飼い主は愛犬が最優先?
愛犬を溺愛するが故に、周囲が見えなくなるのは“飼い主あるある”です。
家庭内でのペットファーストは家族の在り方なので問題ありませんが、他人に迷惑をかけているとなると、話は変わってきます。
犬の行動にばかり気を取られ、自分の行動を見失っていませんか…?
近所迷惑になる行動4選
1.犬を大声で叱る
飼い主を悩ませる「吠え」は、苦情に直結しやすく、未然に防ぎたいのが本音です。
やめさせるために「うるさい!」と叱るシーンもあるでしょうが、犬の吠える声よりも飼い主の叱る声が大きいようでは、全くもって無意味です。
犬を叱っても、怖がらせるだけでは一時的な抑止であり、根本的な解決にならないことも多いです。
2.室内で追いかけっこ
悪天候で散歩に行けないときは、室内遊びで運動不足を解消させたいですよね。遊び方は色々ありますが、室内での追いかけっこは控えるのが無難です。
足音は思った以上に響きやすく、人間の走る音は、犬の比ではありません。走らせることが目的であれば、室内ドッグランを利用しましょう。
3.屋外でのブラッシング
犬のお手入れで欠かせないブラッシング。毛の飛び散りが気になるからと言って、屋外でブラッシングしていませんか?
公園など、公共の場でのブラッシングがNGなのは広く知られていますが、庭やベランダといった私有地でのブラッシングもマナー違反となります。
抜け毛が舞って隣人の洗濯物に付いてしまっては、折角綺麗に洗った洗濯物が台無しです。
4.共有スペースを歩かせる
集合住宅の場合、他の部屋に住む住人と遭遇することは多々あります。
ペット可能物件であったとしても、エレベーターやエントランスは、誰でも利用出来る共有スペースです。
リードを付けていても、興奮して飛び掛かったり相手に危害を与えることは考えられますので、建物内を移動する際は、抱き抱えるかキャリーバッグに入れましょう。
ご近所トラブルを防ぐには?
しつけ方法の見直し
しつけは根気強く!が基本ではありますが、一生懸命しつけていても、やり方が間違っていては元も子もありません。
一般論が、全ての犬にマッチするとは限らないため、少しの工夫で劇的に改善することもあります。
固定概念に囚われず、しつけ方法を見直すことを検討してみましょう。
防音対策をしっかりと!
建物自体の防音設備だけでは、遮音や防音効果が不足している可能性が考えられます。
専門業者に頼む方法が確実ではありますが、費用が高く、経済的な負担があることは否定出来ません。
防音シートや吸着パネルなど、対策によって防げる騒音があります。最近では、DIYで賄えるお手頃価格のグッズも増えてますので、ぜひ試してみてください。
ご近所への挨拶まわり
いくら注意していても、認知症などの病気によって、犬が夜鳴きをすることがあります。
犬を飼う以上、老犬介護は避けては通れない道です。
見えない、聞こえない不安から夜鳴きをする場合、飼い主の努力だけでは防ぎ切れないかもしれません。
事前説明があるかどうかによって、ご近所の反応が変わる部分は少なからずあると思います。
一言ご挨拶に伺い、現状を伝えてみて下さい。
まとめ
ペットファーストは、決して悪いことではありません。
愛犬を想う気持ちがそうさせているはずなので、犬にとっては喜ばしいことです。
とはいえ、嫌われてしまってからの信頼回復には、かなりの時間を要します。
ご自身の行動に改善すべき点がないかを確認すると共に、日頃からご近所の方とコミュニケーションを図っておくと良いと思います。