ペットシッターの資格取得に向けて勉強中です。
大好きな事は、仕事にしないという主義でいましたので、大好きなワンコに関わる仕事は絶対にしないと決めていた私でしたが、現状と将来のワンコ達を取り巻く環境について勉強するうちに考えがかわりました。
ボランティアで十分と考えていた
「NO DOG NO LIFE」が座右の銘と言えるほど、犬との生活が人生の一部になってしまった私です。
「普段は、何をされていますか?」という質問には、「老人ホームや幼稚園を犬と訪問するセラピー活動で働いています」と、答えています。
訪問時の移動費は、もちろん、自腹で訪問活動もボランティアですので報酬は頂きません。
ですから、経済至上主義の現代では、これは仕事とは呼ばれないでしょう。
けれども、「働くの意味は、側を楽にする」と考え、「好きな事を仕事にしない=収入源にしない」というポリシーを持っていたので、それでもいいと思っていました。
そんな、私が、ドッグシッターの資格を取得し、開業しようとおもいたったのには、理由があるのです。
ボランティアの訪問活動は、無料なので、その辺の家庭犬が気軽に参加していると思われがちですが、現実は、違います。
公共の施設にお邪魔するわけですから、犬の衛生面、訓練だけではなく、飼い主=ハンドラーの継続的な勉強が必要となります。
学生時代は、大嫌いで逃げまわっていた勉強を自ら率先してするようになるのです。
ペットを取り巻く高齢化社会
そして学んでいるうちに、派生して、現在と将来、ペットをとりまく環境が抱える問題も知る事となります。
わたしが一番危惧している問題は、今まで以上に高齢社会が進んだ時のペット達について、です。
例えば、現在訪問しているデイサービスでは、犬好きな高齢者さんとお話します。
みなさん、犬が好きな方ばかりですから、以前は犬を飼っていたという話題で盛り上がります。
でも、「もう年だから、世話ができないし飼えない」と仰るのです。
また、高齢の飼い主が保健所に直接、ペットを持ち込むケース。これも、高齢者飼い主が入院することになったり、施設に入居する事が理由になっているのです。
私がペットシッターになろうと思った理由
はじめて、この問題に気付いた時、では、そのような高齢者が出来ない毎日の犬の散歩などを、ボランティアでお手伝いしたらどうかな、と考えました。
でも、自分の祖父母の事や、高齢者と暮らす家族の方のお話を聞くにつれても、トラブルが発生した時、善意のボランティアでは、抱えきれないケースがある事に気付きました。
例えば、私の祖母も、夫の祖母も、認知症ではありませんでした。
でも、「嫁が、⚪︎⚪︎を盗んだ」とか「ヘルパーさんが帰った後、物がなくなった」とか言っていました。(もちろん、被害妄想です)
このような現実問題を思うと、解決策としては、プロとして開業し、損害保険にも加入出来る状態にした方が良いという結論になったのです。
そんなわけで、ただいま、ペットシッター養成講座にて勉強をしているわけです。