彼らの訪問を待ちわびていた
世話
黒白の「エリー」と白の「ジジ」です。
2頭の姉妹は、小さな金網の囲いの中で、汚物にまみれて生きていました。
動物愛護団体PETAが何度も訪れて、飼い主に世話することや、果ては犬の所有権の放棄まで説得しましたが、受け入れられずにいました。
PETAのスタッフは、食べ物と清潔な水を持参、訪問するたびに囲いの中の清掃もしていました。
時々訪れるスタッフたちを姉妹の犬は心待ちにし、心無い所有者は、手間が省けたと思っていたのかも。
扉はいつ開くの
姉妹は、どんなにここから出たかったでしょう!
ついにPETAは動物虐待で所有者を警察に通報しました。所有者は有罪となり、今後一切、動物の飼育禁止となりました。グッジョブ!
でも、2頭の所有権の移動にはまだ時間がかかりました。
そして、聞きたくない結末が、訪れてしまいます。ジジが、死んだのです。
囲いの中でエリーは、ジジのなきがらに寄り添っていました。
そうしてやっと、許可が下りました。PETAがエリーの保護権を勝ち取ったのです。
ついに扉は開きました、ただそれは、ジジにとって遅すぎたのです。
PETAは、2頭が監禁されていた囲いを引き倒しました。
そしてエリーは、協力関係にある保護団体の施設で暮らし、医療と愛情を十分に受け取った後、素敵な里親さんに巡り合いました。
里親さん宅には先住犬もいて、エリーは仲良く遊びます。
最後に
エリー、本当によかったね。ジジの分も、思い切り幸せに!
ごめんねジジ、間に合わなかった。会ったこともないジジ、いってしまったジジ、でも忘れたくない。あなたと、あなたのような犬たちを。
ありがとうPETAの皆さん。これからも、よろしくお願いします。応援しています。
↓↓
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:PETA (People for the Ethical Treatment of Animals)