自宅の庭で遊ばせていたら、いつのまにか妊娠…子犬はなんと11匹!

自宅の庭で遊ばせていたら、いつのまにか妊娠…子犬はなんと11匹!

普段は室内で過ごしている愛犬を、塀で囲まれた自宅の裏庭に出していたら、いつの間にか妊娠!何と11匹も出産してしまいました...

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知らないうちに妊娠してしまった愛犬

相談

センターに相談したら、こちらを紹介されたと電話がかかってきました。

「実家で飼っている犬が、子犬を生んでしまって、里親探しをお手伝いしていただけないだろうかと思いまして。」

「何匹ですか?」

「それが11匹なんです!」

雑種、中型犬、11匹出産。

一瞬、腰が砕けそうになりました。

約束

愛犬(猫)が出産して助けを求められた場合、必ずお約束していただくことがあります。

「子育てが終わったら、母犬(猫)を必ず避妊していただけますか?」

断ってくる方も時々いらっしゃいますが、その場合は、協力をお断りしています。

どうかすると1年に二度三度と産むのに、避妊されなければ里親探しを繰り返さなければなりません。

そんな自覚のない飼い主さんには協力できないからです。

今回の相談者は、「もちろんです!また産まれたら大変ですから!」と、母犬の避妊を最初からするつもりでいらしたので、一緒に里親探しをすることになりました。

自宅裏庭

どうして妊娠してしまったのかを訊いてみました。

「普段は室内で一緒に暮らしている犬なんです。でも、昼間、裏庭に気分転換で出しています。その時によその犬が入ってきて交配したみたいなんです。お腹が大きくなって初めてそれがわかりました。」

塀で囲まれた裏庭です。だから、大丈夫だろうと油断していたそうです。

発情

発情したオス犬は、避妊していないメス犬のにおいに引き寄せられます。そしてなんとしてもその犬の傍に行こうと必死になります。

塀で囲まれていたとしても、隙間はたくさんあります。必死になったオス犬にとってはそれは障がい物にはなりません。

そしてメス犬の元に辿り着いたら、交配は一瞬で行われますし、交配すればほぼ妊娠します。

避妊

実は、飼い主さんは3年前に避妊手術を受けさせようと動物病院に連れて行ったそうです。

でも獣医師から「もう7歳、高齢で手術すると体に負担がかかるので、しなくても大丈夫ですよ」と言われたそうです。

室内飼いだからそうおっしゃったのかもしれませんが、室内飼いでも交配する可能性はいくらでもあります。

獣医師さんは専門家。避妊していなければ、高齢になればなるほど生殖器系の疾患リスクが出てくることだってご存知のはずです。

それなのになぜ避妊手術をしようとした飼い主さんの申し出を断られたのか…。しかもまだ7歳は十分手術に耐えられる年齢です。

飼い主さんは、獣医師さんからしなくていいと言われればそれを信じてしまいます。実際、この飼い主さんは、この犬はもう妊娠しないのだろうと思っていたそうです。

結局3年後、11歳での妊娠です。11匹も出産しました。その方がよほど体に負担がかかるのではないでしょうか?

次回からは、別の場所に住んでいる娘さんに別の動物病院に連れて行ってもらえることになりました。

今回の里親探しも、その娘さんからの依頼でした。

自分でも努力

娘さんは、自分でチラシを作り、スーパーなどに貼って自分でも里親探しを頑張っていらっしゃいました。友人知人、いろいろ聞いてみたそうです。

それで4匹、里親希望者を見つけていらっしゃいました。残りの7匹の里親探しを、私も一緒にすることになりました。

里親募集

子犬はとてもかわいいです。でも、アっという間に大きくなります。

今回の場合、お母さん犬が体重20㎏もある中型犬です。同じくらいに成長すると最初から理解していらっしゃる人でないと、こんなはずではなかったとなりかねないです。

成長後のサイズを十分に理解していただき、次に子犬たちの避妊・去勢を適齢になったら必ずしていただく約束を取り交わします。

今回のお母さん犬も保護犬だったそうです。可哀そうな命をこれ以上増やさないことが大切です。

また、ボランティアの立場から言わせていただけば、今回のように複数の子犬の里親探しが突然入ると、成犬や高齢の保護犬たちの里親探しがとても困難になってしまいます。センター収容の期限の迫った犬たちの里親希望者も奪いかねません。

すべての保護犬たちに対して、命に関わる影響を与えてしまいます。その仔犬たちだけの問題ではなくなるのが、現実なのです。

最後に

生後半年で避妊・去勢をすることが大切になります。これ以上可哀そうな命を増やすことなく、今助けを必要としている命の妨げにならないように、避妊・去勢は必ずしましょう。

避妊・去勢をすることで将来の悪性腫瘍(乳がんや睾丸腫瘍など)のリスクを減少させることもできます。

もしも今回のケースように避妊を断られた場合は、別の動物病院でセカンドオピニオンを求めてください。

※本記事に掲載している写真や動画は、全てライター自身の制作物です。

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