鶏肉のうまみたっぷり卵寒天
季節の変わり目ですね。体調を崩しやすいこの時期は、毎日の食事から身体をケアしたいもの。美味しく食べて免疫力を高める「鶏肉とブロッコリー入り卵寒天」の作り方をご紹介致します。
それでは、作ってみましょう
材料
(作りやすい分量)
- 鶏挽き肉…100g
- 寒天…2g
- 水…250CC
- 削り節…小さじ1
- 椎茸…1枚
- ブロッコリー…80g
- 卵…1個
食べさせる量は、年齢、その日の運動量、食事内容、お腹の調子に合わせて加減してください。アレルギーのある食材を与えないよう、ご注意ください。
作り方
1、鍋に寒天と水を入れ、よく混ぜながら2分ほど沸騰させる。
2、「1」の鍋に、鶏挽き肉、削り節、みじん切りにした椎茸とブロッコリーを入れ、混ぜながら加熱する。最後に溶いた卵を流し入れる。
3、ラップを敷いた容器に、寒天液を流し入れ、粗熱をとる。寒天が固まれば出来上がり。
このレシピのポイント
鶏肉と椎茸のうまみたっぷりの卵寒天です。できたての香りはお出汁のきいた茶碗蒸しみたいで、食欲をそそります。鶏挽き肉と卵でボリュームもまんてん!つるりと食べやすく、寒天の食物繊維でお腹の健康を整えます。
寒天は常温で固まるので、冷えたものを摂らせたくないわんちゃんにも食べさせやすいと思います。ピクニックやお弁当にもおすすめ。ひとつの鍋で簡単に作れるのもポイントです。
わんちゃんにおすすめの食材
わんちゃんの身体に良い、おすすめの食材をご紹介致します。
ブロッコリー
βカロテン、ビタミンCやEが豊富に含まれます。ブロッコリーに含まれるスルフォラファンには腫瘍抑制効果、解毒作用、抗酸化作用も。免疫力を高め、身体のスムーズな動きを助ける働きもあります。
椎茸
βグルカンを豊富に含み、抗ウイルス作用や免疫力を高める効果が期待できます。また、胃腸の働きを高める作用も。椎茸を日にあてることで、ビタミンD2が増え、小腸でのカルシウム吸収率を約20倍にも高めることができます。椎茸を粉末状にした椎茸パウダーは、わんちゃんごはんにおすすめです。
寒天
水溶性の食物繊維を豊富に含みます。水溶性食物繊維は腸の善玉菌のえさになり、お腹の健康に役立ちます。腸は免疫の要。普段からお腹の状態を健やかに保つことで、免疫力を高め強い身体をつくります。
監修食育指導士による補足
寒天は、煮溶かすときに必ず沸騰させましょう。沸騰させないときちんと寒天が溶けず固まりません。沸騰後2分以上弱火で加熱すると上手に固まります。代わりにゼラチンを使用する場合は、沸騰させると固まりにくくなるので沸騰させないように注意しましょう。
ちょっとアレンジ
卵寒天に入れる野菜はお好みで。写真は、かぼちゃを入れて作ったものです。かぼちゃや人参、小松菜やチンゲン菜などの緑黄色野菜も、免疫力を高めるのにおすすめです。
監修食育指導士による補足
老犬は、寒天の代わりにのどごしよく仕上がるゼラチンでの代用も可能。飲み込む力が弱くなってくると柔らかくのどごしの良い食感のほうが食べやすくなります。ゼラチンは寒天に比べ、つるりとした食感で体温で溶けるためのどに詰まる可能性が低くなります。寒天2gのレシピをゼラチンで代用する場合5g程度が適当です。
ダイエット中、便秘ぎみの子、牛や豚、鶏にアレルギーのある子ならば食物繊維豊富な寒天がおすすめ。愛犬の状態、好み、飼い主さんの気分や与える状況によって寒天とゼラチンを使い分けるといいでしょう。
まとめ ~美味しく食べて、強い身体をつくろう!~
ご紹介致しました『鶏肉とブロッコリー入り卵寒天』いかがでしたでしょうか。毎日の食事が、強い身体作りに繋がっています。美味しく楽しく食べて、負けない身体を目指しましょう!