愛犬を手放すとどうなる?犬に起こる2つの悲劇

愛犬を手放すとどうなる?犬に起こる2つの悲劇

さまざまな理由から飼い主に手放された犬たちがいます。そんな犬たちにどのような悲劇が待っているかご存じでしょうか?

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新しい飼い主を信用できない、心を開けない

悲しげにこちらを見つめるラブラドール

飼い主によって手放された犬の中には、新たな飼い主に引き取られて別の家庭で暮らしていくことができる犬もいます。愛情にあふれた新しい飼い主=里親のもとに行くことができれば、幸せになれると思われがちですが、必ずしもそうではないのです。

子犬の頃から育ててもらい、長い時間を共に過ごしてきた飼い主から“捨てられた”という経験をした犬は、里親に引き取られても心を開くことができない場合があります。里親がとてもいい人で愛情豊かな人であっても、「また捨てられるのでは?」「この人ともまた離れることになるかもしれない」という不安や不信感から、全面的に信用することができなくなってしまうのです。

心から安らぐことができず「また一人になるかも」というなる不安感を抱えながら生きていくことは決して幸せとは言えないでしょう。飼い主に捨てられるということは、犬の心に消えない傷をつくってしまうのです。

里親が見つからず殺処分される

金網越しにこちらを見つめる犬

飼い主の都合で飼育が困難になった場合、自ら里親を探す人もいると思いますが見つけることができずに保健所や動物愛護センターなどに引き取りを求めるケースは少なくありません。行政の施設では、よほどの理由がない限り引取り拒否ができないため、飼い主からの引取り要請にも応じることになりますが、一定期間保護した後は殺処分を行います。

引き取ったすべての犬を無期限で飼育することは難しく、短ければ数日~1週間で殺処分の対象になってしまうのです。それらの施設でも里親を探すための譲渡会を行ったり殺処分数を減らしたりするための取り組みを行っていますが、簡単に里親が見つかる犬ばかりではなく、すべての犬を救うことはできていないのが実情です。

また、民間やNPO法人が運営する動物保護団体などでも犬を引き取ってもらうことができますが、スタッフ数やスペースの問題などによって団体側でも受け入れることができる数を制限していることがあります。無理な飼育・保護を避けるため、ボランティア団体や動物保護団体では受入れを拒否することもあることを覚えておきましょう。

愛犬を手放す人は意外にも多い

去っていく車を座って見つめる犬の後ろ姿

今大切な愛犬と幸せな生活をしている人は「手放すなんて考えられない!」という思いを抱いていることでしょう。しかし、この日本では飼い主による飼育放棄もめずらしいことではないのが実情です。

環境省の平成30年度の統計資料によると、保健所などで引き取られた犬のうち約10%にあたる3,726頭が飼い主による持込みとのこと。所有者不明で保護された犬の中にも、飼いきれなくなった飼い主が故意に放棄したと見られるケースも少なくないと言われています。

  • 飼い主が病気で入院又は高齢になり施設に入所
  • 経済的理由で飼育できない
  • 引っ越し
  • 家族の身体的トラブル(犬アレルギーなど)
  • 犬の問題行動
  • 犬の介護や看病ができない
  • 思っていたより大きくなりすぎた

これらは飼い主による飼育放棄の理由として多く見られるもの。飼い主にとっては重大な問題かもしれませんが、大切な愛犬を捨てる=処分する理由になることなのでしょうか。多くは犬の飼育前に検討しておけば捨てる=処分する以外の方法で対応できることばかりですので、やはり飼い主による飼育放棄の多くは人間の身勝手が原因と言えるでしょう。

まとめ

重ねられた犬と人の手

筆者の愛犬は成犬になってから捨てられてしまった保護犬です。里親である私は元の飼い主のことを知りません。愛犬がその飼い主とどのような生活をしていたのかも知りません。

一緒に暮らし始めてすでに10年を超えましたが、今でも「この子は本当に幸せだろうか?」と考えることがあります。今はとても穏やかに暮らしている愛犬ですが、その胸中には人間に対する不信感などがあるのかもしれないとも思うときもあります。

飼い主のよる飼育放棄の中には本当にやむを得ない事情で泣く泣く手放すことになってしまったケースもあるでしょうし、その傷を抱え続けている元飼い主もいることでしょう。しかし、多くのケースは人間の都合や身勝手で犬の生活や命が振り回されているのです。飼い主に捨てられた犬たちには深い絶望や人間への不信感が残る場合が多く、その命さえ奪われてしまうこともあるということを決して忘れないようにしましょう。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    20代 男性 匿名

    「自分の愛犬は幸せなのだろうか?」これはペットショップで買った俺も同様に思い続けてます。もう12年になりますがこの12年どうなのか知りたいです。
    本題に入りますが捨てられた犬は心なんか開きません。当たり前です。犬も心のある生命体。捨てられた犬は一生癒えない心の傷を残します。新しい飼い主なんてどんな奴か知りません。捨てられた犬は今後一生癒えない心の傷を背負ったまま生きていくのです。そんなの生きてても死んでるのと変わりません。そして自分の都合で捨てすぎです。犬は生命体、命です。命を捨ててるもんです。やむ得ない事情でも許せないが自分の都合で捨てるのはガチでキレます。命を軽く見すぎです。捨てられた犬の見になって考えろよ。解るだろ。せっかく家族になったのにまた一人、苦しいすぎる。俺はどんなにワガママでも理想とかけ離れても捨てない、俺自信で躾直す。俺はどんなにワガママでかけ離れた理想像でも捨てずに直す、飼ったからには命を預かる責任がある、躾次第で理想像に出来る。
    何があっても捨ててはならない。今後の犬の一生を駄目にする。飼えば命を預かる責任が必ずくる。買うのは簡単でも飼うのは難しい。何度も言うが俺は普通は絶対に捨てない。犬は俺の、人間の最高のバディだから!
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