犬の飼育を放棄する飼い主が多すぎる現状
皆さんは、保健所や愛護センターに持ち込む飼い主の信じられない理由をご存じでしょうか?「引っ越しする」「飽きたから」「老犬になって面倒を見きれない」など、なんとも身勝手な理由で手放そうとする飼い主が多くありません。
現在、日本では2500万頭程の犬猫がペットとして飼われていいます。しかし、その裏では年間をとおして約32万頭もの犬猫が、保健所・動物愛護センターなどで引き取られ、1年間で28万頭を超える殺処分が行われています。1日換算で800の命が奪われているのです。
犬の飼育を放棄する理由が人間の身勝手なものばかり・・・捨てられてしまったわんちゃんたちのことを全く考えていないのでしょうか?同じ人間が犬の飼育放棄をしていると思うととても悲しくなりますね・・・。
そんな動物たちを保護するレスキュー団体「Hope For Paws」
Hope For Pawsとは「動物たちに希望を」という意味。彼らはロサンゼルスを拠点とし、犬やその他の動物の保護活動をしている非営利団体です。そして、保護した犬たちのその後の生活もサポートしているようです。
Hope For Pawsの創立者、エルダド・ハガルさん(左)は、路上犬がいる連絡を受けると現場に駆け付け、救助活動を開始します。
唸ったり、吠えたり、震えたり・・・犬が人間を怖がる姿に胸が痛くなりますが、そんな犬たちの心にゆっくりと、そして優しく近づいていくエルダドさん。犬たちは徐々に彼を信頼し始め、心を開いていくのです。その姿に思わず涙が出てきます。
まるでボロ雑巾のような、人間を恐れるホームレス犬の救助
モップ、あるいはボロ雑巾のような姿のホームレス犬。まるで別の生き物のような彼は、数年前に飼い主に捨てられてしまった犬なのです。人間に対しての恐怖心が拭えず、恐れて逃げ惑ってしまいます。やっとの思いで捕まえると鳴きながら激しく抵抗・・・。しかししばらくすると、エルダドさんの優しい温もりに落ち着いたのか、彼は心を開くのです。その後、元気な姿でうれしそうに走り回る姿に感動します。
人間を恐れ小さく震えるワンコの保護
小刻みに震えながら人を敵視し、怖がっている一匹の犬。痩せてしまった小さい体が震えている姿に胸が痛くなります。保護しようとしますが唸り吠えながら抵抗を続け、噛みつこうとまでします。しかししばらくすると狂気も覚め、愛情を感じてくれたのか、落ち着きを取り戻します。保護された後は人間への恐怖感が綺麗に拭われ、どことなく楽しげな表情を見せています。
人を異常に警戒しているゴールデンレトリバーの救助
救助を依頼され発見したゴールデンレトリバーの保護を試みます。しかし、人間に相当な恐怖感を抱いているのか、近づこうとはせず、とても狭い隙間に隠れてしまっています。危険なものが転がっている場所でのたうち回る彼に、救助隊は優しく声をかけるのです。「大丈夫」「君を助けに来た」。その想いが通じたのか、レトリバーはようやく心を開いてくれました。
おかあさん犬が必死に守っていたものとは
路上での草木に囲まれた場所に佇んでいるわんこ。餌を与えつつ警戒心を解いていきます。草木を取り、外へと連れ出し保護完了、と思いきや!まだ赤ん坊の仔犬を数匹発見します。このホームレス犬は、この仔犬を必死に危険から遠ざけようとしていたのかもしれませんね。
保護した犬の幸せそうな表情が素晴らしい
Hope For Pawsによって助けられた犬たちはみんな嬉しそうに走り回り、人間への恐怖感を抱くことなくとび跳ねます。今までの生活が嘘のように、とても活発な生活が送れているようです。
路上で長く生活している犬たちは、正直どんな病気を持っているかわかりません。噛まれる危険性だって十分にあります。しかし、救助隊は犬の幸せを最優先に考え、ホームレス犬の体を積極的に撫で、人の温もりや愛情を与え・・・そうやって信頼を得ているのです。その愛情深さに思わず感動しました。
ここで紹介したものは彼らの活動のほんの一部!Hope For PawsのYouTubeチャンネルにはたくさんの保護活動を残した動画があります。動物への愛情がより一層増す素晴らしい内容ですので、ぜひチェックしてください!↓
■youtubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCdu8QrpJd6rdHU9fHl8J01A
■fecebookページ:https://www.facebook.com/hopeforpawscalifornia
▼Hope For Pawsへの募金方法はコチラのページで紹介されています!
ユーザーのコメント
30代 女性 匿名
ともあれ、この団体はすごい。私には到底出来ない活動の数々に感動です。ありがとう。
40代 女性 momo
色々な保護活動を知っていく中で日本は本当に遅れていると痛感します。
ペットショップでの生体販売禁止、ブリーダーの認可制、犬税‥殺処分0にする為に出来る事は直ぐに実行して欲しい。
罪のないワンコ達に可哀想な思いをさせない国に1日でも早くなって欲しいです。
飼えなくなったと安易に捨てる人間にはワンコが一生困らなくてすむ額を罰金にしたらいいと思う。
保護団体のみなさま、私も出来る事はしていくので頑張ってください!
女性 匿名
50代以上 女性 悦子
だって絶対助けてくれるってわかっているから。
連絡が入ると飛んで行って助け、保護された後、幸せそうなワンコたちを見ているだけで、こちらも幸せな気分になるんです。
助けを必要としているワンコがが何故いるのか、それは捨てる人がいるから。利益だけが目的の悪質なペットショップやブリーダーがいるからっていうことに多くの人に理解していただきたい。命をモノ扱いすることは絶対に許してはいけない。そこに気づいてほしい。
これからもHope For Pawsを応援します。
女性 Loulou Moumou
30代 女性 (。•ㅅ•。)RR
その度に胸が締め付けられ助けてもらえた子を見ると嬉しい反面辛かっただろうと考えると涙が出て止まらないです。
何も行動できない私はこういった行動力のある素晴らしい人たちを応援することしかできないけど心から応援してます。
支援などで手助けできればいいなと考えてます。いつもありがとう。動物たちの代わりにありがとうを伝えたい。全ての動物が感謝してると思います。
40代 女性 ベル
しかし、Hope For Pawsの様な保護活動を知れば知るほど、最近は、私も避けていてはいけない、という思いが強くなってきました。私の様に、かわいそうで見られないからと、現実から逃げていては何も解決しませんよね・・。活動されている方々の勇気と優しさに心から感謝しています。そして、支援など、微力ですが何かできることがあれば、お手伝いさせていただきたいと思いました。
少しでも多くの子が救われますように。
30代 女性 うめめ
40代 女性 グーグルぽち
これを見たたくさんの飼い主さんが人間の身勝手さを憎んだことと思います。
また少しでも多くの人の心が動き、犬を飼うことに対する意識を再度考えてくれたことを願います。
しかしいまだに放棄する飼い主さんが多いのも現状です。日本は動物に優しくないといわれています。ドイツやイギリスなどの先進国では既にペットショップの生体販売が禁止されているなか、どうして日本では販売し続けているのでしょうか。ペット産業団体が強すぎて誰も取り締まれないなどと聞いたこともありますが実際はどうなのでしょう。中途半端な動物愛護法はいりません。
一度捨てられた、虐待にあった犬たちが人を見たとき、どう思うのでしょうか。
きっと、怖いのと人間のことなんて信じられないでしょう。このような子たちは最初食べることも拒否するそうです。
わたしは愛犬の毎日の散歩で、保護犬に会わない日はありません。
今日も前の飼い主にひどく虐待されたブルテリアのパピー5ヶ月の子に会いました。今の飼い主さんのお話によると、人間は嫌いだけど犬は大好きなのということです。性格は他の子と同様に遊び盛りの子犬そのものです。私の愛犬と思いっきり遊んでくれました。人間の勝手な行動により犬を悲しませることは無くなって欲しいと切実に思います。
10代 女性 はにぃ。.:*:・'°☆
これからもHope for paws の方々を見習いながら応援していきたいですね♪
50代以上 女性 匿名
保護してくれるだけでもありがたい事ですが、無理やり引っ張ってでも連れて行く。。。
アジアはやっぱりアメリカよりも10年遅れてるって言われる分けだわ!
せかせかしているのが日本人だもんね〜!
女性 aoi
以前こんな話を聞いたことがあります。引っ越しをする家族が愛犬も一緒に車に乗せ、引っ越し先へ高速道路を走っていました。愛犬は散歩なのかと思いとても嬉しかったに違いないと思います。ですが、その家族は途中のドッグランがあるサービスエリアに愛犬とお散歩バッグを置いていきました。いつもと違う場所に嬉しそうに走り回る犬を見ていた人は、家族が離れていくのを「あれ?」と思っていたそうです。まさか置いていくとは思わなかったでしょう。
その後、夜遅くなり、寂しそうにしている愛犬をサービスエリアの職員さんが保護しました。お散歩バッグには「心臓病があるのでこの薬を与えてください」と薬とメモが入っていたそうです。そこまでしているのに置いていく飼い主の態度にとても憤りを感じました。
その犬は最初のうちは家に帰りたいのか鳴いていたそうです。ですが、段々ともう家族はこないだと理解し元気もなくなっていきました。
職員さんが愛犬家だったので、このままでは保健所に連れて行くことになってしまうかもしれないと思い、色んなツテでこの子の情報を流したところとある家族が引き取りたいと願い出てくれました。病気のことももちろんよく理解しているご家族でした。
この犬は無事に新しい家族の元に引き取られましたが、初めのうちはまた置いて行かれるのではないかと思い、車に乗ることを怖がっていたそうです。
それでも時間をかけて新しい信頼関係を築き、最後は安らかに旅立つことが出来たそうです。
これも一人の行動力のおかげです。
日本もこういった行動力のある方が増えたら保護犬も処分される犬も減るのに、と思いました。捨てられた犬の心の傷がまだ浅いうちに新しい家族を探してあげたいですよね。最後は幸せな記憶をあげたいです。
30代 女性 ひまわり
法律の改正など、動物愛護の動きが高まっているので、Hope For Pawsのような団体が日本でも立ちあがったら是非応援したいと思います。
20代 男性 S.T
しかし実際は日本の殺処分数はアメリカの約10分の1。つまりアメリカは日本の約10倍殺している。
これは人口比を考慮しても大量な数だ。
日本の殺処分数がここまで抑えられているのは、そうなるように努力している人たちがいるからだ。
そのことに思い至らず、安易に外国を理想化し日本を卑下するのは思慮が浅すぎる。
Hope For Pawsが素晴らしい活動をしている事には異論はない。
女性 コロ
扱う頭数の違う国と小さい日本を比べるのはどうかと思いますが、重要なのは数じゃないと思います。海外と比べて日本は犬に関する環境が遅れているのは事実です。言葉だけではなく小さいことでも実行することが大事だと思います。
犬も恐怖を感じるし痛みも感じます。心もあるので感情もたくさんあります。たくさんの犬が幸せになれる活動を応援したいですね。
女性 たこ
40代 女性 サンダル
30代 女性 匿名
↓のホームページからできます。
http://www.hopeforpaws.org/
(右側の「PLEASE DONATE TODAY」というオレンジのボタンからクレジット支払いが出来ます)
一回5ドル程度でいいので、もし自分もなにかしたいという気持ちがある方は協力してみてはいかがでしょう。
30代 女性 匿名
私はこの団体ではなく、インドで活動している「Animal Aid Unlimited」という団体に毎月定額寄付しています。
こちらに寄付しているのは、インドの方が環境が悪く悲惨な状態で見つかる犬や猫が多いからです。
(Animal Aid Unlimitedでも動画がアップされてますが、目を覆いたくなるような酷い状態の野良犬がレスキューされる様子が撮影されています)
とはいえ、インドだろうがアメリカだろうが野良犬や野良猫が悲惨で理不尽な目に遭うのは同じです。
出来る事なら両方の団体に(もっと他の団体にも)同額寄付したいのですが、恥ずかしながら私の収入ではそれが叶いません。
もしこの記事を見て団体の活動に感銘を受けた方が居たら、一回5ドルだけでいいので協力していただけないでしょうか。
もちろん他の団体でも良いです。私達に出来ることがただ見てるだけではない事を知ってほしいです。
50代以上 女性 匿名
30代 男性 すまいる
その子は、飼い主と思われる方からはぐれ?捨てられ。さまよっていた所を、保護され。
保護先でかえない。との一筆を残し……。置いていかれました。
お姉ちゃんワンコとの相性も見て。
今ではまるで昔っから一緒にいたような姉妹関係です。これまで色んな大変なことはありましたが、最期までうちの子として。穏やかに過ごして貰えれば( ?∀?)