犬を飼っていると健康的になる理由
近年、犬を飼っていると健康的になると言われることが増えてきました。たしかに、犬を飼っている人は、高齢者であっても活き活きと健康的な人が多いようにも感じます。では、なぜ犬を飼っていると健康的になると言われているのでしょうか。
1.毎日散歩に出歩くから
まず犬を飼っていると健康的になる最も大きな理由は、毎日散歩に連れて行く必要があるからでしょう。何かきっかけがないと外に出歩かなくなってしまった人であっても、犬を飼うことで毎日外に出歩くようになります。
また、1人で歩くよりも犬と一緒にペースを合わせて歩くため、普通にゆっくり歩くより消費カロリーが高くなることもあると言われます。
小型犬であっても1日15~30分、中型犬であれば1回30~1時間、大型犬であれば1時間以上を1日2回行かなければいけないため、良い運動となるのです。
2.お世話が大変な分、やりがいを感じられるから
犬は猫や他のペットに比べてお世話する時間が長いことでも知られています。トイレやごはん、散歩、しつけ…挙げれば切りがなく、まるで育児をしているかのようと比喩されることもあるほどです。
そのため、家の中にいるだけでも、犬を飼っていない人に比べると動き回っているため、1日の歩数が多くなります。運動量を考えると、お世話だけでも犬を飼っていない人より動くのは明白です。
さらに、犬のお世話をすることでやりがいを感じ、それによって心の健康が促進されていることも多いです。病は気からということわざがあるように、心の健康が体の健康にも繋がってきます。
3.犬との触れ合いで幸せホルモンが分泌されるから
『心の健康』というワードが挙がりました。ある研究によって、人間は犬と触れ合うことで幸せホルモンが分泌され、その結果、うつ病をはじめとした精神病を予防することができると発表されています。
このように犬と触れ合うことで、心が元気になり、それによって積極的にも繋がります。積極性が出ることで外に出るようになったり、他の人と関わりを持とうとする意欲も出てくるため、結果的に体の健康面にも良い影響が現れるのです。
4.犬の世話をすることで脳の活性にも効果的
先ほど話にも出てきたとおり、犬のお世話は他のペットのお世話に比べて量が多いと言われています。お世話の中にはしつけも含まれるため、必然的に脳を使うことになります。
「このしつけをするには、どのような行えば効果的か」「このお世話が終わったから、次はあれをしよう」というように、自ら考えることで脳の活性化にも効果があります。
脳を活性化させることで、近年問題視されている認知症などにも効果が期待できます。あるデータによると、犬を飼うことで高齢者の認知症発症率が低下するという発表もあるほどです。
5.散歩中の人との関わりで積極性が育まれるから
毎日の散歩の中で、近所の人と会ったり、中には初めて会う犬連れの方とお話ししたりと、多くの人と関わる機会があります。人との関わりが多くなればなるほど、積極性が育まれます。
積極性が育まれることで、新しいお誘いごとができたり、犬に関する情報をもらい、「じゃあ今度そこのドッグランに連れて行ってみようかな」と新たな行動へ繋がるきっかけが生まれることも。
このように人との関わりによって健康への道筋が作られることもあるため、犬を飼うことでさまざまな方面から健康へのアプローチが期待できると言われているのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。もちろん、これは積極的に愛犬とのコミュニケーションを楽しんでいる飼い主さんに言えることです。愛犬との生活を積極的に楽しむことで、心身共に健康促進が期待できるので、ぜひ皆さんも意識的に愛犬と行動してみてくださいね!