犬がすぐに吠えてしまう…どうやって止めさせればいい?吠える理由と適切な対処法とは?

犬がすぐに吠えてしまう…どうやって止めさせればいい?吠える理由と適切な対処法とは?

愛犬がとてもよく吠えて困っている…という悩みを抱えている飼い主さんは多いと思います。実は私もそのうちの一人で、未だに愛犬がすぐに吠えてしまうという問題を完全に解決できていません。そこで、まず吠えるのを止めさせる方法を考える前に、まず、なぜ、犬は吠えるのかその理由を考えてみることにしました。吠える理由がわかれば、それを解決する適切な方法がきっと見つかると思ったからです。そこで今回は、犬が吠える理由と適切な対処法を私の経験談も交えてご紹介したいと思います!

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犬がすぐに吠えてしまう…どんな時によく吠える?

吠えているプードル

チャイムが鳴ったとき

私たち人間にとっては、どうして自宅のチャイムが鳴ったら、あんなに興奮して吠えるのか理解できません。

「マテ」などの指示も全く聞こえていないようで、制止も出来ません。一目散に玄関へ走っていき、吠えたてます。

私の愛犬もそうですし、友達やご近所の方の犬も、チャイムに過剰に反応する犬は多いようです。

知らない人が近づいたとき

ファーストフードのドライブスルーなどを利用した時や、散歩などの時に知らない人が狭い道ですれ違う時や、飼い主さんに話しかけてきた時などに激しく吠えてしまうことはありませんか?

走っている人、走っている子どもが近づいてきたとき

散歩の途中や車での外出時に、ランニングをしている人や奇声を上げながら走っている子どもが視界に入れば、すぐ近くでなくても猛烈に吠えます。

この時、尻尾は振っていませんが、歯をむき出していたり、鼻頭に皺が寄っていたりと敵意と闘争本能むき出しと言ったような表情ではありません。ただ、興奮しているだけのような様子に見えます。

なにかを要求しているとき

遊んでほしい、早くおもちゃを投げてほしい、じらさないで早くおやつをちょうだい!など、犬が飼い主さんや気心の知れた人に対して、なにか強烈な要求をしている時に吠える場合があります。

ただし、キュンキュン、ピーピーと言ったような鼻を鳴らして甘えるような声を出して「おねがい」をする時はなにも問題はありません。

けれども、低い声や大きな声で脅すように吠え、その吠え声を誰も制止できない状態は,吠えるという行為ではなく、人間と犬との関係性に問題があります。

犬がすぐに吠えてしまう理由

コーギーの子犬が吠えている写真

恐怖

犬が恐怖を感じて、その場から逃げることも隠れることも出来ない状況になると必死に吠えます。

要求

自分よりも力が弱い相手、あるいは自分が威嚇すれば怯む相手に対して、なにが要求があるとき、「早くしろ!」「自分の言うとおりにしろ!」という意味で吠えます。

驚愕

「驚愕」とは、私たちも含めた動物が思いがけない事柄を体験した時に感じる瞬間的な感情のことを言います。

特に犬が吠えるときは、嬉しいことよりも大きな音がして驚いたり、未知のものや嫌いなものに唐突に出くわしたような、あまり好ましくないことが起こったときです。

ちなみに「驚愕」の感情は、「命の危険」か「自分の身に危害が及ぶかもしれない」と察知したとき、「怒り」に推移します。

犬がすぐに犬が吠えるときの適切な対処法

怒っているシェパード

徹底的に「まて」が出来るようにする

どんな状況でも「まて」と言えば、いったん、動きを止めるほど確実に「まて」が出来るようにトレーニングします。

そして、吠えている最中、「まて」と指示を出し、犬がその指示に従って吠えるのを止めたら、満面の笑顔で大きな声で、しっかりと褒めてあげてください。

言葉だけで「えらいね」と褒めるのではなく、心の底から飼い主さんの指示に従って、吠えるのを止めたことを喜んでいる様子を愛犬に見せます。

そう言った経験を重ね、犬の記憶の中に「吠えなかったら褒められる」という「うれしい経験の記憶」を蓄積していきます。

吠えても無駄、と教える

例えば、飼い主さんが食事をしている時、側で「それをちょうだい!」というような様子でずっと吠えているのは、いわゆる「要求吠え」です。

こういった場合、犬が吠えてうるさいから黙らせるために犬の要求に応えてしまうと、「吠えたら自分のようになる」と犬が覚えてしまいます。

ですから、どんなに犬が吠えても「吠えても思い通りにならない」ことが自分で理解出来るように要求吠えに関しては、徹底的に無視します。

気を逸らす

「吠えるのを止めさせたい」と真剣に思っている飼い主さんなら、愛犬が何に対して、どんな時に吠えるのかをある程度把握できているでしょう。

そこで、全ての状況に当てはまることではありませんが、横を通り過ぎる人に吠えたり、車に乗っているにも関わらず、外を歩いている人に激しく吠えたりする場合、その犬の「吠えたい」という気持ちを逸らす策を講じます。

車の中だけで食べられる特別なおやつを用意して、吠えそうになるとそのおやつを与える。通りすぎる人に吠えそうになる場合は、名前を呼んで飼い主さんに注意を向けて気を逸らす、などの方法で、犬の「吠えたい」という衝動を逸らします。

この方法の場合は、「吠えたらおやつがもらえた」と犬が勘違いしないように「ご褒美」を与えるタイミングが重要です。

家族全員で一貫した態度で接する

どの方法を試すにしても、最も大切なのは愛犬と一緒に暮らしている「家族」全員が一貫した態度で愛犬に接することです。

褒めるポイント、叱るポイントがバラバラだと犬は混乱し、家族のうち一人だけが「吠えない犬にしたい」と、どんなに頑張っても「吠える」という問題行動を解決することは出来ません。

まとめ

飼い主に制止されている犬

私たち人間にとって犬の鳴き声や吠える声は時に騒音とも、脅威ともなります。

けれども、それは私たちの「声」が、大声で怒鳴ると人を威嚇することになったり、静かに過ごさなければならない場所での話し声が、迷惑になったりするのと同じことだと思います。

犬が大きな声で吠えるとき、絶対になにか理由があるのです。なにか伝えたいことや伝えたい気持ちがあるからです。私たち飼い主にとって一番大切なのは、焦らず、そして決して諦めないことです。

むやみに吠えなくなったとき、愛犬と飼い主さんの間には一つの壁を一緒に乗り越えたという絆と、「どんな時でも、飼い主さんは自分の意思を正確に理解してくれる」という愛犬からの強い信頼感を得ているはずです。そう信じて私も頑張ります!

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