流行りのカットを施し、とても自宅では真似できない美しい毛並みに仕上げてくれるトリマーさん。
そして中にはじっとしていられない子やシャンプーが嫌いで逃げ出そうとする子もいるはずなのに微塵も大変さを感じさせずに手早くトリミングをする姿は毎回感心させられます。
そしてサロンへ行く度に我が家の愛犬を別人ならぬ別犬にしてくれるので、実は愛犬をサロンに連れて行くのは私の楽しみの1つでもあるんですよ♪
ここでふと疑問に思ったのが、“トリマーになる為には人の美容師さんのように国家資格が必要なのか?”でした。
実は意外な事に、トリマーになる為に必要な資格は民間資格のみなんです。
カットやシャンプーの他に、爪切りや肛門絞り等と人の美容師さんよりも医療行為に近い事をするので獣医師さんや看護師さんのように国家試験が必要なのかと思ってました。
なので、具体的な資格を持っていなくても技術力が伴えばトリマーとして働く事も可能なんですが、ほとんどのペットサロンで求人を出す際の条件に“要トリマー資格”と書いてあるので、やはり資格は持っていた方が良いと思います。
ではトリマーの資格にはどんな種類の物があるでしょうか?
トリマー資格の種類
最も有名なのはジャパンケネルクラブ(JKC)の公認のトリマー資格です。この資格を持っていれば大手のペットサロンへの就職にも有利と言えます。
JKCは技術と経験のレベルによって、「C級」「B級」「A級」「教士」「師範」という5種類の公認トリマー資格を発行していて、受験資格は18歳以上で更にJKC公認のトリマー養成学校へ入学して養成機関会員になり、課程を修了した後、卒業試験に合格した時点でC級資格を取得することができます。
ここで更に上のランクを取りたかったら、引き続き1年~在学するという仕組みになってます。
もちろん独学でもなれますが、JKCの養成機関会員になって2年以上経つ等の細かい条件があるので、学校へ行く事をお勧めします。
また、「資格に興味はあるけど、本格的に学校に行く程では…」という方の為には通信教育での資格習得方もあります。
「日本ケンネルカレッジ」の通信講座では、カリキュラムを終了して在宅試験に合格するとJCSA認定「ドッグトリマー」という資格が貰えます。
これなら仕事をしながらでも大丈夫ですね!
まとめ
もちろんトリマーになるのに資格は大事ですが、一番必要なのは、あらゆるワンコに対処できる忍耐力と体力そして何よりワンコが好きで、綺麗にしてあげて喜ばせてあげたいという気持ちですよね。
もしトリマーという職業に興味を持った方は、この条件を満たされているか改めて考えてみてはいかがでしょうか?