愛犬を供養する方法
愛犬の供養方法は様々で、特に決まり事はなく自由です。
飼い主さんや、家族の希望する通りの供養を行ってあげることができます。
人と同じように葬儀や火葬を行うことができますし、その後の納骨も可能です。
1.納骨堂で供養する
犬用の納骨堂があります。
ひとつの部屋に棚がいくつも並んだタイプの納骨堂もありますし、完全個室になっている納骨堂もあります。
またロッカー式と言って、コインロッカーのような場所に納骨するなど、タイプは様々にあります。
個別での納骨が可能ですが、希望があれば合同での納骨も可能です。
お参りは自由にできますが、ペット霊園によって決まりがある場合があるので、気になる方は事前に問い合わせすることをお勧めします。
2.手元で供養をする
亡くなった愛犬の遺骨を手元に置くことを、手元供養と言います。
なかなか手離すことができず、しばらくは手元に置いておきたいという飼い主さんがほとんどです。
遺骨の一部を手元に置き、残りは納骨するという方法を選択することもあります。
3.仏壇・位牌を作る
愛犬の写真や名前を入れて、位牌を作ることができます。
骨壺を納めることができるペット用の仏壇もあり、自宅で毎日いつでも手を合わせ供養することができます。
ペット用の仏具も豊富で、手元供養をされる飼い主さんや家族が多く利用されています。
4.花と花言葉を贈る
供養のお供え物として花を購入することがあります。
愛犬の誕生花を選ぶ、思い出に関係のある花を選ぶ、花言葉で選ぶなど、選び方は様々です。
- ピンクのカーネーション 「感謝」
- 白いカーネーション 「愛しています」
- スイートピー 「優しい思い出」
- かすみそう 「幸福」
上の例は、愛犬の供養におすすめの花言葉を持つ花です。
特に決まり事がなく、自由に行うことができる犬の供養ですが、人間の供養と同じように棘のある花は避けた方が良いかもしれません。
もし、薔薇がお好きなのであれば、棘を全て取り除いてからお供えしてあげてください。
5.自然葬をする
愛犬の遺骨を自然に還すという供養方法があります。
墓石の代わりに樹木を利用する樹木葬や、山・海・自宅の庭などに散骨する方法が主です。
散骨する際の法律による規制はありませんが、所有者がいる場所への散骨は権利者の許可を得る必要があります。
また、地域によっては市区町村による条例が定められていることがあります。
愛犬が亡くなったら…
ご遺体を清める
亡くなってから2時間~3時間ほどで死後硬直が始まります。
まぶたを閉じてあげる、手足の関節を軽く曲げてあげる、体を拭いてあげる、ブラッシングで毛並みを整えてあげるなど、体が硬直してしまう前に清めてあげると良いです。
安置し、火葬する
犬用のお棺等を用意してあげます。
箱や段ボールでも構いません。愛用していたベッドに寝かせ、お棺に入れてあげても構いません。体液が出てくることがありますので、ペットシーツを敷いてあげると良いでしょう。
直射日光が当たらないようにし、風通しの良い場所に安置します。保冷剤を入れるなどし、冷やしてあげることで腐敗を防ぐことができます。
火葬または土葬などの準備をし、業者へ依頼します。どこで火葬したら良いかわからない時はかかりつけの獣医師に尋ねると良いでしょう。
死亡届けをする
愛犬が亡くなってから30日以内に、登録した市区町村への手続きを行います。
別れは悲しく寂しいですが、必要なことを全て終える時までがお世話する者の責任です。
まとめ
亡くなった犬を供養する方法について5つ解説しました。
- 納骨堂で供養する
- 手元で供養をする
- 仏壇位牌を作る
- 花と花言葉を贈る
- 自然葬をする
決まり事がないため供養は多様化してしますし、飼い主さんや家族で自由に行って構いません。愛犬が喜ぶ供養方法を選んであげてください。