愛犬がもたらした幸せなひと時♪
当時高校生だった私には、サッカー部に所属する”Aくん”は気になる存在でした。
私の高校は家から徒歩5分程度の場所に立地していたため、サッカー部がトレーニングで校舎の外周をランニングする時、愛犬と散歩していると、まれに鉢合わせできることがありました。
その日は生憎の小雨でしたが、サッカー部がトレーニングで外周をランニングする日でした。普段は雨が降っている日は散歩には行きたくないのですが、ここぞとばかりに愛犬を連れて散歩へ。
校舎のまわりをぐるぐる散歩していると、Aくんを発見。
必然的な出会いですが愛犬のおかげでAくんと会うことができたのです。
そのあとももう一度会えないかと、校舎のまわりをぐるぐる回る私。
好きな人を一目見ようと、意味もなくその人がいそうなところをウロウロしてみたり。みなさんも同じようなことをした事があるのでは?
恋の予感!やっぱり気になる♪
サッカー部の練習以上に外周を回り、愛犬の散歩なのかトレーニングをしているのかわからなくなって、諦めて帰ろうとした時、ちょうど学校の正門のところを曲がるところで、サッカー部がランニング終わりにストレッチをしているところに通りかかりました。
『ラッキー!』と思っていると、いつもは無愛想な愛犬が尻尾を振ってサッカー部の中に!?
『今日はなんて積極的なんだ。。。グッジョブ!』
サッカー部のみんなが「かわいいね」と話しかけてくれ、顧問の先生も「人懐っこいね」と愛犬は大人気に!
みんなに撫でてもらって愛犬も嬉しそう♪
私は『Aくんはどこだろう?』と探してみるとAくんも微笑ましそうに見ていてくれて、目が合ってしまいました!
やっぱりかっこいいなぁ~と、Aくんのことが気になることを再確認!
テンションがあがり、愛犬にも感謝でいっぱいでした。これは恋なのかな?と思いながらもそのひと時が幸せ過ぎました。
なぜ今このタイミングで・・・?!
そして、20分くらい滞在していたでしょうか。
サッカー部の練習も終わりということで、私の彼へのアピールもひと段落いったところでした。
先生にさようならをして家に帰ろうとしたとき、なぜか愛犬が動きません。
ひもを引っ張りながら、
「もう帰るよ!ハウス、ハウス!」
と促しても一向に帰りたがる様子は見受けられません。
その様子を見た先生が、
「もっと遊びたいんだろ~。よしよし」と撫でてくれましたが、そのうち急にソワソワしだす愛犬。
私は、すごく嫌な予感がして、帰ろうと急かしてヒモを強めに引っ張ったのですが、そのままあの体勢に・・・そう、なんと・・きばっているではありませんか。
サッカー部全員が見ている前で・・。必死に抵抗しましたが、一向に動かず、時すでに遅し。
先生も「あっはっはー」と笑い、彼も笑っているように見受けられました・・。
最悪・・と思いつつ、見ると愛犬は申し訳なさそう顔。
生理現象のため、怒れるはずもなく、終わるのをただ見つめ、みんなが見守る中、愛犬のう○ちを拾うはめとなり、顔が真っ赤のまま帰宅しました。
愛犬は申し訳なさそうに、その日はそっと私に寄り添い続けてくれました。
いかがでしたでしょうか?
高校生で思春期だったからこその、愛犬と私の赤っ恥ストーリーでした。