この命を、なぜ、捨てた!
発見・救出
遺棄されたドーベルマンが迷い込んできたと農家から連絡を受け、ギリシャ・クレタ島の保護団体Takis Shelter が現場に行くと、そこには骨と皮にやせ衰え、皮膚病におかされてボロボロのドーベルマンが、なすすべもなく地面に丸くなっていました。
脂肪も筋肉も落ち切った体で、12月の寒風に吹かれていたのです。首にはゆるくなった太い首輪がはまっています。
なんとか自力で、よろよろと立ち上がった犬。歩く後ろ姿は本当に、骨と皮。よくぞ、まだ生きていました。あと1日、2日遅かったら、手遅れだったのではないでしょうか。
保護
シェルターに保護。柔らかくしたフードを与え、点滴もします。
犬は疲れ切って眠っているようです。少なくともここは暖かい。
小型犬が寄り添ってくれました。
表情も悲し気です。とにかく、力が出ないのでしょう。皮膚病その他の治療と、体力回復に努めました。
回復
元気になってゆく「ディアズ」。仲間の犬と楽しそうにじゃれ合います。
肉付きが格段に良くなりました。回復する力が残っていてよかった。皮膚の状態はどうでしょう?
あ、とてもいいですね。まだ少し、斑点のようにはげているところがあるようですが、おおむねきれいです。
その後
すっかり回復して見違えたディアズが、仲間たちと仲良く遊び、ドーベルマンらしい黒光りする姿ですっきりと立つ姿は、ほれぼれするほど格好良い!
何よりも、瞳に生命力がみなぎっています。これだけ回復する力があったものを、弱らせて捨てた人がいるとは…。
動画を見ることは保護支援にもつながります!
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Takis Shelter