運動量が多い小型犬
ミニチュア・ダックスフント
狩猟犬として活躍していたミニチュア・ダックスフントは運動量の多い犬種です。
朝と夕に、30分程度のお散歩や運動をすることを好みますが、適切な運動量を与えてあげることができない場合、肥満になりやすいです。
胴が長く手足が短い犬種ですから、若い頃から十分な運動で筋肉の低下を防がなければ、首や腰、手足の関節や骨などに大きな負担を抱えることになりかねません。
そしてミニチュア・ダックスフントは、好奇心旺盛で勇敢な犬種です。
物を追いかけたり、ニオイを嗅いで探し出すなど、狩猟犬としての本能を発揮することができるような遊びが大好きです。
協調性のある犬、頑固で負けず嫌いな犬、友好的で明るい犬など性格には個体差があります。
ジャック・ラッセル・テリア
ジャック・ラッセル・テリアは、アクティブでスタミナに優れた運動量の多い犬種です。
ディスクを使った運動、アジリティーを使った運動も得意で、お散歩はもちろんですが、動くものを追いかける運動を好みます。
活動的で恐れ知らずな性格を持つジャック・ラッセル・テリアですが、適切な運動を十分に与えてあげることができれば問題は起こしません。
しかし、運動不足でストレスがたまると攻撃的になってしまう一面があります。また、頑固で警戒心が強く、よく吠えるようになってしまうこともあります。
運動量が多い中型犬
ボーダー・コリー
優れた運動能力と訓練能力を持つボーダー・コリーは、競技会でも活躍する運動量の多い犬種です。
朝と夕に、1時間ずつのお散歩や運動を好みます。
さらに週末や休日には、アジリティーを利用するなど体力を十分に使い切る時間を与えてあげると良いでしょう。
ディクスやアジリティーを利用することで、得意とする訓練能力を高めることができるためです。
家族に対しては、優しく温厚で深い愛情を注ぐ犬種です。家族の中でも主人と決めた相手への忠誠心は、一途で従順に貫き通します。
賢いため、しつけに苦労することはありませんが、賢い余りに適切なしつけがされていないと見下されてしまう恐れがあります。
イングリッシュ・コッカー・スパニエル
遊び好きで体力のあるイングリッシュ・コッカー・スパニエルは、運動量の多い犬種です。
狩猟犬として活躍していたことがあり、獲物の鳥を脅かして飛び立たせたり、仕留めた獲物を運ぶ役割がありました。そのため、人と共同作業をすることが得意です。
洗練された華やかな見た目とは違い、実はスポーティーな性格の犬です。
賢く飼い主さんや家族に対して従順なため、訓練能力も高くしつけやすいです。
ただし遺伝性疾患の多い犬種ですので、定期的な健康診断は必須です。
運動量が多い大型犬
ゴールデン・レトリバー
家庭犬として人気の高いゴールデン・レトリバーは、運動量が多い犬種です。
体が大きいことだけではなく、狩猟犬として活躍していたので、十分な運動量を与えてあげなければならない犬種です。
水辺で狩猟をしていた過去から水遊びを好み、泳ぐことも得意です。
洞察力に優れた性格で、飼い主さんや家族に常に寄り添います。また、他の人や犬に対しても友好的でフレンドリーに接することができます。
幼い子供と遊ぶことも得意ですし、高齢者の歩行に合わせてゆっくり歩くことも得意です。
秋田犬
国の天然記念物に指定される日本犬の中で、唯一の大型犬である秋田犬は運動量の多い犬種です。
飼い主さんや家族には優しく忠実であるものの、番犬気質な性格から、他の人や犬に対しては厳しい一面があります。
そのため、ドッグランやドッグカフェなどでは、利用制限によって立ち入りを禁止されてしまうことがあります。
運動量の多さから、朝と夕に1時間ずつのお散歩を欠かさない、庭に十分な運動スペースを設けるなど対応しなければなりません。
ドッグランを併設した動物病院もありますので、他の利用者がない時に遊ばせてもらうと良いでしょう。
番犬気質な性格から攻撃性の高い個体も多くみられるため、十分なしつけを行い、飼い主さんが適切にコントロールできなければなりません。
知性に優れた賢い犬種ですので、指示にも素直に従うことができます。ぜひ、基本的なしつけを十分に、そして適切に行ってあげてください。
まとめ
運動量が多い犬種を小型犬・中型犬・大型犬にわけて6種ご紹介しました。
- ミニチュアダックスフント
- ジャックラッセルテリア
- ボーダーコリー
- イングリッシュコッカースパニエル
- ゴールデンレトリバー
- 秋田犬
運動量の多い犬種には、運動が大好きな飼い主さんや体力に自信のある飼い主さんとの暮らしが向いています。
ぜひ一緒に体を動かすことを楽しんでくださいね。