この子が恋のキューピットに!愛犬が赤い糸を咥えてきた話

この子が恋のキューピットに!愛犬が赤い糸を咥えてきた話

長い間恋愛とは無縁の生活をしていた私が、愛犬に対するとある選択をした途端に奇跡的な出会いから結婚までに至った話をしていきます。

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愛犬が我が家にやってきた

ダックスの子犬

この出会いが全てを繋ぐ鍵に

母の気まぐれがキッカケで突如として我が家にミニチュアダックスの女の子がやってきたのは9年前の春先。名付け親を頼まれた私は、小さくて愛らしい姿を見て、彼女の名前を“プシュケ”と名づけました。
プシュケとはギリシャ神話に登場する美しいお姫様であり、あの恋愛の神様キューピットの恋人(後の夫)の名前なのですが、まさかこの愛犬プシュケとの出会いが、この先に待ち受ける運命の出会いへと繋ぐ鍵になっているなんて、この時は想像もしていませんでした。

男の気配の少ない私が、愛犬との生活で限りなくゼロに近くなる

この当時の私は、勤めていた職場で責任者として働いていたので任される仕事も多く、時には残業で深夜近くに帰宅する日もあり、また職場内も9割が女性だったので、男性との出会える機会はなかなかありませんでした。
それでも恋愛をしたかった私は不定期で友人主催の合コンへ参加をするなどしていましたが、プシュケが我が家に来てからというものすっかり犬中心の生活になってしまい、合コンどころか休日も習い事がない日は家で彼女と過ごす日が増えてきてしまいました。
それは友人の一人から、
「このままじゃ、いつまでたっても彼氏ができないよ」
とチクリと刺されたくらいでした。

突き付けられた選択が思わぬ展開へ

分岐点イメージ

突然迫られた愛犬との運命の分岐点

そしてプシュケと暮らしてから、すっかり恋愛に興味を無くしたまま数年が過ぎたある頃、私は父親からとある決断を迫られてしまいます。
それは、
『今住んでいるマンションを引き払って海外へ行く事になったから、一人暮らしをして欲しい。
ただプシュケはお前に懐いているから、望むなら連れて行って良いし、無理なら一緒に海外へ連れていくか里親を探す』
というものだったんです。

ちょうどその時期、職場の景気が悪化していたせいで、ボーナスカットをされた上に残業禁止令を出されて給料が減っていました。
だからその状態でプシュケを養いながら一人暮らしをするのは勇気がいったのですが、何も知らずに私の足元でスヤスヤ眠る彼女を見ていたら絶対に離れ離れにはなりたくないと思い、一緒に連れて行く選択をしたんです。

この決断が思わぬ奇跡をもたらした!

繋ぐ手

こういった経緯から、“ペット可の住居で給料内で生活できる家賃”という条件で部屋を探し、ようやく見つけた物件は、全く知らない少々田舎の街でした。

更に生活を切り詰める為に、長年続けてきた習い事を辞める事となったのですが、ここから怒涛のように奇跡が続いたのです。
まずは事情を話して習い事を辞める旨を先生に伝えた際、
「あれ?その街なら自分の知り合いが近所に住んでるから紹介してあげるよ!誰も知らない土地で一人は寂しいでしょ?」
と言われ、とある男性を紹介されました。

そして暫く連絡を取ったり会ったりしている内に、その人が大の犬好きだという事が判明したので、早速プシュケに会わせてみたのですが、一目会った瞬間から彼とプシュケはイチャつき始めたんです(笑)

ジンクスとは正反対の結果に

赤い糸

そしてまもなく誠実で犬好きなその彼と恋人になり、2人と1匹で着々と愛を育んでいき、一年後に結婚する事になったのです。

よく『独身の女がペットを飼うと結婚が遠ざかる』と言われますが、私の場合は『そのペットのおかげで結婚に恵まれた』珍しいパターンになりました!

赤い糸を咥えて持って来てくれた愛犬

現在の愛犬

それから結婚して5年を過ぎた現在も、相変わらず旦那様となった彼はプシュケに深い(時として重い?)愛情を注いでくれ、またプシュケも帰宅してきた旦那様にダッシュで駆け寄ってブンブン尻尾を振りまくり、また彼がカメラを構えるとご覧のようにキラキラした瞳の乙女顔となります(笑)

そんな2人の姿を見ていると私は、“プシュケが私とこの人を出会わせる為に赤い糸を咥えてきてくれたに違いない”と思ってしまうんです♪

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