愛犬との別れから起こる「ペットロス」は病気?
答えは NO です。
ペットロスとは、大切な愛犬や愛猫等のペットを、死亡や行方不明等により失った事による心理的ショックが起因して起こる、飼い主の心と体の状態を広く指した言葉です。
それに伴う体調不良、食欲減退、意欲喪失等、人によりその程度や症状は様々で、ペットを失った人なら誰でもペットロスの状態を経験する可能性があります。
最もペットロスの状態をこじらせる可能性の高い人は、ペットが生活の全てだった人です。
一頭だけ飼っていて、片時も離れず可愛がっていた場合や、多頭飼いでも、愛着のあるペットを失った場合にペットロスになってしまうと言われています。
愛犬との別れからおこるペットロス 克服方法
まずは、ご自分がペットロスの状態である事を認識しましょう。
愛するペットを失ってしまったら、誰でも、落ち込んだり食欲が出なかったりするものですが、大抵の人は、時間の経過とともに少しずつ元の状態に戻ることが出来ます。それは、日常のペースを取り戻すことが、生活して行く上で、どうしても必要になってくるからです。
ですが、ペットを失ったことが理由で、ずっと食べられない、外に出たくない、学校や仕事も休んでしまう。。。等の状態が続いているようであれば、ペットロスの状態または、ペットロスをこじらせてしまっている状態だと言えるでしょう。
大切なペットとの思い出を誰かに聞いてもらいましょう。
あなたの身近な人、家族や友人、会社の同僚など、あなたに、より理解のある人にペットとの思い出を聞いて貰って下さい。
始めは、ペットを失って「寂しい」「悲しい」という今の気持ちだけでも十分です。涙が出たって、言葉に詰まったって構いません!
身近にペットの話に理解を示してくれる人が思いつかなければ、ペットの事やあなたの思いを綴ったブログ等を始めてみるのも良いかもしれません。例えコメントを寄せてくれる人がいなくても、誰かは必ず読んでくれています。一方的であっても、『思いを吐き出す』という作業は出来るので、ご自分の気持ちを整理することにも繋がるでしょう。
ペットとの幸せな思い出をたどってみましょう。
現在ペットロスをこじらせている方の多くは、未だにお別れした前後の事ばかりが、気持ちの多くを占めてしまっているのではないでしょうか?
ですが、思い出してみて下さい。そこに至るまでには、あなたとペットのキラキラした時間も必ずあったはずです。どんな生き物も、最後を迎える日が必ず訪れますが、あなたがペットと出会った理由は、ペットを見送ったあなたが落ち込むためではなかったはずです。先に逝ってしまったペットは、あなたを悲しませるためにあなたの元へやって来た訳ではなく、只々、あなたを慕い、あなたと幸せな時間を共有し、あなたに幸せな思い出を残すために、あなたと出会ってくれたのです。「私と出会ってくれて、幸せな時間をくれて、ありがとう!」と、感謝の気持ちを持って、振り返ってみて下さい。
例えば、想像してみて下さい。
あなたがどんな風に最愛のペットとの別れを経験されたのか。。。きっと、とても辛いご経験をなさった事でしょう。そして、最後に見たペットの姿が、目に焼き付いてしまっている事と思います。私自身もそうでしたから。
ですが、どうでしょう?
あなたの愛したペットは、”あの時”よりも幸せな場所に居て、何時でも何処でも、あなたの事を見ていてくれて、今も、あなたとの幸せな記憶を共有していてくれるとしたら…。
愛犬との別れを経験された方へのアドバイス
ペットとの死別を経験なさった方へ
想像してみて下さい。あなたの愛したペットは今、辛い肉体を捨てて、若々しく一番愛らしかった頃の姿に戻っている事でしょう。そして、沢山の仲間達に囲まれて、自由に楽しく走り回っています。あなたに会いたい時は、こっそりあなたの元へやって来て、大好きなあなたの笑顔を眺めているに違いありません。
そうして、あなたの心の中で幸せな想像を膨らませて、あなたの記憶の中のペットを、もう一度輝かせてあげて下さい。
ペットとの生き別れを経験なさった方へ
想像してみて下さい。あなたの大事なペットは今、とびきり優しく裕福な新しい飼い主さんに恵まれて、皆が羨むような優雅な暮らしを手に入れている事でしょう。大きな窓辺でお昼寝をしながら、あなたと楽しく過ごした頃の夢を見ているかもしれません。
どうか、あなたの心の中で、最愛のペットの未来を輝かせてあげて下さい。
あなたがペットの喜ぶ姿が好きだったように、ペットもまた、あなたの優しい笑顔が大好きだったはずです。一日も早くあなたに笑顔が戻る事を、”あの子”も望んでいるに違いありません。幸せなペットの様子を想像するだけで、ほんの少し、気持ちが楽になりませんか?
最後に
最愛のペットとの別れは、心を裂かれるほど辛いものですね。
ですが、辛い気持ちを一人で抱え込んだり、無理やり封印してしまわないで下さい。
世の中には、あなたと同じ様にペットロスに苦しんでいる人もいれば、様々な方法でペットロスを克服した人も沢山います。
あなたの気持ちを理解してくれる人は必ずいます。
そして、最愛のペットは、あなたに幸せな思い出を残すために、あなたの元へやって来てくれたことを、どうか思い出してください。
一日も早くあなたに笑顔が戻りますよう、この記事が何かのきっかけになれば幸いです。
ユーザーのコメント
40代 女性 こみゃこ
20代 女性 小夏
私は犬ありきの生活なので、愛犬のために動物看護師にもなりましたから…きっと自分が思っている以上に落ち込むんだろうな…とおもっています。
忘れてしまいたいほどの辛い別れがあろうとも、愛犬との思い出は忘れずにずっと大事にしていきたいです。別れは辛いけれど、きっと思い出は別れの辛さに勝るほどの素敵な物ばかりです!
ゆっくりでいいから飼い主さん自身も自分の生活にもどしていけるといいですね!
50代以上 女性 ろちゃん
おっしゃるように、あの子の最後の苦しんでいるときの事だけをいつも考え続けていました。
クリスチャンである私の相方は、今は神様のもとにいて幸せにしているんだと言ってくれましたが、それすら素直に信じられずにいました。
同じ意味のことをこの記事で読ませてもらって、はじめてそう思うことができました。
まだ若かったのに、突然逝ってしまったあの子と出逢えたこと、楽しい思い出を作れたこと、今は辛いけれど、きっと何か大切な意味があるはずです。
残されたもう一人の愛犬や、飼っているほかの動物たちのために、これからも意味のあるときを刻んでいかなければ…。
感謝の気持ちでいっぱいです。
同じ状態にあるみなさんも、一緒に少しずつ前へ歩いていきましょうね。
女性 てるてるぼうず
でも2011年9月に13歳で亡くなりました。
ペットはよく亡くなる直前ありがとうって語りかけてくるといいますが、私は亡くなる3日前にもうぐったりしていた愛犬を看病していてふと「ありがとうね」というサインを感じました。
元気になってほしいという思いとは裏腹に容態は酷くなるばかり。
最後はけいれんを起こし呼吸もままならず何もできない自分が情けなくこの子を助けてあげれないのか、変わってあげれないのかと思い涙が止まりませんでした。
動かなくなった瞬間奈落の底に突き落とされた気分になり、今まで感じた悲しみとは異次元の悲しみでした。
どれだけ泣いても名前を呼んでも愛犬はもう帰ってこない。涙は止まることなかったです。
夜になくなったので明日の朝火葬しに行くことになりました。
お花を添えて夜は一緒に寝ました。
明日起きたら何事もなく家を歩いてるかもしれない。淡い希望でした。
朝を迎え、火葬場に持って行ってしまえば2度と会えない、名前を呼んでも帰ってこない、頭も撫でることもできない、私は愛犬をずっと触っていました。
辛かったね、なにもしてやれなくてごめんね、私が辛い時いつも助けてくれてありがとうね。
挙げればきりがないです。
そして別れの時が来ました。それまで我慢していた涙がとめどなく溢れました。
もう5年も経ちますがペットは本当に家族を失うのと同じだと気付かされました。
女性 チーちゃん
30代 女性 匿名
それが愛犬の死から3か月が経過した夜、愛犬が元気な姿で夢にでてきて。歩けなくなって最後はご飯もほとんど食べられなかったはずなのに、嬉しそうに自分にところへ走ってきてくれました。夢の中でではあるけれど、久しぶりにごはんをあげて…よくわからないけど良かった!本当に良かった!と感激していたところで、目が覚めました。
私の勝手な解釈ではありますが、落ち込んでいる自分を励ましに来たんだと思いました。姿は見えなくても犬たちはいつも近くで飼い主を見守ってくれている…そう信じたいですね。
女性 aoi
救われているのは、いつも2頭飼っていることですね。愛犬が虹の橋へ渡った時、悲しむ時間も必要だけど、今いるもう1頭の世話もしなくてはならないことで救われていました。
それでもしばらくの間は、テレビのペット特集を見ては泣き、旅立った愛犬の祭壇の前に座れば泣き、愛犬の誕生日になればケーキを買って、もう1頭と半分こにして祭壇に置いたり、毎日のように愛犬の写真や動画を見て泣いていました。とにかく泣き疲れないと眠れなかったのです。あの時もっと早く病院を変えていれば、こうしてあげていたら、次から次へと後悔が押し寄せてきて潰れてしまいそうでした。
そうして長い期間過ごしているうちに、ふと思ったんです。愛犬の最後はとても理想的でした。家族全員と長く一緒に過ごした弟分の愛犬に看取られ、苦しまず眠るように旅立ちました。いい旅立ち方ができたのは、ちゃんと世話ができていたからではないかと思えるようになったら、ほっと安心して心が軽くなりました。
それでも寂しさは消えることがなかったので、カプセルに愛犬の被毛を少し入れてお守りとして持ち歩いています。いつでも一緒にいる気がしてとても落ち着きます。
ペットロスの克服は人それぞれにかかる時間が違います。ゆっくりどれだけ時間をかけてもいいから愛犬のことを受け入れ、自分を責めないことがとても大事です。
女性 お浜
40代 女性 匿名
女性 ピスタチオ
女性 じょじょ
きちんと看取ってあげられたし、穏やかな最期でしたが、それでも喪失感に襲われる日々が続きました。
悲しみというのは癒えません。悲しみを抱いたまま生活をしていけばいいんだな、と思ったらなんとなく動けるようになりました。3年してまた犬を迎えましたが、それでも亡くなった犬を思うと寂しくなりますし、悲しみはあります。悲しみは何かで穴埋めできるものではないんですね、うまく付き合っていくしかないんだと思います。
もしペットロスで辛い最中の方がいらっしゃったら。最近読んだ本に、悲しみという感情はある一定期間で軽減されるというデータがあるそうです。研究されているそうです。今が一番辛いときで、時間がある程度のことを解決してくれるかもしれないと思うと、ちょっと楽になるのではないでしょうか。
50代以上 女性 匿名
もう一匹も私以上に悲しいはずです。どこからこんなに涙がでるんだろうと思います。泣くと愛犬が悲しむってわかるけど時間がかかりますね。
40代 女性 匿名
毎晩一緒に寝、たくさんお話し、いっぱいがんばったからもうがんばらなくていいんだよとも話ました。
最期は穏やかで、これで苦しみから解放されたんだと思うとよかったんだと思えもしました。まっすぐ天国に行くんだよとも思ったし…
でもいざ火葬が終わり姿かたちがなくなると何とも言えない喪失感に襲われ
昼間は仕事に出かけているので何とか乗り切れるのですが、帰宅後は悲しくて悲しくて仕方ありません。当たり前なのですが、気配さえ感じないことにも悲しくてお別れってこういうことなんだと今更ながら思い知らされてます
天国についたよ★もう痛くないよ★大丈夫だよ★位知らせてくれてもいいのに…などばかみたいですが、思ってます
悲しみが癒える時がくるのか全然わかりません
20代 女性 匿名
田舎なので昼間は外で放し飼いに
ですが、身体が弱かったチロ。
兄弟猫達は外へ出てもチロは家で寝ているような子。
身体が弱かったから一番手はかかる、
けど、一番可愛い可愛い猫でした。
身体が弱かったチロも元気な時は時々外へ行くようになりました。
外へ遊びに行くのが普通になってきた最近。。
藪の中に入っていったっと聞かされ
家族みんなで捜索。
しかし、夜になり、捜索を諦め
翌日再び捜索。
しかし、見つからず。。。
お昼になり父が再び捜索したら
河原でタヌキに襲われて亡くなっていました。
亡骸は固くなっていて
フワフワだった身体が、、、
ほんとに辛い。
沢山のペットロスの記事を見たけど
今は乗り越えれる自信がありません。
チロに会いたい思いでいっぱいです。
40代 女性 匿名
40代 女性 匿名
どんなことにも立ち向かえていた私でしたが、私も一緒に虹の橋を渡りたい。今、横で冷たいけど最後に一緒に寝ています。
私は息をするのも辛くて、どうしていいか分かりません。
50代以上 女性 匿名
50代以上 女性 匿名
50代以上 男性 ピース君
最後の飼い犬(私が老齢なので)だと思っているので、とても辛いです
日々めげない様に、生活してますが、時々思い出すので、自分を元気付けようと、このコー
ナーを覗いて、アドバイスになる話を探していたら、「死んだ愛犬があの世で楽しく暮らし
時々、飼い主のそばに、会いに……」って言う話に、涙があふれ出しました
今も思い出すたび、涙が出ますが、普段は気張っている自分が、このコーナーのお話で急に
涙が止まらなくなり、日常は悲しみをすごく我慢してる自分に、気づきました
ペットロスの症状までは、いきませんが、最後の最愛の犬の死は、想像以上の悲しみです
愛犬に、笑われない様に、頑張って笑顔を取り戻すつもりです ^0^