犬を室内飼いすると長生きする理由5選
昔は屋外で犬を飼っていたご家庭が大半でしたが、現在は室内飼いしているご家庭が大半です。
これには『家族』という意識が強まったことが影響していると考えられます。
また、室内飼いすると長生きするという発表もあります。では、なぜ犬を室内飼いすると長生きするのでしょうか。
1.犬に適した温度管理ができる
最も大きな要因として、犬に適した温度管理ができるという理由が挙げられます。
特に日本は、夏は高温多湿、冬は寒く乾燥しやすいという両極端な気候を繰り返します。こうした気候の変化に、屋外だと対応しきれないのです。
そのため、室内で一緒に暮らすことで、エアコンやその他の暖房器具などを活用し、愛犬に合った温度環境を整えることができるのです。
快適に暮らすことができるため、ストレスも軽減されますし、何より熱中症や熱射病、低体温症などに陥るリスクがぐっと下がりました。
2.ストレスが軽減されるから
外で過ごしていると、どうしても多くの音や匂いを感知してしまいます。
特に、他の犬や人が近づいてくると、「自分の縄張りを荒らされるかも」「敵に襲われるかも」という野生本能が働き、ゆっくり休むことができません。
その点、室内であれば敵が突然襲ってくるリスクが下がりますし、音や匂いも完全に遮断することはできませんが、外にいるよりは安心して暮らすことができます。
また、大好きな家族と一緒にいることで、安心感や嬉しさを感じることができるため、ストレスを軽減したり、ストレスフリーな生活を送ることができるのです。
3.体調の変化に気付きやすくなる
外飼いであっても、頻繁に毎日様子を見ている飼い主であれば、愛犬の異変を察知することはできるでしょう。
しかし、どうしても一緒にいる時間が長い室内飼いの方が、体調の変化に気付きやすいです。
毎日傍にいることで、ちょっとした行動の変化や表情の変化、食欲の有無などを敏感に察することができるため、病気や怪我を早期発見し、治療することができるのです。
病気や怪我は、早期発見、早期治療によって完治したり、進行を遅らせることができるため、長生きに直結する理由となります。
4.脱走して事故に遭う確率が下がる
昔みんなが外飼いしてい頃は、よく脱走する犬がいましたが、最近は犬が脱走してしまったという報告が減っています。これも室内飼いするご家庭が増えてきたことが影響しています。
外飼いでは、雷や工事の音などで犬が驚いてしまい、私たちの想像をはるかに超えた力で脱走してしまうことがあります。
脱走してしまうと、その道中で事故に遭ったり、感染症にかかったり、帰ってこれなくなったりとさまざまな危険に見舞われます。
対して、室内であれば逃げ出すリスクは一気に下がります。ドアや窓を開けっ放しにしなければ、基本的に逃げ出す恐れはないため、安心して暮らすことができるのです。
5.感染症にかかるリスクが低くなる
常に外にいると、感染症を患うリスクが上がります。特に、夏場になると蚊を媒介して感染するフィラリア症が危険です。
最近では、予防薬を簡単に投与することができるようになったため、感染報告例は非常に少ないですが、フィラリア症を始め多くの感染症は、室内飼いされている犬よりも外飼いの犬の方がリスク高めです。
感染症の中には、そのまま死に直結する危険な感染症も多くあります。
特に外飼いの場合は免疫力が低下していることも多く、さらに感染症にかかりやすく、重症化しやすい状況が考えられます。
まとめ
犬は室内飼いよりも外飼いの方がいいはず、という意見ももちろんありますが、実際に長生きしているのは室内飼いの犬の方が多く、家族と一緒に過ごせるという点でも、犬にとってメリットは大きいと考えられます。
ぜひ外飼いしている飼い主さんは、今からでも室内飼いを検討してみてはいかがでしょう。