犬が散歩を拒否する時の心理5選
本来犬は散歩が大好きなはず。
それなのに、なぜうちの子は散歩を拒否するの?とお悩みの飼い主さんは、まずはその原因を探ることが大切です。
まずは、犬が散歩を拒否する時の心理5選の中から、当てはまる物がないか探ってみてください。
1.外には怖いものがあるから
工事現場がある、子供がいる、自転車や車やバイクが通る、苦手な人がいる…など犬にとって怖い物があると急に散歩を拒否することがあります。
特に犬は、大きな音や振動が苦手です。怖がりな犬はもちろん、そうでない犬も急に「行きたくない」と拒否することがあります。
2.首輪や洋服が合わず歩きにくい
首輪やリード、レインコートなど身に付けた物に違和感を感じて「歩きたくない」と散歩を拒否する犬もいます。
もし急に散歩を拒否する場合は、身に付ける物にも目を向けてみてください。
3.飼い主さんに甘えたい!
嫌がれば飼い主さんが抱っこしてくれる、散歩を拒否すれば遊んでくれる、といった犬のわがままが隠れていることもよくあります。
日ごろから甘やかしてしまうと、散歩の途中に寝そべってしまったり、動かなくなってしまうなどわがまま行為を見せてくるでしょう。
4.散歩は疲れるから行きたくない
高齢犬や何らかの体調不良で、「疲れるから行きたくない」と主張することもあります。体力低下や老化による不調が原因である場合は無理をしないように注意しましょう。
7歳以上はシニア犬です。認知症によって反応が鈍くなるおそれもあるので、よく観察してください。
5.外は暑くて嫌だ
犬も人間以上に暑さに弱いため、真夏の散歩は嫌がります。
散歩が大好きな犬だとしても、炎天下の中の散歩を経験すると、次の散歩で拒否する可能性があるので注意しなければなりません。
散歩を拒否する犬への対処法
愛犬が散歩を拒否してお困りの飼い主さんは、先ほどご紹介した心理から原因を探りましょう。その上で、次の対処法をお試しください。
散歩コースを変えてみる
臆病で怖がりやすい犬には、散歩コースの変更をおすすめします。
人通りの少ない道や時間帯を選んで、愛犬に怖い思いをさせないよう工夫してあげましょう。
犬が歩きやすい格好をさせる
オシャレや機能にこだわり過ぎてしまわぬように心がけてください。
また、首輪のサイズやレインコートの感触も、犬が拒否する原因になっていないか見直しましょう。
散歩時間を変える
飼い主さんの都合もあるかと思いますが、愛犬が心地よく散歩できる時間を選んであげてください。
特に暑い夏は、早朝か夕方過ぎの涼しい時間帯がおすすめです。
ご褒美におやつを与える
散歩自体を嫌がってしまう犬や、散歩途中に座り込む犬にはおやつを見せて前へ進ませましょう。そして、できたらご褒美を与えて「散歩したら良いことがある!」と教えます。
何度も繰り返していく中で、散歩に対するマイナスのイメージが薄れていきます。根気よく続けることが大切です。
やってはいけないNG行為
愛犬には楽しく散歩をして欲しいですよね。そのために、覚えておきたい「飼い主さんがやってはいけないNG行為」についてご紹介します。
拒否する原因を探らない
愛犬が散歩を拒否するのは必ず理由があります。
怖い何かがあるのか、体力低下したのか、甘えているだけなのか?といった原因を探ることがとても大切。
もし、病気やケガが原因である場合は悪化させてしまいます。おかしいと思った時は、愛犬のボディチェックをしながら原因を探ってください。
犬のわがままに付き合ってしまう
散歩の途中で、座り込んだからといって抱っこしてしまうと、散歩のたびにわがまま度が加速してしまうのでNGです。
抱っこをすると運動の機会を奪うことになり、肥満にもつながります。病気やケガがない限り、犬の要求に付き合わないようにしましょう。
無理矢理リードを引っ張ってしまう
怖がったり疲れたからと、立ち止まった犬を無理矢理引っ張ってしまうと、ますます散歩嫌いにさせてしまいます。
拒否してしまったら、先ほどご紹介したおやつで気を紛らわせてしまいましょう。とにかく、散歩は楽しい!と覚えさせることが大切です。
まとめ
飼い主さんにとって犬の散歩拒否行動は厄介かと思います。ですが、そんな時こそ「なぜだろう?」と原因を探ってあげてください。
もしわがまま行為であれば、日ごろの付き合い方も見直しましょう。
今回ご紹介した対処法やNG行為を踏まえて、ぜひ愛犬と散歩を楽しんでくださいね。