子犬を迎えた初日~1週間が大事♡!
家族に迎えた初日~1週間は、子犬が新しい家族や環境に慣れるための重要な期間です。
慣れ親しんだお世話をしてくれた人や母犬や兄弟姉妹と離れ離れになり、心細く寂しい気持ちでいます。
神経質になって考える必要はありませんが、ほんの少し子犬の気持ちになって考えてみてください。
1.遊ばせ過ぎること
初日のNG行為は、遊ばせ過ぎること。
子犬は、1日のほとんどを寝て過ごします。個体差はありますが、1日14時間~18時間くらい眠り続けることがあります。
とくに、迎えられた初日~3日間くらいは緊張やストレスを緩和させるために、多くの睡眠を必要とします。
しかし、飼い主さんや小さな子供さんが必要以上に相手をし、子犬の眠りを妨げてしまうことはよくありません。
好奇心旺盛な子犬ですから、誘われればいつまででも遊んでしまいますし、体力や遊びの限度をまだ知りません。
遊び疲れてしまい、脱水症状や低血糖を引き起こす危険があります。特に低血糖は子犬の突然死の原因にもなるほど危険な症状です。
初日は静かな場所にケージや寝床を用意し、ゆっくり体と心を休ませてあげてください。
2.しつけや芸を教えること
初日のNG行為は、しつけや芸を教えることです。
お座りやお手などの簡単な芸を、すぐに教えてあげたくなります。
“子犬のうちにしっかりしつけなければ”という気持ちもよくわかります。しかし、それは初日から行う必要はありません。
家族や環境に十分に慣れたと判断した時から始めても早いくらいです。
しつけや芸は成犬になってからでも十分に行うことができますから、初日から神経質になって考える必要はありません。
家族と一緒に暮らしながら覚えていくことも、たくさんあります。
ただし、初日にひとつだけ教えてあげてほしいことがあります。それは、トイレの場所です。
“あなたのトイレはここにありますよ”と教えてあげてください。
まだトイレトレーニングを始めるわけではありませんから、失敗してしまうことがあるかもしれませんが、その時は許してあげてください。
叱ることも褒めることもせずにサッと片付けてしまえばOKです。
3.お散歩に連れて行くこと
初日のNG行為は、お散歩に連れて行くことです。
愛犬を、様々な感染症から守るために必要な混合ワクチンの接種が済んでいません。
基本的には、獣医さんから“お散歩してもいいですよ”という許可をいただいてから、お散歩デビューさせた方が良いです。
生後1カ月~生後3カ月頃は、感染症にかかるリスクが高まります。母犬の初乳からもらった免疫が減ってしまうからです。
感染症を予防するためには、子犬にも成犬にも混合ワクチンの接種が欠かせません。
混合ワクチンには、2種~11種などの異なる種類があります。獣医さんと十分に相談し、目的やリスクについても十分に理解した上で受けさせてあげてください。
4.構い過ぎること
初日のNG行為は、構い過ぎることです。
夜鳴きをしても無視して構いません。ケージの中で鳴き続けても無視して構いません。
ケージから出してあげたり、抱っこしてあげることで鳴きやみますが、一時的に鳴きやむだけです。
母犬や兄弟姉妹と離れ離れになり、不安な気持ちから夜鳴きをしてしまうことがあります。
しかし、これから新しい家族や環境に慣れなければなりません。長時間のお留守番だって経験します。
あまりにも構いすぎてしまうと、分離不安症の原因になることがあります。初日~1週間程度、慣れるまで少しの辛抱です。
まとめ
子犬を迎えた初日に絶対してはいけないNG行為について、4つのテーマで解説しました。
- 遊ばせ過ぎること
- しつけや芸を教えること
- お散歩に連れて行くこと
- 構い過ぎること
どれも、ついやってしまうNG行為です。しかし、子犬のためにはならない行為です。
初日は、子犬が体と心をゆっくり休めることができるよう、適切な環境を与えることを優先してみてください。