路が不明である(特に安価なドッグフードの場合、原価がかからない食肉くずや病死した動物のものではないか?という疑いが後を経ちません)ということは知っておきたいですね。また、穀類と動物性タンパク質の配合についても気をつけたいところです。
尚、ドッグフードの国産表記についてですが、「ペットフードの製造工程のうち、最終加工工程を完了した国を記載」と
法律で定められています。つまり、原材料が全て海外のものであったとしても、日本の工場で加工をしていれば国産となります。この辺りの話を含め、農林水産省のwebサイトに分かりやすく詳しいページがあるので、紹介します。
ペットフード安全法 表示に関するQ&A
http://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/petfood/p_qa/hyouji.html
40代 女性 モカ
30代 男性 匿名