犬を捨ててしまう人が考える3つのこと
世話ができない
最も多いと思われる理由が、飼い主さんの老化や病気、環境の変化によって世話ができなくなって捨てるというものです。捨てる前にどこかに譲渡できないか行動を起こしても見つからず、犬が行ったことない場所に捨てるという行動に出てしまうこともあります。
なかには直接保健所へ連れて行き、殺処分をお願いする飼い主さんもいます。自分たちが世話できるかどうか、もしも自分たちが世話できなくなった場合にはどうするかを考えてから犬を飼うようにしましょう。また、予想外のことが起こったときには周りに相談しながら解決できるように努めてください。
親切な人に拾われてほしい
どこかの親切な人に拾われてほしいと思い、殺処分ではなく捨てるという行動に出る方もいます。殺処分は避けたい、でも飼えない、という結果捨てるという考えになるようです。
捨てられた犬は衛生状態も悪く、警戒心も強くなっているので、たとえ親切な人が保護しようとしてもできないことが多く、事故や病気で亡くなってしまったり、保健所へ連れて行かれたりして、殺処分になってしまうことも少なくはないと聞きます。犬のためと思って捨てたのかもしれませんが、結局は犬のためにはならないのです。
最期を看取りたくない
犬は人間よりも早く歳を取ります。そして人間同様に体が弱り、認知症などになることもあります。そういった姿を見るのが辛い、最期まで看取りたくないという飼い主さんも少数ですがいるようです。
捨てられた老犬は、保健所や保護施設などに保護されてももらい手が見つかりにくいのが現状です。
犬を飼うならいつか最期を看取ることになるのは決まっています。犬も最期に飼い主さんや、自分を大切にしてくれる人と一緒にいたいと思っているのではないでしょうか。
捨て犬はどうなるの?
捨てられた犬はどうなるか知っていますか?おそらく、捨てた方々の多くは犬のその後を想像もしていないと思います。捨てられた後の犬の扱いは、大まかに分けて3種類あります。
- いろんな場所をさまよって病気や怪我、事故などで亡くなる
- 親切な人に保護されそのまま新しい家族のもとで暮らす
- 保健所や動物愛護センターに連れて行かれ新しい家族が決まる、または殺処分
1は亡くなった後は見つけた人が自治体などに連絡し、回収してもらい自治体から民間のペット葬儀会社や寺院等へ火葬や埋葬の依頼をする、もしくは普通の燃えるゴミとして焼却処分されます。
2は稀な例ですが、さまよっている犬を保護してそのまま家族にしたり、保護施設や団体などに里親を探したりしてもらい、新しい家族のもとで暮らせるようにする、というものです。
最後の3は保健所や動物愛護センターといった施設に保護され、里親が決まればそこへ、収容期限が過ぎてしまったら殺処分されるということです。
捨てる方の多くは、最初に捨てるという選択肢を選んでしまうようです。捨てる前に譲渡先を探したり、保護施設に相談したりしてほしいと思います。
まとめ
犬を飼うなら最期を看取ることや、病気になったときの世話なども飼う前に考えておかなければなりません。もし予想外のことがあったとしても、周りに相談し協力して可能な限り解決してほしいと思います。
犬は飼い主さんのことを大切な家族だと思っています。できる限り一緒にいて、遊んだり撫でてもらったり、コミュニケーションを取りたいと思っているでしょう。そんな家族に裏切られてしまうのは心の傷になります。
たとえ里親が決まって新しい家族ができても、心の傷はすぐに癒えるものではありません。犬を飼っている方は捨てるようなことがないように、これから飼う方はしっかりと考えて飼うようにしてほしいと思います。
ユーザーのコメント
20代 男性 匿名
50代以上 女性 りかぴょん
いつかはいなくなってしまう(死んでしまう)なんて考えられない、考えたくない思いです。
そんな家族同然の子たちをどうして手放してしまえるのかわかりません。
今一度、手放そうとする前に愛犬との楽しかった思い出を思い出してほしい。
どうしても飼えない理由があるのなら
その子がこれからも幸せでいられる場所を精一杯考えてあげてほしいです。
私は自分の愛犬が元気な時も病気の時も亡くなる時もずっとそばにいたいと思っています。